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ビジネスリーダ育成ゼミナール#3は森辺講師

はじめに
米倉先生の講座を楽しみにしていたが、今回の授業は「海外進出とオープンチャネルイノベーションの実践」と題して、まさにチャネルイノベーションを実践しているスパイダーイニシアチブの創業者でこの分野の第一人者である森辺一樹さんだった。
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 出典:森辺一樹 プロフィール|講演会・セミナーの講師紹介なら講演依頼.com

今回のテーマ3つ
授業では、簡単な自己紹介の後、今日の授業で学ぶ3つのテーマが示された。最初に全貌を示してもらえると、生徒は理解しやすいので大変助かる。その3つとは、次のテーマだ。
 テーマ1:アジア進出の経営戦略とリーダシップ
 テーマ2:先進グローバル企業から学ぶ3つのKSF
 テーマ3:これからの日本企業の新グローバル戦略

テーマ1:アジア進出の経営戦略とリーダシップ
結論としては、早く挑戦して、小さな失敗を数多くして、そこから教訓を学び、他者に先んじることだ。同じようなことを佐藤智恵さんは「世界のエリートの失敗力」という著書で主張している。つまり、一流のグローバル企業は、数多くの手痛い失敗を経験している人を望んでいる。世界は完璧な人ではなく、転んでもなお立ち上がる人、七転び八起きの精神が大事だということか。
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テーマ2:先進グローバル企業から学ぶ3つのKSF
森辺さんの嘆きは、主になぜ日本企業が輝きを失ったのか。なぜ中韓企業に抜かれたのか。欧米企業から引き離されたのか。これには色々な理由があるが、個人的にはやはり日本企業へのロイヤルティの消失ではないかと思う。どちらが原因でどちらが結果かは不明だが、日本の技術者が海外で高給をもらって、海外企業に自らのノウハウを提供する。日本のため、自社のために働く価値観が崩壊し、自分のために、自分の家族のために働いて何が悪いという価値観になった。その結果、特に大きな罪悪感もなく、重要なノウハウを提供してしまう。もしくは、世の中のためになるならと貴重なノウハウの共有を図る。これが戦略的になされているのなら良いけど、中韓米の強かな戦略の掌のもとで、使われているだけなら悲劇だし、その結果として国力の低下や日本企業の低下が促進されているとしたら悲しいことだ。しかし、悲しんでいるだけでは解決しない。日本と日本企業はその先を目指して頑張るべきだろう。森辺講師からは、3つのKSFは次の点だと説明してもらった。

 KSF1:先駆者メリットを最大化するための早期進出と長期的視点
 KSF2:市場規模を最大化するための明確なターゲティング
 KSF3:パフォーマンスを最大化するチャネル戦略

テーマ3:これからの日本企業の新グローバル戦略
結論としては、マーケティングを重視するには、外部のマーケティング調査会社を活用すべきというものだ。確かに、戦略を立案する時に、自社内だけで閉じていては、なかなか良いものはできない。そして、そのような要請に応えることで日本のマーケティング会社も今後立ち上がっていけるかもしれない。

まとめ
5月18日にクレディセゾンの林野会長にプレゼンをする。その選抜予選が5月11日にある。これの準備のためのグループワークが必要だが、授業の後半の時間をこれに割り当てていただけたのは大変助かる。メンバー5名でそれぞれ意見を出し合い、なんとなく方向性は見えてきた。次回は5月4日に集まり、それぞれが考える「次の一手」とその理由なり根拠を出し合う予定だ。プレゼン時間は15分ほどだ。結論を示して、その理由を示して、具体策を示して、結論を示すというPREP法が良いかもしれない。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。