LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

Disruptとは新秩序を構築することであるべき

既存秩序の崩壊
インターネットの普及により、既存の社会システムや事業モデルが崩壊することを象徴する言葉が「ディスラプト」だ。KDDIの新社長に就任予定の高橋副社長が記者からのインタビューで用いていたので気になって少し調べてみた。

18世紀の第一次産業革命
蒸気機関の発明により、それまで人力で運航していた船舶が蒸気機関駆動となり、その航路の活動範囲が飛躍的に増大した。蒸気機関車が開発されて、陸上での移動範囲が格段に格段し、物流網が整備された。

19世紀後半の第二次産業革命
欧米諸国で始まった工業化により鉄鋼、電気、化学、石油の開発が進んだ。これにより米国では本格的なモータリゼーションの幕が開いた。印刷機の開発が進んだのもこのころだ。フレデリックテイラーによる工場の科学的管理技術の研究が一気に進み、ベルトコンベヤーによる自動車の製造ラインの効率化が図られた。

20世紀後半の第三次産業革命=情報革命
未来学者のアルビントフラーは、情報革命を第三の波と説いた。米国の最大通信会社だったAT&Tの分割案を政府が断行する10年以上前に提言していたという。コンピュータや情報通信が指数関数的に発展することを示したムーアの法則は有名だ。集積回路上のトランジスタ数は「18か月(=1.5年)ごとに倍になる」というものが有名だが、Wikiの英語版を見ると、ムーアの発言はほぼ2年で複雑性が倍増すると言っている。
The complexity for minimum component costs has increased at a rate of roughly a factor of two per year.

第4次産業革命
欧米ではインダストリー4.0という用語を使っている。そして、特徴的な技術をサイバーフィジカルシステム(CPS)と呼ぶ。これは、サイバー=ネットと、フィジカル=既存のハードを連携するものだ。日本語のWikiだと、IoTやAIを用いる製造業の革新と説明されているが、英語版のWikiだと先述のCPSの活用がインダストリー4.0と定義付けている。下の図は、その解説図だ。
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(出典:Wiki、参考1)

これから崩壊されると想定される既存秩序とそれをどのように新秩序として再構築すべきかを事例を交えて考えてみたい。

1) 金融
中央銀行が紙幣を発行し、市中銀行を通じて世の中に紙幣流通を図る。中央銀行相互の決済をするための国際決済銀行(BIS)が仮想通貨の技術を活用することを検討しているのは、別のブログで述べた。すでに電子マネーが市民権を得ている世の中だが、今後大きく変貌するだろう。

2) 教育
すでにネットで単位の取れる高校は始まっている。しかし、義務教育の小学校や中学校の改革はどのように進むのだろう。大学入試方法の改善が予定されているが、AI時代に対応した教育システムへの変革は今後待った無しになるだろう。

3) 製造業
製造業の自動化はどこまで進むのだろう。ロボットを製造するロボットも実現するのだろう。調べてみると、ケンブリッジ大学チューリッヒ工科大学が共同でそのような研究を進めている。つまり、母となるロボットは最初に10体の自走ロボットを製造し、最も優秀なものを残す。次に、それをベースに改善を加えて新たな10体を製造し、また最も優秀なものを残す。これを何度か繰り返すと、非常に優秀な自走ロボットが完成するというものだ。すごい!
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(出典:PLOS、参考2)

4) サービス業
典型例はコンビニやスーパーでのレジの合理化だろう。Amazon社は、2018年1月22日にAmazon GOの1号店を米シアトルで開業した。これはQRコードを読み取る方式だ。国内で検討されているのはRFIDの活用だ。下の図のようにRFIDは一斉に読み取れる。非接触で読み取れるという特徴がある。経済産業省は、国内大手コンビニ業界と交渉し、2025年を目途にコンビニ電子タグ1000億枚宣言をした。しかも、これは単なるコンビニの業務効率化には止まらない。食品製造会社からコンビニへの配送管理や、家庭での冷蔵庫内の食品管理まで可能となる。これは大変な構想だ。
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(出典:経済産業省、参考3)

5) 農業
水田の作業は、田植え、稲刈り、雑草除去、農薬散布と多岐にわたり大変だ。外部環境としては、水の供給と太陽光の供給がある。太陽光の制御は難しいが、水の管理なら可能だ。IIJはLoRaWANという新しいIoT技術を活用して、水田への水の供給量を監視し、制御するシステムを提案している。
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(出典:ITメディア、参考4)

6) 林業
林業は中長期の戦略が求められる。たとえば、京都の清水寺の舞台を支える柱の寿命は400年だという。清水の舞台は、何度か焼失し、最近では1633年に再建された。定期補修で対応しているが、木材の耐用年数に基づく本格的な大改修が必要だ。このために清水寺では、樹齢300年以上のケヤキのある山を購入した。しかし、そんな林業に従事する人材が不足している。1980年には14万人いたのが2012年には5万人とほぼ3分の1に激減している。さらに林業には、地球環境の保全、土砂の災害防止、水源の涵養、希少生命の保護など関係する課題も山積している。さらにこれをIoTなどを活用して改善する人材が求められている。
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(出典:事業構想大学院大学、参考5)

7) 漁業
IoTの活用が進んでいるのはやはり養殖だろう。例えば、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県の女川で行っていたサーモンの養殖を鳥取県の境港に移すことになった。しかし、新しい境港は、女川よりも海水温が高く、潮流が速く、冬は荒波が経つという環境の違いがある。また、養殖業に従事する人の高齢化も進んでいた。このため、先人の知恵に学ぶ一方で、センサーを活用して、養殖に関する各種データをシステム的に分析することにチャレンジしている人がいる。今後のテクノロジーの進歩をうまく活用すれば、画像データや映像データやセンシングデータなどを多面的に、総合的に分析して、より生産性を高めることが可能かもしれない。
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(出典:Digital Innovation Lab、参考6)

まとめ
第4次産業革命は待ったなしだ。既存秩序が崩壊する例は今後あらゆる業種業態で発生するだろう。しかし、ディスラプトの目的は、既存秩序の崩壊ではなく、新秩序の構築であるべきだ。日本の人口が今後どこまで減少するのかはわからないが、仮に江戸末期のレベルまで減少するとすると3000万人。今の4分の1だ。何の根拠もないが、個人的には7-8千万人ぐらいで一度人口減少に歯止めがかかるのではないかと想像する。そして、そのあと、そのレベルを維持するのか、増加に反転するのか、さらに減少するのかは、その時代の人間が将来の日本に希望を持つことができるかどうかに依存するのではないだろうか。ロボット技術の革新も進んでいるだろう。しかし、人間が人間としての誇りと希望を持って生活をエンジョイするような世の中であって欲しいと思う。

以上

参考1:https://en.wikipedia.org/wiki/Industry_4.0
参考2:http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0128444
参考3:http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170418005/20170418005-3.pdf
参考4:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1712/08/news032.html
参考5:https://www.projectdesign.jp/201506/forestry/002157.php
参考6:http://digital-innovation-lab.jp/fishery/

1000年の歴史を持つ道徳教育「實語教」ルネッサンス

實語教をご存知でしょうか?
戦前の教育を受けた人ならご存知でも、多くの方はご存知ないと思います。全国の学校の校長先生や教育委員会の人と話す機会が多い。實語教のことを話題にしても、軽くあしらわれることが多いのは残念だ。實語教のことを詳しくはご存じないこともある。實語教とは、平安時代に作られて、寺子屋などで日本の子供達への道徳教育のバイブルとして使われていたものだ。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」のオリジナル
1872(明治5)年に初編が出版され、1876(明治9)年に17編までが揃って完成した。「實語教」は知らない人は多くても、この「学問のすゝめ」を知らない人は少ないだろう。当時の日本人の人口が3000万人だったのに、300万部以上が売れたという。今で言えば、1000万部が売れるという超超ベストセラーだ。しかし、この学問のすゝめで説いていることの多くは實語教で説いていることだ。

寺子屋の意義
寺子屋の起源を調べると仏教寺院に設立された17世紀初頭の教育施設だった。江戸時代になると江戸や大阪だけでなく全国の農村部や沿岸部に寺子屋が広がった。1850年頃(江戸時代末期)の寺子屋への就学率は70-86%に達した。これはイギリスの20-25%(1837年)、ロシア帝国時代のモスクワの20%(1850年)に比して格段に高い。Wikiによると、幕末期には村民の91%が寺子屋に入門し、1877年のある調査では「6歳以上で自己の姓名を記し得る者」の比率は「男子89%、女子39%」だったという。日本では、浮浪者が新聞を普通に読むが、外人はそれにびっくりするという。そんな識字率の高さは江戸時代の寺子屋が貢献したものだ。

勝ち組と負け組
現代社会は、経済システムが根本にあり、金儲けに成功した人を勝ち組、そうでない人を負け組という。そんな社会にいつからなったのだろうか。自動車会社による燃費の詐称事件や認定されていない試験官による最終検査の実施などモラルの低下が叫ばれているが、これも利益至上主義の弊害ではないのか。日本の企業は品質重視だった。匠の技を磨き、誰も真似をできないレベルまで品質や機能を高めることを誇りとした。暗黙知形式知にすることの意義は否定しないが、そんな職人的なプライドを持つ日本人は少ないのではないか。

實語教の教え
實語教は下の図のように漢語だ。しかも5文字の漢語がペアとなっていて、韻を踏んだり、対比法を活用したりするので読みやすく覚えやすい。中には難しい仏教概念も含まれているが、昔の日本人の子供達がこれを暗唱し、理解することで、日本人のDNAが養生されてきたのではないだろうか。
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(出典:問道、参考1)

現代の子供への教え
この實語教の教えを、今の子供達に理解できるように説明したり、教育したり、考えさせたりできないものだろうか。小学生の3年生とか4年生ぐらいなら、理解度も高まり、まだ純粋なので、實語教の教えを素直に吸収するのではないかと思う。實語教の教えには、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由(よっ)て出来るものなり」があるが、そんなことを今の子供は教わっているのだろうか。何のために勉強するの?という素朴な質問に保護者や先生はどのように教えているのだろう。

YouTuberになりたい
勉強して、有名大学に入って、一流企業に入る。それを否定はしないが、それだけが目的だとしたらあまりに悲しい。子供達は反論する。YouTuberになれば何千万円も稼げるよ。有名大学を出て、一流企業の部長をしているパパの年収をはるかに超えるよ。お金を稼ぐことが勉強の目的だと考えるのだとしたら、そんな風に主張する子供をどのように諭すのだろう。

UNICEFの調査
日本の子供達は勉強ができる。特に数学や科学は優秀だ。しかし、コンピュータの利用は先進国の中でも底辺だ。そして、最もショックなのはUNICEFの調査だ。日本の子供達は、「自分は寂しいと思おうか」という質問と、「将来は単純で楽な仕事に就きたいか」という質問ではいと回答した比率がダントツの1位だった。いつからそんな寂しくて、向上心のない子供達が増えたのか。日頃子供達に接していても、そんなことは感じない。しかし、今後働く母親がさらに増えて、保育所が整備されると、寂しい子供達がもっと増えてしまうことにならないのだろうか。
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(出典;OECDUNICEF資料を基に筆者が作成、参考2)

まとめ
明るく生き生きとした子供達に接すると幸せな気持ちになる。元気になる。逆に、目を伏せて、悲しい表情の子供達に接すると悲しくなる。日本の子供達が元気になり、もっと将来に希望を持ち、そして、そんな将来に向けて日々切磋琢磨する。そんな社会にするにはどうすればいいのだろう。

以上

参考1:http://mondou.hateblo.jp/entry/2015/05/08/021102
参考2:http://ascii.jp/elem/000/001/424/1424552/

YouTubeのエルサゲートによる子供のトラブル懸念

エルサゲート
エルサゲートの問題をご存知でしょうか?
本日(1月30日)のめざましテレビで取り上げられたのを見て知った人もいるかもしれない。エルサゲートとは、一見可愛い子供向けの動画だけど、暴力的なシーンなど大人でも見たくないような不適切なコンテンツを含む動画だ。一見、子供向けの動画に見えるので規制が難しい。子供たちがおとなしくYouTubeYouTube Kidsを見ていたはずなのに、あまりに怖い内容で泣き出したり、トラウマになったりする子供たちもいる。エルサゲート(Elsagate)は、2013年に大ヒットしたディズニー映画のヒロインのエルサ(Elsa)とスキャンダルを示す-gateの造語だ。英語版のWikiによれば少なくとも2014年ごろから始まった。ネットで検索すると、本当に見たくもないようなグロテスクな画像が出てくる。今回はあえて動画は添付しない。

YouTubeのおさらい
そもそもYouTubeとは、PayPalに勤務していた数名の技術者により開発された。2005年2月14日にドメイン名「YouTube.com」がアクティブになり、2005年4月23日に「Me at the zoo」というYouTube最初の動画がアップロードされた。その後、急成長し、2006年の7月には1日に1億回の動画が再生された。これに着目したGoogleは2006年10月9日に買収を発表した。その買収金額は16億5000万米ドルだった。現在では、1日に50億回の動画が再生される。

YouTubeの収益
GoogleYouTubeでどれだけの収益を上げているのだろうか。2015年第2四半期(4~6月)の決算では、連結売上高が約177億ドル、純利益は約39億ドル。そして、広告収入は約160億ドルで全体の収入の90%以上が広告を占めている。実際、YouTubeを視聴していても広告がうざいと感じることが多い。

YouTuberの収益
子供たちが将来なりたい職業の上位にはYouTuberがランキングされる。そして、そのYouTuberの収益は、かつては1再生で0.1円と言われていた。月間1億回の再生がある人気YouTuberの月収は1千万円だ。しかし、最近は、サブスクリプション収入に移行しているという。再生回数だけでなく、動画の視聴時間を考慮して報酬が決まる仕組みだ。

YouTubeの年齢制限
YouTubeを提供しているのはGoogleだ。そして、YouTubeに動画を投稿しようとするとGoogleアカウントが必要だ。一部の例外(スペイン:14歳、韓国:14歳、オランダ:16歳)はあるが、日本を含めて、13歳以上という年齢制限が一般的だ。しかし、投稿された動画を閲覧するだけならGoogleアカウントは不要だ。

YouTube Kidsの日本語版のリリース
子供向けの動画を見るためにYouTube Kidsがリリースされた。親によるペアレンタルコントロール機能が充実していて安心だ。利用可能な年齢は日本では3歳以上だ。コンテンツは厳選しているはずだが、Elsagateの餌食になりうる。

子供を守るにはどうするか!
なかなか答えがない。まずは子供たちがYouTubeをどれだけ見ているかという実態を理解することだろう。そして、エルサゲートの存在を理解し、子供たちを守るにはどうするべきかを親子でよく相談してほしい。YouTube Kidsのペアレンタルコントロールを活用するのも方法だろう。そして、大人も子供もエルサゲートのような不適切な動画を見つけたら、不適切な動画と申告することだ。そうすることで不適切な動画は削除させるべきだろう。

見るべき動画
例えばTsutayaに行けば名作の映画とか、人気の映画とかのDVDが陳列されている。そして、暖簾をくぐるとアダルト系がある。子供たちに暖簾をくぐるとこんな動画があるので見てはいけないとは注意しない。このDVDは面白かった。勉強になった。子供にも良い動画なので視聴してみようとアドバイスするだろう。YouTubeも同じではないか。不適切な動画があるからYouTubeを禁止するだけではなくて、YouTubeの中の素晴らしい動画を見つけて、その視聴を奨励しても良いのではないか。YouTubeの世界の中でそれが無理ならそれが可能なプラットフォームを社会のインフラとして用意すべきなのかもしれない。推奨マークをつける方法もあるかもしれない。

IT技術の活用は夢のまた夢か
全国の小学校や中学校を訪問して、校長先生や担当の先生と話をする機会が多い。そんな時に、YouTubeに子供が動画を投稿して困っているという話をよく聞く。もちろん保護者や先生に無断で動画を投稿することは慎むべきだろう。しかし、本当の問題は不適切な動画を投稿することだ。逆に言えば、適切な動画の創作技術を教えるべきではないのだろうか。動画の時間とテーマを決めて生徒に作らせたら、生徒はびっくりするような素晴らしい動画をいっぱい作るだろう。例えば、SNSを利用して失敗したことを「しくじり先生」的なノリでまとめる。こんな失敗をしたという動画をユーモアの精神で編集する。そして、そんな動画をみんなで視聴する。そうすれば、自分以外の子供たちの失敗を自分ごととして理解して、同じ失敗をしないように気をつけようと考えるのではないだろうか。

まとめ
ネットやIT技術はどんどん進化する。そして、子供達はどんどんそれを取り入れてキャッチアップする。多くの保護者や先生は、そんな子供達の気持ちを理解し、実態を把握して、適切に指導している。でも、そうでないケースもあるだろう。そして、大問題が起きてから大騒ぎになる。そんな後手の対応ではなく、普段から子供達の状況を把握して、先手先手で対処する。そんなことは無理なのだろうか。SNSを活用してSNSのトラブルを防止するStop it!は良い試みだと思う。LINEに代わるSNSを公的な組織で提供できないものか。現状ではハードルが多いが、目指すべきはIT技術の規制だけではなくて適切な活用であるべきだ。自分に何ができるのかをもっと考えたい。

以上

参考
YouTubeのファクトデータ
Googleは次のようなYouTubeの2018年のファクトデータを発表した。
・最初のYouTube動画は2005年4月23日にアップロード。
YouTubeを使用している人の総数は13億人。
・毎分300時間の動画がYouTubeにアップロード。
・毎日約50億本の動画がYoutubeで視聴。
YouTubeは1日あたり3,000万人以上の訪問者を獲得
・毎月YouTubeで視聴された動画の総時間数は32億5,000万回。
・1日あたりのモバイルYouTube動画の平均閲覧数は10億回。
・平均モバイル視聴セッションは40分以上続きます。
・女性ユーザーは38%、男性ユーザーは62%です。
・年齢別利用者は、18-24:11%、25-34:23%、35-44:26%、45-54:16%、50-64:8%、65+:3%。
YouTube動画視聴の半分以上は携帯端末。
YouTubeで視聴者が視聴した時間は、前年比で60%増加。
YouTubeを76の異なる言語(インターネット人口の95%をカバーする)でナビゲート。
YouTubeは88カ国以上でローカルバージョンを開始。

出典:https://fortunelords.com/youtube-statistics/

技術士になって良かったなあと思うこと

技術士を目指す動機
なぜ技術士を目指そうとしたのか。それは人それぞれだと思います。会社の仕事でどうしても技術士の資格が必要だったという人もいるかもしれない。なんとなくかっこよさそうだからという人もいるかもしれない。資格マニアのターゲットになったかもしれない。どんな理由にせよ、技術士を目指して技術士に登録された方々は技術士であり、技術士の仲間です。

技術士に登録して良かったと思うこと
自分は情報通信を専門とする技術士です。なので、土木のこととか、道路のこととか、生物化学のこととか全くわかりません。ただ、日本技術士会が開催する倫理セミナーとか、技術士を目指す人を応援するボランティア団体の活動に参加すると技術士の20部門(総合技術監理部門を除く)のいろいろな人と交流することができます。そして、それぞれに個性が強いなあと感じます。そんなエイリアンのような異部門の技術士の話を聞くとそうなんだと、自らの無知を知ることになります。例えば、コンクリートがどうやって作られるのかなんて考えたことがなかったです。コーヒーの豆をどのように加工して、その安全管理を誰がどのようにしているのかなんて考えたことがなかったです。道路の陥没事故が起きたり、リニア中央新幹線の建設で生じる数々の問題をどのように解決するのかなんて考えたことがなかったです。つまり、自分が無知だと知ることができることが一番良かったと思うことです。

技術士は仲良し
技術士を受験する前に、ITコーディネータという資格を取得しました。グループワークして、議論して、結論をまとめました。つまり、テナント(ユーザ)とシステム開発会社の間に入って、両方の言い分や希望や要望や制約条件を聞いて、理解して、調整します。それはそれはアナログ的な人間的な活動(笑)です。しかし、このITコーディネータは儲けに直結するのでその研修が全て有料でしかも高い。実際の案件を取るのは個人の力量に委ねられますが、個人での営業には限界があるので、どこかの組織に所属して、その組織の一員として貢献しながら受注を増やす。そんな感じです。だから、どちらかというと狩猟民族的な野生の勘とエネルギッシュな行動力と、ちょっとハッタリの効いた言動が求められます(と私は感じました)。一方、技術士は、良くも悪くも技術バカが多い。服装もパリッとしている人よりは、服装に無頓着な人が多いです。プレゼンの仕方よりも、プレゼンの内容が大切だと信じている人が多いです。その分、実直で、信用できます。技術士には前述の通り20の部門があり、各部門にはそれぞれ専門の科目があります。従って、自分と同じ専門分野の人に会うことは少ないです。しかも、技術士法で、自らの専門分野以外の仕事をしてはいけないと定めています。従って、技術士は自らの専門分野をしっかりと見極めて、分をわきまえて行動します。なので、技術士通しで競合することは少ないです。一つの専門分野の技術士でできることは限られるので、必然的に他の部門の技術士と連携して対応します。なので、仲が良い。他の技術士の人格と能力を尊重し、誹謗中傷することはない。

技術士の継続教育(CPD)

技術士法ではCPDを技術士の責務と定めています。年間50時間を目標としています。そもそも技術の進歩は目覚ましいので、常に自らが専門とする技術分野の動向にはアンテナを張っておき、興味のある分野のセミナーや研修には積極的に参加することが必要です。しかし、研修によっては非常に高価だったりしますが、日本技術士会が開催するセミナーは、会員なら1000円というのが多い。非常に安い。しかも、自らの専門分野以外のセミナーでも自由に会員として参加できます。この前も、建設部門で自転車道路の現状と将来についてのセミナーがあったので参加しました。面白かったです。講師の人と名刺交換もしました。他の資格で、こんなに知的好奇心を満足させてくれるものは多分ないのではないかと思います。

複数部門へのチャレンジ
技術士法では、「名称表示の場合の義務」が定められている。つまり、技術士として業務を行う時には、自らの専門分野を明確にするということです。従って、自分の専門分野以外の仕事を必然的に遠慮することになります。でも、現在の社会的な課題は、一つの専門分野で解決出来るようなものは少ないです。どうしても多面的な考察や検討が必要です。それを合法的に行うには、複数部門に合格したマルチホルダーになる必要があります。実際、日本技術士会では、マルチホルダーが多いです。そして、技術士仲間で飲み会を行うと、「次は何を受けるの?』というのがほぼ定番の会話となります。一人で4つも5つも登録している強者もいる。まあ、これも継続教育と言えるかもしれない。自分も最初は電気電子部門にチャレンジして、その勢いで総合技術監理部門にトライして、さらに調子に乗って経営工学部門にトライ中だ。もし、これも運良く合格していたら次はどうしよう(笑)。

ゴルフで交流
日本技術士会は地域ごとに本部があります。例えば、名古屋なら中部本部です。そして、中部本部では年に2回ほどゴルフ大会があります。昨年の秋のゴルフには若輩ながら参加させてもらいました。宿泊施設に前泊もしたので、大先輩の技術士の先生の話を色々と聞くこともできました。スコアはいまいちだったけど、ドラコン賞も一つもらえました。普段プレイするような格安のコースではなく、キャディがついて井上誠一さんが監修した名門コースでした。非常に楽しかったです。機会があれば、そして都合が合えばまた参加したいと思います。

まとめ
技術士を目指すことは大変だけど、技術士に登録して、技術士として活動することで人生が変わる人もいるだろう。収入アップになる人もいるだろう。でも、個人的にはそのようなことも大事だけど、技術士としての知的好奇心を最大化して、そして多くのことを学ぶことができることが最も良い点ではないかと思います。ぜひ、受験するかどうかを悩んでいる方も、技術士を目指して欲しいと思います。その過程は大変かもしれないけど、その大変さを含めて、楽しんで欲しいと思います。

以上

イヤホンの八の字巻きかワイヤレスヘッドセットか(笑)

ワイヤレスヘッドセット
Bluetooth対応のソニーのヘッドセットを愛用していた。でも、iPhone6iPhone Xに機種変更した途端に繋がらなくなった。先日、ソニーのショップに行って相談したら、ショップにあったWalkmanとは問題なく繋がるのでヘッドセットの問題ではない。対応機種にiPhoneXが入っていないので、ヘッドセットの問題ではなくApple側の問題だという。なんということだ。手元にある別のiPhone6Sだと確かに問題なく繋がる。簡単に繋がる。でも、iPhoneXだと、どうも認識はしているが、認証が完了しない。ダメだこりゃ。

Bluetooth対応のイヤホンセット
夏場は暑いので、ヘッドセットではなく、Bluetooth対応のイヤホンセットをonlineショップで購入したが、急に音が出なくなった。それでしばらく使っていなかったソニーのワイヤレスヘッドセットをiPhone Xに繋ごうとしたがこれも前述の通りダメ。

AppleAirPods
Appleストアに行って、AirPodsを試してみた。音は悪いくないし、認証も問題はない。右の耳にはフィット感もあり安定している。しかし、左耳との相性が悪い。なんだかすぐに落ちてしまいそうだ。店員さんに聞くと、1割はいないけど、そういうケースはあるとのこと。本当はもっとあるんじゃないかと心配になる。結局、高い買い物なので躊躇する。

ノイズキャンセル機能つきのワイヤレスヘッドセット
ソニーのワイヤレスヘッドセットを購入した時には、ワイヤレスか、ノイズキャンセルかの選択だった。両方をサポートしているものはなかった。店員さんに聞くと技術的に難しいためということだった。でも、ネットで調べてみると、あるじゃないですか。さすがに2−3年もすると技術革新で解決したのだろう。下の写真はBeats Studio 3 Wireless オーバーイヤーヘッドフォンだ。名前が長い。しかも、値段も高い(涙)。オーバーイヤーとは、耳を覆うようにするものだ。一方のオンイヤーは耳に直接触れるので、長く使っていると耳が痛くなる。しかも、ノイズキャンセルオンで22時間、ノイズキャンセルオフだと40時間も再生するという。これいいかも。問題は価格だ。
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コンパクトなワイヤレスイヤホン
調べるとAirPodsと同じような傾向性と耳へのフィット感の高いものも発売されている。例えば、Jaybird RUNは防水対応で、かつ再生が4時間とある。ジョギング中に聞くなら十分かもしれないけど、自分の場合はランナーではないし、仕事の移動中に音楽とか技術ノートの内容を録音したものを聞いて勉強したりしたいので、4時間だとちょっと嫌だなあと思った。

純正のイヤホン
では、普通のイヤホンでいいじゃないか。最近は付属のイヤホンで使うことが多い。でも、カバンに入れているとイヤホンのコードが絡まる。それを解くのに時間がかかる。でも、ネットで調べるとこれにも解決策があった(参考1)。下の図のようにワイヤーを八の字で巻いて、最後に残った部分で中央部を巻いて、最後に端子を八の字の輪の中に通して終わり。確かにこれは便利だ。調べるとYouTubeでも解説しているのがあった(参考2)。
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まとめ
予算がつけばBeatがいいなあ。でも、同じ値段でもっと良いのがあるかもしれないので、もう少し調査が必要だ。それまでは八の字巻きでレガシーなイヤホンを愛用するか。でも、やはりワイヤレスの方が便利だ。今日は結論に辿り着きそうにない。そうだ!3月9日に経営工学部門の合格発表があるので、もし、これに合格していたら、自分へのご褒美ということでBeatを買うことにしよう。やっと結論が出た。あとは家庭の中の大蔵大臣を説得せねば(汗)。
以上

参考1:https://www.pinterest.jp/pin/760615824539943691/
参考2:https://www.youtube.com/watch?v=HHQOmfFAHaY

Prime Videoは最高!

Amazon Primeには以前から加入していたけど、Prime Videoはあまり使っていなかった。今日は、仕事で新潟だ。宿泊先のホテルはWi-Fiが使えるので、Prime Videoにトライした。「満島ひかり」の全力で体当たりの演技が好きなので、彼女が出演しているビデオを検索したら、「駆け込み女と駆け出し男」の評価が高かったのでこれを視聴した。

主演は大泉洋さんと戸田恵梨香さんだ。大好きな満島ひかりは「お吟」役でいい演技をしていた。舞台は江戸末期で訳ありの女性が駆込む東慶寺を舞台にした力作だ。江戸時代は、男性が妻を離縁することは可能だが、女性が夫を離縁することが許されなかった。このため、いわゆる駆け込み寺に避難して、2年間分かれて生活することで、離婚を調停する役割を担っていた。江戸時代には、2000人の女性が駆け込み寺に救済を求めたという。

スマホには、音楽だけではなく、数時間のビデオも保存して観れるのは、改めてすごいと思う。新潟から東京経由で名古屋までの新幹線は、合計で4時間以上かかるので、帰りにはまた、1−2本は映画鑑賞できそうだ。

世の中のITの進歩にはキャッチャップしているつもりだったけど、周回遅れだったようだ(涙)。これでは、近所のTsutayaが閉店するわけだ。ということで、今日は映画鑑賞に走っていて、ブログの方はサボります。Apple TVとか、Fire TVとかがあれば、自宅がシアターになってしまう。

以上

電動アシスト自転車の課題と将来への提言(2/2)

前回(1/2)では、電動アシスト自転車の現状と課題について考察してきた。ここからは、これらの課題に対する解決法の提言や今後の夢のような話を無責任にイメージしてみたい。
hiroshi-kizaki.hatenablog.com


5. 安心・安全のための提言
5.1 自転車の位置づけの見直しと規制緩和
5.1.1 自転車の位置づけ

移動手段として日本では電車やバス、自動車が上位にあり、自転車による移動は近距離に限定したイメージがある。従って、広域の道路整備はまず鉄道や車両のために進めている。このため、自転車道の整備状況は自転車先進国のオランダに比べて10分の1以下の状況だ。しかし、電動アシスト自転車を利用すればより広域への移動が可能であり、エネルギー消費も半分は人力で、環境にも優しい。災害発生時にも安定して利用でき、利用者にとっても利便性が高い。自転車先進国では自転車レーンが3車線だという。2017年5月には自転車活用推進法が制定された。警視庁も2020年の東京オリンピックまでに100地区に自転車用走行路、自転車ナビルートを設置すると発表した。今後、自転車を有効に活用してエコで便利で安全・安心な社会を作れるかどうか日本人の知恵と工夫が求められているのではないだろうか。
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(出典:神奈川県警、参考1)

5.1.2 電動アシストの規制緩和
日本では速度に応じてアシスト率をきめ細かく決めている。時速10kmまでは人力と同じ力でアシストするが、時速10kmを超えると徐々にアシスト比率が下がって時速24kmでゼロとなる。しかし、北米では時速45kmまでアシストすることも許容されている。速度を無防備にあげるべきではないが、自転車レーンの整備が進めば、電動アシストの速度も緩和することで行動範囲も広がり、結果として自転車の活用度合いも広がるのではないだろうか。ただし、その場合にも安全・安心対策をしっかりと行うことが条件になるべきだ。

5.1.3 シームレス運用
5.1.3.1 電車・列車への乗り入れ

ヨーロッバを旅行していて最もショックだったのは電車や列車への自転車の持ち込みが文化として根付いていることだ。日本でもこれが認められれば、行動範囲は非常に広くなる。現状ではハードルは多いが、是非取り組みが強化されることを望む。例えば、非常に混雑している区間や時間帯に自転車を持ち込むことは迷惑だし、許容はできない。しかし、十分に余裕のある区間や時間や車両は国内にも多く存在するだろう。一定のマーケティング調査を実施した上で、観光戦略や都市計画などともリンクした上で、電車や列車への持ち込みのルールの緩和を是非検討して欲しいと思う。想定するのは、人口の減少に伴って利用率の低下しているような路線とか、有人改札がないような無人改札の駅とか。自転車の電車への持ち込みが許容されれば、駅に駐輪する必要がなくなるという側面もある。現状ではエレベータやエスカレータの整備が不足していて車椅子での通行にも多くの障害がある駅が多いが、これらの解消がまずは先決かもしれない。駅の改修・改善が進んだら、電車や列車の改善を期待したい。車椅子を車両に接続する仕組みが徐々に普及しているため、これを流用することを社会が許容するかどうかも課題かもしれない。

5.1.3.2 ベロタクシーのチャレンジ
海外ではタクシーに自転車のキャリーを設置することを義務つけている国もいる。日本でも一部のバスで自転車をキャリーできる試みをしたようだがまだまだ試行段階だ。タクシーやバスで自転車を運ぶことができれば、シームレスな利用を促進するのだろうとそんな情報を集めようとしたらベロタクシーが出てきた。いわゆる輪タクだが、面白そうなのでこれに言及したい。人力の自転車にお客様を乗せて希望する場所まで移動するタクシー業務だ。このベロタクシーも実は電動アシスト自転車なので、坂道などでも大丈夫だ。そういえばエストニアのタリンを訪問した時も、観光客を待ち受けていたのは、人力タクシーだった。しかも、運転手は若い女性だったりして大丈夫かと不安になったが、車体の下部を見るとモーターが付いていて電動アシストになっていた。2020年の東京オリンピックにはこんなローテクのベロタクシーが都内のあちこちを走っていたらちょっと楽しい感じがする。
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(出典:ベロタクシー、参考2)

5.2 インフラ整備
自転車専用レーンの整備とともに有効なのがビーコンの活用だろう。下の図はトヨタ社の資料からの引用だ。ITS技術を活用して、交通事故の低減を目指すとしている。しかし、この図に含まれるのはトラックと乗用車と自動二輪車だ。ここに電動アシスト自転車や普通自転車を含めて基本デッサンをする必要があるのではないだろうか。例えば、700MHzの周波数を発振するビーコンを小型化して、自転車に設置すれば出会い頭の事故防止に役立つのではないだろうか。自転車と自動車の接触事故の9割は自転車が加害者だ。つまり、自転車と自動車の追突事故、自転車と自転車の追突事故をなくすには、お互いの存在を電子的に認知するシステムが有効だ。そして、車両事故が多発するような交差点やT字路に光ビーコンを設置することの有効性を検証できないものか。
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(出典:トヨタ、参考3)

5.3 モビリティの技術革新
電動アシスト自転車の性能を決めるものは電池とモーターだ。個人的には、これに回生充電を追加したい。
回生充電を使えば、例えば下り坂では回生充電をしながら減速し、上り坂ではモーターの力でアシストする。しかし、理想通りにはなかなか行かない。克服すべき問題も多い。例えば、発電効率と充電効率をいかに高めることができるのかと言う効率の問題だ。次は充放電を短時間で繰り返すと電池の寿命に影響を与えるのではないかと言う問題。さらには、それらを実現するためのコスト増と重量増と言う問題。最近は前輪に回生充電可能なモーターで駆動する方式を採用する電動アシスト自転車もある。今後の技術革新に期待したい。
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(出典:AERO LIFE、参考4)

6. 将来のモビリティへの期待
6.1 もっと自由なモビリティ

電動になれば部品は電池とモータとタイヤと車体だ。電動アシスト自転車の現在の構成や外観を大きく変える新しいコンセプトの商品が今後話題になる可能性はあるだろう。Pinterestに掲載されていたモビリティを少しピックアップしてみた。あなたがこれに乗ってみたいと思うような車両がありますか?個人的には一輪モータとでも言うのだろうか。写真の上左のような乗り物は面白いと思う。電子的にバランス制御するのであれば、タイヤは一つで十分かもしれない。こんな車両なら、キャリーバッグのように、電車や列車に持ち込む場合の抵抗も少ないのではないだろうか。ハブがないようなタイヤも面白い。巨大なタイヤに挟まれたベビーカーに赤ちゃんが乗っていたらどうしよう。本日1月22日は東京でも記録的な大雪になったが、写真下中央の黄色い農機具のような車両なら、雪道でも平気かもしれない。
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(出典:Pinterest、参考5)

6.2 ひとり乗り用のモビリティ
自動車(4輪)とバイク(2輪)の垣根が今後なくなるかもしれない。例えば、自動運転の技術が進歩して、下の図の様な乗り物に乗車して、目的地をセットしたら、あとはゆっくりと車内でリラックスできるのであれば、別に4輪でなくてもいい。こんなコンパクトでかっこいい二輪なら乗ってみたい気がする。
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(出典:Pinterest、参考6)

7. 終わりに
自転車活用推進法が昨年制定されたことを最近知った。また、ヨーロッパでは自転車の活用が進んでいる。一方、日本では電動アシストという新しいテクノロジーを世界に発信した。国によって規制は異なるが、今後電池やモーターや回生充電の仕組みが進めば、もっと楽しい世の中になっているかもしれない。そんな思いから調べてみた。しかし、そんな新しいテクノロジーは楽しいだけでは終わるべきではない。やはり、安心・安全がキーワードだろう。車両と車両の事故、車両と人間の事故、車両の単独の事故。そんな事故の根本原因を深掘りして、事故ゼロを目指すような社会インフラをデッサンして、そこに新しいテクノロジーを投入する。そんなマクロ的視点とミクロ的視点のコラボレーションが求められているような気がする。この分野の技術動向についても引き続きウオッチしていきたいと思う。
以上
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

参考1:https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0178.htm
参考2:http://www.kita-colle.com/content/5733/
参考3:http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/02/nt12_0211.html
参考4:http://www.aero-life.jp/aero/index.html
参考5:https://www.pinterest.jp/pin/166070304979089963/
参考6:https://www.pinterest.jp/pin/664562488735347195/