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新型コロナウイルスの脅威とベーシックインカムの可能性

はじめに
新型コロナウイルス が世界的に広がっている。新型コロナウイルスによる死者は米国では1日に2千人に達している。4月15日午前7時現在で197万人と200万人に迫る勢いだ。世界の人口を70億人として、約0.02%の人に感染していることになる。さらにこれが広がる可能性があるので、極めて重大な脅威であることは間違いない。
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 出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58064580V10C20A4000000/

日本でも爆博的な感染が広がる
先々週ぐらいからテレワークを始めている。朝晩のテレビではコメンテーターが盛んにコロナウイルス の危険から避けるために自宅で待機しましょうと呼びかける。国民として、都民としてそれは協力する。厚労省の数字をトレースするが、日々の数字はどうもぶらつく。累計数の方が傾向を掴みやすい。3月15日から4月14日の1ヶ月の推移を下にします。4月14日時点では、約9万人を検査をして、7,645人が陽性、6,683人が入院、重篤が152人、死亡者が109人だ。一方、853人が退院している。つまり、この数字が正しければ、検査して陽性になるのが8.5%、陽性になった人が重篤化したり死亡するのが約3.4%だ。メディアでは感染者数が盛んに報道されるが、隠れ感染者もいるので、検査数を増やせば感染者が顕在化する。でも、重篤数や死亡数は事実だ。死亡数は残念ながら4月13日で100名を超えたが、ここを抑え込んでいる日本の医療体制はもっと評価されるべきだろうと思う。
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出典:厚労省

厚生労働省のホームページ
厚労省のHPをアクセスすると、日々状況がアップデートされている。下の表に示すように、4月9日では64,387人にPCR検査をした結果、新たに511人の陽性者が確認され、累計4,768人に達したということだ。4月9日23時時点では5448人となった。感染者が増大する要因が感染者の比率が増加しているのか、それともPCR検査をするから感染者が顕在化しているのか。どちらなのだろう。
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 出典:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年4月9日版)

風俗から性風俗の悪循環
政府や都知事が注意喚起するように、日本でもコロナ感染が爆発的に増加するかどうかの瀬戸際にあることは間違いない。ここでオーバーシュートをいかに抑え込めるかどうかがポイントだ。ただ、その感染源の情報がないが、報道を聞く限り、夜の街がコロナの暗礁になっていないだろうか。様々な理由から風俗で働くシングルマザーなどの女性やその周りの男性たちは職を失っても保障されることなく、さらに性風俗に回っていくのが現実としたらこれは悲しい悪循環だ。風俗関係者は厚労省に休業補償の対象とするように要請している。
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 出典:キャンペーン · 安倍総理:新型コロナウィルスによる保護者助成制度の対象に風俗関係者を加えてください · Change.org

スペインでベーシックインカムの宣言
スペインでは13万人が感染し、死者は1万2,600人を超えている。ロックダウンの開始により、3週間で90万人が失業した。この緊急事態に対応するため、スペインの経済大臣はベーシックインカムの導入に取り組んでいることを宣言した。コロナによる感染者では米国が世界でトップとなっている。トランプ大統領が米国でのベーシックインカムの導入を宣言するとしたら、これは世界の大きな潮流になるかもしれない。しかし、そうならない可能性が現時点では残念ながら高い。
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 出典:https://forbesjapan.com/articles/detail/33596/1/1/1?s=ns

まとめ
コロナウイルス への対応は急務だ。これにはなんの異論もない。経済的な世界的な損失も甚大である。日本もロックダウンには踏み切っていないが、緊急事態宣言が発令され、経済への影響は甚大である。このような事態に、本当に困っている人を救済するには、その人を探して救済することは非常に困難である。そうではなく、全員に一定の給付をすることを宣言することで、本当に困っている人も結果的に救われる。子供食堂の運営者が同じことを言っていたことを思い出す。ベーシックインカムが見直される契機になるかどうかも気になるが、それよりも本当に困っている人を切り捨てることなく救済の手が差し伸ばされる優しい社会であって欲しいと思う。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。