LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

心理問題

辻秀一先生のパフォーマンスマネジメントの講演を聞いて

はじめに スポーツトレーナーの辻秀一先生の話を聞く機会があった。辻先生の結論は、第一の脳(頭)だけを酷使するのではなく、第二の脳(心)を穏やかにして良く生きろということだったと思う。第二の脳 辻秀一先生の代表作(デビュー作)は「スラムダンク勝利…

相関関係と因果関係

はじめに 昨日は台風が接近するなか、久しぶりに会社のゴルフコンペに参加した。アスリート向けのタフなゴルフ場だったが、打ちっ放しがないので、受付ギリギリまで近くのゴルフ練習場で練習していた(笑)。お陰で前半のドライバーはほぼ矯正できて44。後半…

5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人

はじめに 会社にライブラリーがあり、その愛用者だ。月に一度ほどライブラリーの利用状況のレポートが配布されるが、その時の読書感想を求められた。どうしようかと思ったが、まあお世話になっているので表記の新書について書こうと思った。でも、表紙を見た…

腹落ちとマインドフルネス

腹落ち かつての上司から「お前はまだ腹落ちしていないなあ」と言われたことがある。自分の性癖として納得したかどうかが表情にすぐに出ると指摘されたこともある。その時には、腹落ちの意味が分からず、「中落ち」なら好きだけど、腹落ちってなんだろうとさ…

三幕構成をご存知ですか?

セキュリティの調べ物をしていたら、なぜか三幕構成という単語が気になり、調べると、映画の脚本とかを作るときの基本的な構成だという。セキュリティと全然関係ないけど、面白そうだと感じた。小学生4年生の時に、文化祭で催しをすることになり、担任の先…

ヘッブの法則からAIソフトと人間の役割分担まで

ヘッブの理論 脳細胞の動きについての法則だ。ヘブ則ともいう。脳のシナプスの可塑性についての法則だと言われても何のことだかわからない。ヘッブの理論の提唱者 このヘッブの理論を提唱するのは、カナダの心理学者であるドナルドヘッブ(1904年7月22日〜198…

社会問題と子供のいじめ問題

セクハラ対パワハラ 最近は、ゴシップネタともいうべき低レベルな問題が新聞、雑誌、テレビで糾弾されることが多い。官僚のトップである事務次官が女性記者に不適切な発言をして、セクハラをしたという。これが本当なら弁解の余地のない問題だろう。しかし、…

いじめ問題を子供達はどう考えるのだろう?

はじめに いじめ問題については、これまでも色々と感じることを書いてきた。特に、印象に残っているのはやはり、脳科学者の中野信子さんの指摘だ。この定義が正しいかどうかは別にして、この定義に沿って、子供達に考えてもらう機会があったと仮定して思うと…

サイバー攻撃の現状と課題(その2)

前回は、高度化・増大するサイバー攻撃の現状についてレビューしてみた。でも、このような攻撃に対してどのように防御すれば良いのか。どのような対策が有効かつ必要なのか。そんなことを考えてみたい。3. 対策手法 3.1 個人レベルの対応 一般の利用者が使う…

サイバー攻撃の現状と課題(その1)

はじめに 580億円相当の仮想通貨のNEMが盗まれたということが契機となって、金融庁が仮想通貨交換業者7社に対しての行政処分を発表するなど話題になっている。本来なら盗んだ人間が加害者のはずなのに、新聞報道では盗まれたではなく、流出したと仮想通貨交…

裁量労働制を考える

はじめに 最近、裁量労働制の是非が国会でも議論され、今回の国会での審議を諦め、裁量労働制の対象拡大を含む労働基準法改正案に関しては、厚生労働省の労働政策審議会でも再度議論するような報道があった。そんな話題の裁量労働制関連を少し調べてみた。労…

安心安全:いじめ問題について考える

はじめに 現在は、年間200講座ペースで全国の学校等を行脚してお話をしている。技術士の仲間からは、どんだけ稼いでいるのかと言われることがある。講座一回の収入が20万円だとしたら、4000万円の収入のはずだ。しかし、自分はサラリーマンなので、そんな収…

SNSの3つの課題と対策案

先のブログではSNSを振り返ってみた。今回は、SNSの3つの課題とこれへの対応について記述したい。SNSの課題 課題1) SNS依存への対応 課題:深刻化するネット依存 今や2歳児の半分がスマートデバイスを使う時代だ。小学生1年生に入学する頃にはスマホ歴3年-…

SNSのトラブルと4コマ漫画

子供達が直面するSNSのトラブル子供達に対するスマホ利用の波は2つあるという。一つは低年齢化の波であり、もう一つはスマホネイティブの波だ。そして、子供達は2つの波に翻弄されながらも必死でスマホを使いこなしている。 低年齢化の波これは分かりやす…

いじめと相撲と北朝鮮:司令塔は誰だろう。

いじめと相撲と北朝鮮 なんだか意味不明なタイトルで恐縮だ。いじめは子供の世界のトラブル。相撲は今騒ぎになっている事件。そして北朝鮮は盛んに周辺国を挑発する行為を続けている。これらの3つに何の関係があるのだろう。ミルグラムの実験でその原因を理…

技術士試験:口頭試験へのチャレンジ

SukiYaki塾の手羽先の会技術士の試験にチャレンジする人を応援する会がSukiYaki塾だ(参考1)。これは主宰者である鳥居先生が始めた活動で、世話好き(Suki)、世話焼き(Yaki)が語源だ。すき焼きが好きな会ではなかった。また、名古屋にもそのローカル組織があり…

いじめ問題:いじめの構図と解決策に向けて

いじめの構図いじめとは何なのだろう。大人の世界でも、パワハラとかセクハラとか、xxハラスメントが問題になることが多い。全国の学校を訪問して、生徒さんたちにいろんなお話をすると、その反応から、この学校は大丈夫だと感じることがある。逆に、ネット…

心理問題:記憶のメカニズム

心の三要素意識したり、記憶したり、想像するのは頭脳の働きだ。では、心はどこにあるのだろう。下の図によると心には、求める心(欲求)と、感じる心(感情)と、考え話す心(言語)がある。つまり、欲求、感情、言葉が心の三要素という。心の構造を知ることは自…

心理問題:ジョハリの窓

ジョハリの窓(Johari Window)自分が認知する自分と他人が認知する自分にはギャップがある。サンフランシスコ州立大学の心理学者ジェセフ・ルフトとハリ・インガムが1955年に「グループ成長の為のラバラトリートレーニング」で対人関係における気づきのモデル…

心理問題:腸内細菌と気持ち

やる気がみなぎっている時もあれば、無気力で何もやる気がしない時がある。物理的な自分は同じなのに気持ちは変化する。気持ちを決めるのは何だろう。そんなことを生物学的知見を交えて考えてみたい。 1. 寄生生物の巧みな生存戦略2. トキソプラズマの生態系…

睡眠の科学:良い睡眠のための10のヒント

睡眠不足と寝過ぎ睡眠時間は短くてもダメだし、長くてもダメだ。睡眠不足の人は、週末にはもう思いっきり寝たい!と思うものだ。でも、寝すぎると、頭が痛くなることがある。これには、2つの原因がある(参考1)。一つは偏頭痛で脳の血管が弛緩して拡張するた…

エストニアでの7人の笑顔の子供たち

今日もエストニアを旅行していたら、子供の笑顔に癒されました。写真に撮っていいですかとお母さんに聞くと大抵喜んでという感じで応じてくれる。でも、若い女性には拒否される(涙)ので、あまりないです。 1. 買い物かごに乗せてもらって、こちらを興味あ…

先入観や思い込みは誰にでもあるもの。

先入観とか思い込みをバイアスと言う。今日はそのバイアスについて少し考えてみる。社会心理学的に研究が進んでいて、たくさんあるが、まずは9つのバイアスを簡単に説明する。 1) 楽観バイアス計画を容易に達成可能と考えてしまう。自分は事故に合わないと考…

子供の安全から自殺の増加とその要因と対策まで

子供の安全 今日は、子供の安全について少し考えてみたいと思います。消費者庁の資料を見ていると、次のように不慮の事故が子供死因の上位に上がっています。 出典:http://www.caa.go.jp/kodomo/project/pdf/130509_project.pdf 長期的な傾向 1950年から201…

目的志向型と問題回避型

モティベーション 人が行動を起こす場合に何が動機になっているのでしょうか?その動機には2つのタイプがあると言う(LABプロファイル)。一つはこういう風になりたという目的を達成するために行動するタイプであり、他方は直面する問題を解決するために行…

ハーマンモデルを学ぶ

ハーマンモデル あなたは、ハーマンモデルをご存知でしょうか?例えば、ある交差点で交通事故が起きました。以下はその事故を目撃した4人の証言です。 ① 「泣き叫ぶ母親は立ちすくむ容疑者に食ってかかる。警官はいらだち ながら大衆を抑えようとする、その…

鬼十則と裏十則

電通の鬼十則は有名だ。是非論はあるが、日本の高度成長期にはどの会社もこのような気合と根性で頑張った時期があったのではないかと思う。 これに対して、次のような裏十則と言うのがあるようだ(出典:nozomu.net - 吉田望事務所) 1)仕事は自ら創るな。…

バツイチは理想の人生を謳歌するのだろうか。

母親から聞いた話。 父曰く、最も幸せな男性とは若い時には年上の女性と結婚し、中年になったら若い女性と再婚することだという。 そんな話を妻に言う父も、そんな話を息子に伝える母もちょっとおかしいと息子である自分は思った。 おかしいという意味では、…

変性意識(トランス状態)への誘導

生徒に対してお話しをしていると、生徒の視線を感じることがある。 感じるだけでなく、こちらから視線とパワーを生徒に対して放出すると、だんだん生徒の視線のパワーもアップしてくる。 乗ってくると、生徒の視線を常に感じて、自分が移動すると移動した方…

スコトーマに気づかない怖さ

Kindle Unlimitedで「苫米地英人」の著書を拾い読みしてみたら、知らなかったことが一杯書かれていた。確かに日本人の99%は知らないというか、知らされていないのではないだろうか。 国連憲章や敵国条項、シャウブ勧告、BIS、ガリオア・エロア資金など、…