LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

AKB世界選抜総選挙を考える。

最近テレビを見てもAKBグループを観る機会が減った。まあどちらかと言えば乃木坂46欅坂46の方が正直観ていて華がある。しかし、昨日は家族で久しぶりのすき焼きを突っつきながらリアルタイムでAKBグループの世界選抜総選挙のテレビ放送を視聴した。とは言っても、実際は途中でチャンネルが変わったので、後半は録画したものを観た(笑)。そこで感じたことを数点コメントしたい。

1) 大きな流れを変えるのは大変だ。
2) 当事者は結構客観的に自分たちを見ている。
3) ハイプ曲線でいう幻滅期に突入している。
4) 世界のアイドル文化が根付くかどうかの試練。

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(出典:Wiki)

1) 大きな流れを変えるのは大変だ。
 大島優子前田敦子が競っていた黄金期のような新鮮さと勢いが重なった状況ではなく、このままで良いのか、大丈夫かという心配と期待が重なったような状況に感じた。アイドルには寿命がある。秋元先生はこれをグループにすることでリスク分散したが、グループとしての寿命、つまり新鮮さの維持が難しいことが顕在化した。テレビで視聴する機会は減ったが、熱烈なファンは存在する。そのファンを大切に地道に活動するしかないだろう。

2) 当事者は結構客観的に自分たちを見ている。
 印象に残ったスピーチは須田亜香里と総監督宣言した向井地美音だ。須田は世の中は48グループのことをそれほど知らないと俯瞰しながら、自分はブスだと客観視しながら、それでも頑張れば二位になれるとメンバーを鼓舞していた。向井地はAKBグループセンター試験で一位をとったことを誇りながら総監督を目指すと宣言した。総選挙の結果は順位だけど、その順位ではなく、少しでも上を目指す。少しでも多くの人に48グループのことを知ってもらう。そのような謙虚なひたむきさが48グループの良さだと思う。松井珠理奈は闘争心を全面に出すタイプだ。個人的には松井怜奈の方が好きだった。アイドルとして生き残るのは難しいのではないか。

3) ハイプ曲線でいう幻滅期に突入している。
 ITの世界や技術革新の世界では、ガートナー社が提唱するハイプ曲線が有名だ。これは、黎明期、流行期、幻滅期、回復期、安定期という5つの段階を踏んで世の中に浸透するという経験則だ。48グループ誕生からの最初の5年は黎明期、次の5年は流行期だったのかもしれない。現在は幻滅期だろう。しかし、大切なことはこの幻滅期の間にどれだけお客様の声を真摯に聞いて不満点を解消するかだ。お客様のニーズを満足するような商品になれば、また回復期、そして安定器を迎える可能性もある。目標とすべきは宝塚歌劇団だろう。1914年に設立し、100年以上の歴史を有する。テレビではあまり放映されないが一部の熱烈なファンに支えられているし、これに入団することは現在も非常に厳しい。

4) 世界のアイドル文化が根付くかどうかの試練。
 48グループのフィロソフィはなんだろう。起業に例えれば、夢のように売れていた時期をすぎて、あれ?このままではまずいと皆が考え始めた時期だ。戦線離脱する人も増えるだろう。そんな時に48グループはどのような思想を持って活動するのかという原点を見直すべきだろう。お客様は何を求めているのか。そして、自分たちは何ができるのか。やるべきこととやってはいけないこと。目指すことと現状のギャップを分析し、真摯に努力する。そのような辛い時期を過ごしたら48グループ2.0のような新しい何かが始まるのではないだろうか。大事なことはきっと夢を見続けることのような気がする。努力を続けることだろう。そして、総選挙もそうだが、自分たちで自分たちを律する自主ルールのようなものを明文化することも大事かもしれない。そんな地道な活動をできるのは、次期総監督を宣言した向井地美音ぐらいかもしれない。長く感じる冬もその先には春があることを忘れずに頑張って欲しい。

以上

夏風邪でダウン!やっと回復しました!

技術士にチャレンジしている人へ
ダウンするなら今のうち(笑)。私も申込書を出してからちょっとアクセルを踏んで技術ノートの作成とか、択一問題の勉強をしている。日本技術士会の分科会にも顔を出す。ボランティア団体にも名を連ねる。さらには仕事の内容も勤務先も変わるということで、ちょっと変化を盛り込みすぎたようで、先週の土曜日からダウン!

最高で39度の発熱(涙)
当初はちょっと風邪ひいたかと思い、土日を安静にすれば月曜日には復活しているだろうとたかを括っていたらとんでもない。月曜日の朝になっても熱は下がる気配がない。仕方なく休みを申請して、病院に行って、薬を飲んで、これで大丈夫だと思ったら39度まで体温が急増した。これはやばい。脳細胞が溶けるぜ。

解熱剤を飲んだら急低下(苦笑)
体温が下がらないのでおかしいと思ったら肝心の解熱剤を飲んでいないことが判明した。理由は割愛するがいずれにせよ気づいて良かった。解熱剤を飲んだら体温が下がった。良かった。それまでは悩を冷やすためにアイスノンを2時間おきに取り替えていたが、それが不要!もう朝まで久々に熟睡できた。

それでも38度の発熱(汗)
朝、気持ちよく起きたつもりだが、体温を計るとまだ38度前後。これはまずいと2度目の解熱剤を飲むと、すぐに37度前後に落ちる。解熱剤の効果はすごい。ただ、やはり全身がだるい。喉もいまいちなので、もう1日お休みを頂くことにした。そして、ゆっくり休むとやっと36度5分の平熱に戻った。良かった。

出勤したが下痢と咳
平熱に戻ったのでもう大丈夫と出社することにしたが、どうもお腹がゆるい。結局、その朝の1時間の間に3回ぐらいトイレに行った。ゆるゆる。そちらが収まったと思ったら今度は咳。会社で咳き込むのもよくないので、近くのコンビニでマスクを買う。出社後も会社の近くの診療所に行ってせきの薬を出してもらう。

午後からはなんとなく元気に
午前中はいまいち浮ついた感じだったけど、お昼を頂いて、薬を飲んでしばらくしたら、何と無く元気になってきた。これで全回復かなあ。それだと嬉しいなあ。

試験勉強は健康が条件
受験するからには合格したい。でも合格するためにはそれなりの勉強をする必要がある。その結果として自由な時間が減ったり、無理して朝起きしたり、結果として睡眠時間が短くなるかもしれない。でも、合格の絶対条件は健康な心身だ。少なくとも、受験当日に風邪を引くのは最悪だ。そういう意味ではまだリカバリーが可能なこのタイミングで身体をリフレッシュできたという良い側面はあるかもしれない。

残り最後の1カ月頑張ろう!
皆さんも大変多忙な中でこの難しい技術士試験を受けようとされているのかもしれない。でも、月涙が健康一番。適度にリフレッシュしながら、自分のリズムでコツコツと頑張りましょう。なぜコツコツが良いのかというと新しいことを記憶したり、記憶を維持するには定期的に脳細胞を刺激することが効果的なためだ。

それにしても、この1週間のロスは痛い。まあ、ぼちぼちと行こう。

以上

技術士に合格する勉強時間は過労死認定レベルか?

技術士にトライしている人は一体どれほどの時間を学習に当てているのだろう?

技術士にトライする人は、主任技術者として、もしくは監理技術者として寝る暇もなく重要なプロジェクトを任されてるようなベテランが多いかもしれない。そんな人たちはなかなか学習の時間を確保することは難しいかもしれない。

しかし、勉強時間を確保しないと学習が進まない。択一問題への対応も、記述式問題への対応も合格レベルに達しようとするとやはりそれなりの時間が必要だ。

例えば、自分は現在、情報工学部門にトライしているが、分かっていないこと、理解していなかったこと、知らなかったことが本当にたくさんあることを痛感している。自分の無知を知ることはできた。しかし、それだけでは合格しないので、次のような学習をしようとしている。

1) 択一問題
 a) A5のルーズリーフの表に問題(1問)、裏に解答と解説を書き込む。
 b) これを理解したもの、理解していないもの、その中間に仕分けする。
 c) 理解していないものとその中間の理解を集中的に深める。
 d) また、3つに仕分けする。
 => aは済んだがbの途中。まだまだ道は遠い。

2) 記述問題
 a) 100の技術ノートを作成する(第1版)
 b) 技術ノートを見ながら600字の解答用紙に課題と対応策を記述する。
 c) 解答用紙への記述内容をもとに技術ノート第二版を作成する。
 d) 第二版を見て、伏せてから、600字の解答用紙に課題と対応策などを書く。 
 e) d)の内容をスマホに録音する。
 f) 録音した内容を繰り返し聞く。
 => まだcの途中です。まだまだ道は遠い。

3) 模擬試験
 a) 択一問題で理解していないものを中心に20問選定する。
 b) 過去の記述問題でまだトライしていないものを選定する。
 c) 実際の試験の時間に合わせてa)とb)を解く
 => 全く未着手。7月になったら何度かはやりたい。

 このように考えるとまだやるべき内容の3合目か4合目ぐらいだ。まだまだ先は長い。現在、出勤前の2時間を会社近くのスタバで、帰宅時には最寄り駅のスタバでやはり2時間ほど学習時間に当てている。平日では4時間がせいぜいだ。明日は飲み会だから朝のみだ。そして土日は5−6時間は当てるようにしている。これらを合計すると月の学習時間は4x20+5.5x8=122時間ほどだ。これは過労死のラインの100時間を超えている。

 技術士試験に限らないが、最難関の試験に合格するにはやはりこれぐらいの学習時間は必要かもしれない。しかし、それもあと1ヶ月ほどだ。試験が終わったら、飲み会にも参加して、ゴルフにも行って、漫画喫茶にも行ってと妄想は広がる。

 ちょっとお疲れ気味なので、インセンティブアップに繋がることを考えないといけないと妄想する日々が続く(笑)

 以上

労働安全コンサルタントの可能性

日本技術士会の分科会主催の話力のセミナー
講師は、一般社団法人話力総合研究所の理事長である秋田義一さんだ。秋田さんは情報工学部門の技術士でもあるが、現在はビジネスコミュニケーションの啓蒙活動に尽力されている。
理事長あいさつ|話力総合研究所

「聞く」と「聴く」と「傾聴」と「訊く」
話力というと話し方教室と勘違いする人がいるかもしれない。話力は話す力とキク力を総合したものだ。そして、キク方法は多様である。まずは聞く。そして、目と心を加えて「聴く」、さらに相手に心を傾けて聴く。最後は相手に質問をぶつけながら訊く。

秋田先生の講演は素晴らしい
最初に登壇された時の笑顔、姿勢、お辞儀、そして発声、さらには話の組み立てや、聴衆者を味方につけながら聴衆者の心をがっちりと掴みながら話を進めるテクニックは大変勉強になった。さすがだ。しかし、本当に見習うべきはやはりその姿勢だろう。今日参加した人に伝えたいことをしっかりと伝えるという使命感や責任感を感じた。わたしも講演することが多いが、自信を持って、堂々と、時にユーモアを交えて話せる時は多くない。

労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタント
今回のこのセミナーの主体は日本技術士会の中の労働安全衛生コンサルタントグループという分科会だ。皆様は労働安全衛生コンサルタントという言葉を聞かれたことがありますか?恥ずかしながらわたしも耳にはしていたけど詳しくは理解していなかった。調べてみると、厚生労務省が認定する最難関の国家試験が労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタントだった。労働三法には含まれないが、労働者の安全と衛生を守るために昭和47年に労働安全衛生法が制定された。そして、労働者の安全と衛生を守るための指導や診断を行うのが、労働安全コンサルタントであり、労働衛生コンサルタントだ。前者は技術面を担当する。後者は産業医などが取得することが多い。

労働安全コンサルタント
労働安全衛生法第82条に基づき認定された国家資格である。厚生労働省に登録することで労働安全コンサルタントを名乗ることができる。試験には機械、電気、化学、土木、建築の5種類がある。試験はこれらの分野を選択した上での記述試験と、分野にかかわらず共通の産業安全一般と、産業安全関係法令の択一試験があり、この一次試験に合格すると、口述試験の二次試験に進むことができる。概ね一次の合格率が2割、二次の合格率が8割と難関だ。

技術士による一次試験の一部免除
機械、電気、化学、土木、建築に相対する部門の技術士試験に合格している場合には、一次試験の記述試験が免除される。また、経営工学(生産マネジメント)に合格している人は産業安全一般の択一問題を免除される。ということは、電気・電子部門と経営工学部門に合格しているわたしのような技術士は、択一の産業安全関係法令を受験して、合格したら口頭試験に進めるということだ。これはラッキー!

まとめ
問題は、現在勉強中の情報工学部門への受験と労働安全コンサルタントの受験を同時にトライするのか、どうかだ。これはもう少し考えてから決めることにしよう。

技術士(情報工学部門)へのトライと停止性問題

情報工学部門へのトライ
技術士には過去にトライしてすでに3つの部門で登録しているが、今年度は情報工学部門にトライすることにした。昨年度の二次試験の実績で言えば、合格率はわずか7%と非常に難関な部門だ。大丈夫だろうか。情報工学部門でも、他の部門と同様に課題Iは必須科目(択一問題)で、課題IIと課題IIIが選択科目(記述問題)だ。このいずれもがムズイ。

情報工学部門の択一問題
二次試験では、まず択一問題だ。情報工学には、コンピュータ工学、ソフトウェア工学、情報システム・データ工学、情報ネットワークの4つの科目があるので、この4つの科目から合計20の問題が出題され、そこから15問を選択し、さらにそのうちの6割以上なので9問が正解である必要がある。単純計算でいえば、各科目から5問ずつ出題されるわけだ。何度かトライしたが、いずれもなかなか難問だ。答えが違うのではないかと感じる問題もある。まあ、もう少しトライしたら、一度出題傾向を分析して、傾向と対策を整理したい。

情報工学部門の記述問題
次は、記述問題だ。これも課題IIにおいて600字の1枚ものを2題と、2枚ものを1題選択して回答し、課題IIIでは600字の3枚ものを1題選択して回答する。つまり、合計で600字ものを7枚書き上げる必要がある。受験するのは、情報ネットワークなので、インターネット関連、セキュリティー関係、Wi-Fi通信プロトコルなどの問題が多い。これについては、5月のゴールデンウィークで頑張って、技術ノートを100個作成した。そのあと、この技術ノートを見ながら600字の解答用紙にそれぞれのキーワードの特徴や課題、課題への対応をまとめるドリルを実施した。技術ノートを見ながら30分ほどかけて600字の解答用紙にまとめるので、技術ノートの内容よりも、解答用紙の内容の方が整理されていることが多い。このため、作成した解答用紙の内容をベースに技術ノートの内容を改定して、第二版を更新しているところだ。これが結構時間がかかる(涙)。

停止性問題
技術ノートとして整理したキーワードの中にチューリングマシンがあった。数学者のアランチューリングが提唱した単純化・理想化した仮想機械だ。当時の計算機はプログラムが間違っていると無限ループに陥った。アランチューリングは、停止性問題として、あるチューリングマシンはそのような無限ループに陥らずに一定の時間で停止することが可能かを問い、それは無理だと結論つけた。

Appleの爆弾マーク
皆さんはAppleの爆弾マークを見たことがあるでしょうか?30年ほど前に初めてLCIIというAppleのPCを購入した時には、よくLCIIはハングして、画面には爆弾マークが表示された。会社の一部の部門でAppleのPCを導入した時も、あちこちで悲鳴が聞こえた。頑張って作成した資料も、PCがハングすると復元できずに無駄になるからだ。

iPhoneの爆弾マーク
最近はほとんど見ないが、日本で初めて売られたiPhone3Gを購入して使っていると、懐かしい爆弾マークを見たことがある。やはりAppleのOSで動いているので同じなんだなあと妙に納得したことを覚えている。

将来のAIロボット
コンピュータ技術が進歩して、一人一台のAIロボットを使うような時代になっても、この停止性問題は解決しないのだろうか。世の中にはノンストップコンピュータは実現しているが、これは停止性問題の解決ではない。停止性問題とは、ある入力(指示)に対して、無限ループに陥るのではなく、これは無限ループに陥るから嫌だと拒否するか、無限ループに陥っていることを理解して自らの処理をストップすることだ。

人間は停止性問題を解決できるのか
そもそも人間はどうなのだろうか。通常の問題であれば、着手してから何分も何時間も考えても解けなければこれは無理と判断する。その意味では人間は停止性問題を解けるといえる。しかし、常にそうかというとそうでもない。例えば、電通に勤務していた女性社員が自殺した問題がある。詳しくは分からないが、非常にやりがいのある仕事ではなく、意味が不明な仕事を大量に強いられ、思考能力も低下し、結局自らの死で決着をつけた。本来は、そうなる前に停止すべきだったが、停止できなかった。そのような意味では、人間も停止性問題を解決できるとは限らないのかもしれない。

汎用AIは停止性問題を解決できるのか
レイ・カーツワイル人工知能が人間の知性を超えるシンギュラリティの到達を2045年と予想したが、そのような時代に稼働している汎用AIも、所詮は計算機だ。チューリングマシンが解決できない停止性問題を解決することができるのだろうか。つまり、どれだけコンピュータの技術が発達しても、なんらかのミスやトラブルがあり、想定外の事態に陥ると無限ループから抜け出せなくなる可能性はゼロではない。

フェールセーフ
大切なことは、そのような時に一声かけることだ。先の電通の女子社員にしても、周囲の人が大丈夫?と声を掛けていたら最悪の事態を回避することができたかもしれない。汎用AIが世の中に多数存在するような社会においても、特定の汎用AIは無限ループに陥るかもしれない。そんな時には、周囲にいる人間か別の汎用AIが大丈夫?と聞いてあげるような優しい社会が実現できれば、停止性問題は解決するのかもしれない。

未来を予測する最善の方法は未来を創ることだ
これはスティーブ・ジョブズとともにiPhoneを開発したアラン・ケイの有名な言葉だ。子供達にITの啓蒙活動講座をする時にも、次の絵を見せて知ってる?と聞くとほとんどの生徒は知らない。1968年にアラン・ケイが描いた絵といっても、アラン・ケイを知っている生徒はほとんどいない。それでも、50年前にこんなことを想像したことが今は実現している。50年後にはどんな世界になっているのだろう?どんなことができるようになっているのかを目を閉じて想像してごらんと言うと、素直な子供達は色々な想像をしてくれる。そして、想像するだけでなく、ぜひ創造してと言うと眼が輝く子供達がいる。(出展:https://the01.jp/p000966/)
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まとめ
ブログの更新が途切れがちだが、気になったことやびっくりしたことなどは今後も定期的にはアップしたいと思う。以前ほど深い内容を頻繁にアップすることはできないけど、無理のない範疇で、無限ループに陥らないように、マイペースで更新するので、気が向いたら覗いて見てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上

ヘッブの法則からAIソフトと人間の役割分担まで

ヘッブの理論
脳細胞の動きについての法則だ。ヘブ則ともいう。脳のシナプスの可塑性についての法則だと言われても何のことだかわからない。

ヘッブの理論の提唱者
このヘッブの理論を提唱するのは、カナダの心理学者であるドナルドヘッブ(1904年7月22日〜1985年8月20日)だ。両親は医師だが、作家を目指し、心理学を学び、ハーバード大学で博士号を取得。その後、知覚や学習についての神経学的研究を行ない、それをヘッブの理論としてまとめた。

心や精神はどこにあるのか
人間の行動や感覚を司る心や精神は、脳神経に存在するのではなく、神経細胞同士の相互作用の中に存在するという考え方がヘッブの理論だ。つまり、ある神経細胞Aが別の神経細胞Bを継続的に刺激するときに神経細胞Bも活性化するとAとBの間の神経回路が活性化される。継続的に刺激するとAとBの神経回路は強化され、短期的な記憶となる。

短期的な記憶と長期的な記憶
点の記憶だけだと短期的な記憶だが、その点と点が繋がり、面的なつながりが強化されるとそれは長期的な記憶となるという。技術士試験でも、知らない言葉が出て面食らうことが多いが、そのような未知の言葉(キーワード)についての理解が深まり、さらにキーワードとキーワードの関係を理解すると、なんとなくその分野のことを理解したような気持ちになる。そのように理解することが長期的な記憶に繋がるということだろう。

ヒトゲノムとヒトコネクトーム
ヒトゲノムとは、人間のゲノムのことである。ゲノムとは遺伝情報のセットであり、ヒトゲノムは核ゲノムとミトコンドリアゲノムからなる。この核ゲノムには約31億のDNA塩基がある。ヒトゲノムの解読は非常にチャレンジングだったが、2003年に解読の終了が宣言された。一方、ヒトコネクトームとは、人間のコネクトームのことだ。コネクトームとは生物の神経系内の各要素がどのように接続しているのかという全体的な地図を意味する。人間の脳には約一千億ほどの神経細胞があり、その神経細胞間の接続数は1兆ほど存在する。ヒトゲノムの解明は終了したが、ヒトコネクトームの研究はまだ始まったばかりだ。

遺伝と環境
人間の性格は遺伝で決まるのか、環境で決まるのか。遺伝が8割とか、5割とか諸説あるようだ。しかし、昔からのことわざで言われるように、三つ子の魂百までというのは結構当たっているのではないだろうか。幼少時の性格と大人の性格は変わるものだが、その基本的なセットは幼少期に形成されるというのはあるかもしれない。先の人コネクトームに基づけば、1千億個ほどの神経細胞の形成はDNA、つまり遺伝に依存するだろう。しかし、その後の1兆ほどの組み合わせのどこが強化されるかは環境による。その意味では、環境の影響も非常に大きいと言えるのはではないか。
fukusuke.tokyo

SASのセミナー
新聞を読んでいると人工知能やAI、機械学習といった話題が満載だ。昨日もAIエンジンのパッケージソフトで先行するSAS社のセミナーを覗いてみたが、すごい集客力に驚いた。300人ほどが収容できる会議ホールが6 ほどあり、いずれも立ち見が出るほどの満席だ。しかも、それらの会議室では6回ほどのセッションをしている。ざっと考えても延1万人ほどの参加はすごい。先行してSASのAIエンジンを利用した成果が発表されていたが、医療あり、電力あり、金融ありだった。ポイントは大量の業務に適用すると省力化の効果が高いということだ。

AIソフトによる仕分け
例えば、マネーロンダリーに口座が使われていないかどうかを銀行は調べる義務があるが、この処理は大変だという。しかし、AIソフトを活用し、明らかに問題がない案件と、明らかな問題を仕分け、人間はどちらとも言えない微妙な案件に集中することで精査業務の効率化が飛躍的な向上したという。しかし、精査業務に長く従事した人はAIソフトの導入に反対だったという。その理由を問うと、「だって我々が実質している内容しかAIソフトはしていない。」、意味がないという。しかし、AIソフトは精査のベテラン社員が行うことを機械学習して、その通りに仕分けし、その理由を明記するような仕組みなので、それは当然だ。そして、精査のベテラン社員もそのことを理解すると、「繰り返しの作業から解放されて、より困難な案件や微妙な案件に注力できるのは歓迎すべきことかもしれない」と考えるのようになったという。最終的にはAIソフトが対応できる業務がどんどん増えるのだろうが、人間とAIソフトのあるべき役割分担の一つのパターンのように感じた。

技術士試験にチャレンジする人へのエール
総監を除く一般部門の二次試験は7月15日に予定されている。今年の試験にトライする人は技術ノートを作ったり、記述ドリルにトライしたりしているかもしれない。私も今回は情報部門にトライしているが、人工知能ブロックチェーン量子コンピュータあたりは出題に狙われやすいキーワードだ。人工知能では、教師あり学習と教師なし学習や、ニューロン構造などはマストだ。このような分野を調べていると先にあげたヘッブ理論やヒトコネクトームのキーワードを初めて知った。その意味することは難解だけど、点の理解ではなく、その点と点を結びあわせて面の知識にすることの重要性と効果は理解できる。

まとめ
AIは結論を出せても、その判断ロジックを示せないと聞いていたが、SASの講演では判断ロジックまでを出力する事例が発表されていた。AIを中心ととする業務改善はこれからの産業構造を改革する中心的なエンジンだろう。情報工学部門にも首尾よく合格できれば、人工知能の安心・安全な活用に向けての研究も継続して実施して行きたいと思っている。そのためにも合格しなければ(汗)。

以上

景気政策としてのベーシックインカムの側面と実語教の意味

ベーシックインカム(以下はBI)の経済政策としての側面
BIは一般には貧困対策などの福利厚生政策として論じられることが多い。しかし、BIを導入しても、一定の金額があまねく支払われるだけであって貧富の解消にはならない。しかし、その一方で今後、ロボットやAIの技術が進歩して、ほとんどの仕事を自動化できるような時代には仕事をしたくても、希望する仕事につけなかったり、そもそのその仕事がなくなり、収入を得られない人口比率が増大すると懸念される。商品を供給するシーズとしてのメーカ側の機能は充実し、それを消費したいというニーズも高いのに、消費すべき人に収入がないために消費できないというジレンマに陥る危険がある。

BIはデフレ対策として有効か
ニーズはあるが、収入がないもしくは収入が低下するとどうなるか。人々はより安いものを志向するようになる。多少ニーズと違っても、必要十分な商品が100円ショップで購入できるのであれば、高価な店では購入しなくなるだろう。飲食にしても、同じようなものなら安い店にニーズがシフトするだろう。結果として、デフレは加速するかもしれない。しかし、生きるために必要な衣食住を賄うための必要最小限の収入をBIとして確保できるのであれば、その収入の範囲内で少しでも美味しいもの、少しでもおしゃれなものを嗜好するようになるのではないだろうか。

BIはインフレ政策として有効か
BIの財源問題があるので、例えば最初から月額7万円を支給するのではなく、数万円から初めて効果を見極めながら徐々に増額するのが現実的だろうという意見がある。それは一理ある。支給金額が増えすぎるとインフレが懸念されるため、適正な金額に抑えるべきともいう。それはその通りだ。

BIの増額を抑制できるのか?
しかし、仮にBIを開始し、効果を確認できたので、金額を増額する。きっと国民は喜ぶだろう。もっと増額してほしいという希望が増えるだろう。そんな国民のニーズを組んで増額を宣言する政治家が当選するようになると、まさにポピュリズムの結果として、政治家は増額を推進しようとする。多少インフレ懸念があったとしても、国民が望む増額をやるのだから国民が反対することはない。

インフレ政策が引き起こすこと
一旦、インフレが発生するとどうなるのだろう。政治家は国民の人気を得るためにBIの増額を宣言して、国民もこれを歓迎する。しかし、過剰なBIの増額がもたらすものはインフレであり、通貨価値の減少だ。その結果として、タンス預金としてせっせと貯蓄した資産は目減りして国民は損害を受ける。一方、政府は多額の負債が実質的に目減りして、政府は利益を得る

BIの制限とフェイルセーフ

予算の制約もあるため無制限にBIを増額することはできない。しかし、政府は、国民を煽ってさらにBIの増額とそれに伴うインフレをさらに加速しようとするかもしれない。したがって、BIを導入するときには、段階的な増額は実行可能なプランであるが、上限の宣言をするべきだ。また、一旦インフレが加速したときには、BIを減額して、インフレを鎮静する市場メカニズムをあらかじめフェイルセーフの仕組みとして盛り込んでおくべきだ。

BIバブルの懸念
これをBIバブルのリスクと定義したい。人間の叡智でこれを未然に防ぐことが可能と信じたい。しかし、人間は体制に流されやすい側面もある。冷静な判断が出来ないという愚かな性癖を持っているので、BIバブルの発生とBIバブルの崩壊は不可避なのかもしれない。願わくは最初のBIバブルの崩壊からの教訓を得て、それ以降は適切なBI支給額に設定ルールを社会が受け入れることを望みたい。

実語教が教える意味
BIのもう一つの課題は人は何のために生きるのかという精神的な支柱だ。子供からなぜ勉強するべきなのかを問われたときにあなたは何と答えるのだろうか。良い学校には入れても、良い会社に入れる人は少ないだろう。また、その会社で活躍出来る人も少ないだろう。自分で起業する方法もある。でも、起業に成功する人も少ないだろう。大多数の人はどうすれば良いのだろうか?私は、千年に渡って日本人の心を育てた実語教が大きなヒントになると考えている。実語教に関しては別に投稿したものを引用しておきたい。
hiroshi-kizaki.hatenablog.com

まとめ
大切なことはお金ではなく知恵だ。自分を磨き、その知恵を次代に引き継ぐ。そんな社会は前向きで健全で活気に溢れているのではないかと期待したい。BIの目的は格差是正や貧困対策がメインかもしれない。しかし、インフレを誘起することによる景気対策の側面もあることを忘れてはいけない。20年後、40年後の世界がユートピアになるのか、ディストピアになるのかは、今後の技術開発や技術研究だけではなく、社会面での仕組みの検討が重要だし、その中でもBIの是非は最重要なキーワードだろう。しかし、本当にユートピアにするには、一人一人の人間が生きがいを持って、やりがいを持って、目的を持って自らを研鑽する。成長を実感する。そういったことが重要だ。そのための方法論はここでは割愛するが、少なくとも日本で一千年に渡って語り継がれた実語教の存在ぐらいは知っておくべきだと思う。

以上