LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

教育ICTについて考える。

学校とタブレットの関係の現状

2年ほど前から全国の小中高を行脚してICTのモラル教室の講演を行っている。学校を訪問して子供達にお話をしたり、逆に子供達に現状を教えてもらったりするのは本当に楽しい。

かつては荒れていたような不良校が更生して進学校になっていたり、全国生徒27名という離島の中学校や、全校生徒1000人規模の中学校もある。もっとも講演の多いのは小学校であり、特に5−6年生が多い。でも、時には1−2年生対象の講演だったり、1−6年対象の講演だったりしていつもチャンレンジングだ。

学校を訪問すると、校内Wi-Fiの工事をしていたり、タブレットが全校生徒に配布しましたという学校もあるが、まだまだ少ない。ほとんどの学校は、全校生徒の1割程度とか、一クラス分は配布されたが、先生がどのようにそれを使いこなすのか思案中という感じだ。

ここ1−2年は若い教員の登用が目立っていて、学校を卒業したばかりの若い先生はタブレットを普通に使いこなしているが、スマホもあまり使っていないようなベテランの先生がタブレットに興味を示すことは稀だ。

校長先生から見ても、タブレットを使った教材にドラスティックにシフトするわけにもいかず、ベテランの先生の意見も聞きながらソフトランディングを試行している感じであり、積極的にICTを活用しようとしている校長先生は稀だ。

しかし、肝心の生徒は自分のスマホや自宅のタブレットを自由自在に活用していて、校内でのタブレット利用には全く拒否感がない。

 

生徒と先生の知識レベルの逆転
進んでいる先生もいるし、遅れている生徒もいる。でも、平均すると、スマホタブレットの利用技術は生徒の方が進んでいる。そして知識レベルで遅れている先生が、知識レベルで進んでいる生徒に教えないといけない。この矛盾が教育現場にICTを持ち込み、活用するための最大のジレンマであり、ハードルではないだろうか。生徒は学習にタブレットスマホを使うことに抵抗はないが、先生にそれを教える自信がない。もっと言えば、知識がない。活用しようという熱意がないと最悪だ。

 

先生に必要なスキルは何だろう
でも、よく考えてみてほしい。例えば小学校の先生が教えるべきはタブレットスマホSNSのことではないはずだ。算数であり、国語であり、社会であり、理科である。その知識は当然ながら先生はあるし、経験も豊かだ。タブレットは単なる道具であり、それ以上でもそれ以下でもない。何を恐れる必要があるのだろうか。確かに、タブレットを活用した教育教材を作成するのであれば、タブレットの操作に習熟しているべきだが、誰かが作ったタブレット教材を活用するのであれば、それほど高度なスキルは必要ないし、そもそもそれもできないようなら教員を続けるべきではない。若い教員に譲るべきかもしれない。

 

寺子屋と現在の学校
かつての寺子屋では、数十人の生徒(当時の筆子)はそれぞれの課題に対処しながら、必要に応じて先生(当時の師匠)が生徒を指導したという。Wikiを見ると江戸時代末期には全国に16,560の寺子屋があったという。文科省が発表する平成28年度学校基本調査(参考1)によると小中高の学校数と生徒数は以下のとおりだ。
     学校数    生徒数
小学校  20,313   6,483,515
中学校  10,404   3,406,029
高校     4,925   3,309,342
  参考1 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2016/12/22/1375035_1.pdf

 

先生の仕事は教える事+教材を作る事
先生がすべき事は教える事だ。しかし、何十年も前から同じ内容を板書して、同じところでジョークを言うような授業では、これからは通用しないだろう。生徒に理解してほしい事を生徒が理解できるように説明し、生徒が理解したかどうかをチェックしながら、必要に応じて補足説明をする。先を行く子供にはさらなる応用問題にチャレンジさせたり、理解できていない子供にわかるように説明させたりする。そんな風にボトムアップとトップアップを同時並行的に実施することが今後は求められる。

 

ICTの特徴は生徒中心の教育ではないか
寺子屋の時代は一人一人のレベルに合わせた教育をしていたが、戦後の教育改革では、より均質的な教育とボトムアップが重視された。それはもちろん間違いではないが、これからの情報通信革命が進む日本を支える子供達への教育が旧態依然で良いわけがない。ボトムアップと同時にトップアップを行うには、タブレット教材等のICT活用は絶好のツールになるのではないか。逆に言えば、このトップアップとボトムアップを同時に行うと言う目標がないと、旧態依然とした教材を単にデジタル化したものに留まってしまうのではないか。

 

学校教育と塾の関係
英国でトップアップというと、プリペイドカードの残高をチャージするという意味だ。辞書で見るとコップの上まで水を満たすようなイメージもある。イングランドでトップアップ教育というと裁量制の授業制度の意味だ(参考2)。現在の学校教育はボトムアップだが、塾は有名校への合格率を上げるためトップアップだ。優秀な生徒は塾に通い、塾では学校より進んだ授業を生徒に寄り添って優しく厳しく指導するので、学校の授業を退屈だと感じると言う。それっておかしく無い?
   参考2 http://www.jsps.org/information/documents/08/080813_2.pdf

 

教育ICTの国内市場
2013年9月20日の資料と少し古いが市場調査会社のシードプランニングの調査(参考3)によると、2020年には教育用ICT機器の国内市場は1160億円規模になるという。教育ICTにはセキュリティの問題からAndroidは除外されていると聞く。個人的にはWindows版のセキュリティが高いとはとても思えないが、候補はWindows版かiOS版になる。例えば、32GBのWi-FiiPadなら4万円を切る。仮に調達価格が4万円とすると290万台相当となる。しかし、この予算にはタブレット以外の費用も含むので、仮に200万台相当とすると、小中学生は5年間も同じ機種を使い続けないといけないのだろうか。
  参考3 https://resemom.jp/article/2013/09/24/15309.html

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教育用タブレットのBYOD解禁
公立の学校では事例が少ないようだが、私立の学校では入学時に生徒がiPadの購入することを条件とする事例が出ている(参考4)。これは単に学校側のコスト削減を目的としたものではなく、生徒にとってもメリットがあるWin-Winの方法だと言える。

 学校:iPad導入のコストが不要。資産管理が不要。
 生徒:自分のiPadを支える。
   :iPadに保存した内容は自分の責任の配下で保存、活用できる。
   :性能が古くなったり、容量が不足したら、自分の判断で機種変更できる。
  参考4 https://enterprisezine.jp/iti/detail/6712 

 

BYOD解禁のための課題
小中学校で教育タブレットのBYOD解禁を解禁するには何が問題なのだろう。すぐに思いつくのは次の3点だろうか。

1)生徒の費用負担
2)セキュリティの問題
3)タブレットの目的外利用

課題1:生徒の費用負担
タブレットを学校側で用意せずに生徒側が用意する方法では、経済的にタブレットを購入できない生徒をどのように救済するのかという問題が生じる。先の私立校のように入学の条件とすることは公立校ではできないし、やるべきではない。公立校では、タブレットの適用機種を宣言し、その機種を生徒で用意することを認めるべきだ。そして、生徒自身で用意できない台数分を学校側が用意すれば良い。1−2年で最新の機種に変更する生徒もいるかもしれないが、そのような機種変更で古くなったタブレットを学校に寄付してもらうことも許容(強要ではない)してもいいのではないか。そのような対応が取れるのであれば、学校側の費用負担はずっと減るし、その分をWi-Fi整備やセキュリティ対策や、コンテンツ作成などのインフラに回せるのではないか。

 

課題2:セキュリティの問題
これは最も注力士なければいけない課題の一つだ。BYODで利用するタブレットには共通のセキュリティアプリを搭載して、BYODの機能制限を行う必要があるだろう。しかし、これは学校側がタブレットを直接管理する場合にも必要なことである。実物の棚卸管理が不要な分だけ、BYOD活用の方が学校の負担は少ないといえるのではないだろうか。大学などの高等教育機関でBYODを許容している事例は多数あるようだ(参考5)。

  参考5 https://www.ashisuto.co.jp/product/theme/virtualization/ericom_whitepaper_byod.pdf

 

課題3:タブレットの目的外利用
学校の先生、特に指導担当から見ると、学校内でスマホタブレットの利用を解禁することには抵抗があるかもしれない。しかし、文科省も2020年にタブレットの利用を目標としている。スマートデバイスも規制の時代から活用の時代に変革させる必要があるだろう。ただし、なんでも許容すれば良いというわけでもない。BYODを先行して導入した袖ヶ浦高校の事例を見る(参考6)と、EvernoteDropbox、Ednityなどを使っている。
  参考6 https://www.pc-webzine.com/detail.html?id=103

 

学校向けSNS(ednity:エドニティ)とは
Ednityとは、iphoneiPadで使えるコミュニケーションアプリであり、次のような機能を具備しているという。iOSのみという制限はあるが、使い勝手は良さそうだ。
【こんなシーンご利用できます】
・HRや授業での日常の連絡
・授業で必要なファイルやURLの共有
・学習での疑問点の質問
・教職員の情報共有
・文化祭の準備や課題研究などのチームプロジェクト
・部活動などの課外活動
【ednityの特徴】
・先生、生徒、役割ごとに違う学校や教育機関に適した機能権限
・グループ作成権限は先生のみ
・グループ参加には先生しか見れないグループコードが必要
・シンプルなインターフェース

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奈良女子大学附属中等教育学校でのEdnity活用
Ednityの評判をネットで調べていたら、奈良女子大学附属中等学校での活用事例が報告されていた(参考7)。ここでは、教育SNSを活用することで正解到達型ではなく、目標創出型のアクティブラーニング(A.L.)を目指すという。特に、SNS利用では教員からの課題提示や個別問いかけが有効だったという。SNSを教育の場で実践することで、子供達にただしいSNSを指導するという副次的効果も期待できる。
  参考7 http://www.kknews.co.jp/maruti/news/2016/0905_2f.html

 

米国の教育SNS(edmodo)も日本語化
先のEdnityは日本初の日本のSNSであるが、海外ではどうだろうか?教育分野のテクノロジーやWebサービスを最近はEdTech(エドテック)と呼ぶ。教育SNSが注目されるきっかけになったのは米国が2008年にサービスを開始したEdmodo(エドモド)だ。Ednityを運営するEdnityが設立したのは2013年だ。同じ2013年に先生同士のコミュニケーションに特化した教育SNS(SENSEI NOTE)が始まっている(参考8)。

  参考8 http://blog.goo.ne.jp/tgalmoh/e/bf7f5dbeb7362db95a671fb867c13b25

 

注目されるChromebook
東京都港区にある広尾学園高校は、iPadのBYOD活用をいち早く進めたが、2014年に医心・サイエンスコスに入学する生徒から標準端末をiPadからChromebook (C720)に変更している(参考9)。同校の木村教諭によると、理由は次の3点だという。

1) iPadでも問題はないがより長い文章入力が必要だった。
2) ChromebookiPadと性能面で遜色がなくより安価だ。買い替え負担の低減。
3) Chromebookは常時接続が前提だが、校内Wi-Fiが整備が進んでいて問題なかった

一方、課題はChromebookでサポートしていないアプリがあることや、自宅でWi-Fi環境がない生徒がいることへのケアだという。
  参考9 http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1503/31/news05.html 

 

立命館宇治ではサイボウズLiveを活用
教育ICTとしては、EdnityやEdmodoが一般的だが、サイボウズLiveを活用している事例があった。立命館宇治中学・高校では、2011年にiPadを学校共有タブレットとして試験的に導入した(参考10)。本格的に一人一台のタブレット導入した2014年度ではWindows系を選んでいる。その時に学習ポータルサイトの候補はサイボウズLiveとEdmodoとEdnityだったが、最終的に選んだのがサイボウズLiveだった。Edmodoは同校内でも利用実績はあったが、当時は日本語環境が整っていなかった。EdnityはUIが分かり易かったが当時はスマホ環境がなかった。一方、教職員はサイボウズがルーンの利用経験があったためという。サイボウズLiveのチャット機能はアクティブラーニング(A.L.)との相性も良く、グループ内のディスカッションに頻繁に活用されているという。ただし、サイボウズLiveは設計思想が古いので1ファイルの容量が25MBに制限されているのがネックだという。
  参考10 http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1605/30/news02.html

 

総務省が定める教育ICTガイドブック
総務省では、教育ICTの事例集と導入手順を教育ICTガイドブックとして同省のホームページに公開している(参考11)。これによると、2016年6月2日に閣議決定された「日本再興戦略2016」に基づき、総務省では「2020年度にはクラウド上の教材等を利用可能な学校が100%になること」を目指すという。また、このガイドブックでは情報端末の要件として、次のような記載例を示していた。

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  参考11 http://www.soumu.go.jp/main_content/000492552.pdf

 

教育目的の動画が伸びている

YouTubeのディレクターがYouTubeキッズを都内で説明した時に、世界中で盛り上がっているのは教育コンテンツの動画配信だという(参考12)。例えば、米国では物理ガールというチャネルで重力といった科学的テーマを解説して人気だという。そして、このような教育コンテンンツに関わるクリエイターはエデュチューバーと呼ばれているという。また、YouTubeキッズでは、タイマーという仕組みを設けて子供に動画をどれだけ見せるかの判断を親に委ねている。
 参考12 https://withnews.jp/article/f0170706001qq000000000000000W01a10101qq000015501A

 

YouTube Kids

2017年5月31日に子供向けのYouTube視聴アプリ(YouTube Kids)がリリースされた。米国では2015年2月にリリースされたので2年ほど遅れての展開だ。YouTubeKidsには、年齢に適したブロック機能があり、未就学児、学齢児童向け、すべてのお子様向けに選択できるのが特徴だ。

YouTubeKidsで見れるYouTuberと見れないYouTuberは次の通りらしい(参考13)。

また、動画は、アニメ・ドラマ、おんがく、まなぶ、はっけんの4つのジャンルに分けているようだ(参考14)。

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  参考13 http://takaakiokamoto.com/?p=3447
  参考14 http://ksunmoon.com/school-work/youtube/ 

 

まとめ
教育の現場を日々訪問していると日本でのICT教育の遅れを感じることが多い。でも、先行事例は多数出ている。パイオニアの頑張りをトリガーにして、日本でも広く教育ICTが活用されるようになってほしいと思う。そのためにネックとなっているものはなんだろう。それを技術士である自分はどのように解決できるのだろう。そんなことを考えながらブログを書いてみました。今日はこれぐらいにします。最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

                                 以上

フィンランド&バルト三国への旅

来週からフィンランドバルト三国を行脚してきます。

 

目的は、次の3つです。

1)IT先進国と言われるエストニアで見識を広める。

2)デジタル志向の国とアナログ志向の国を比較して幸福度を考える。

3)会社生活の区切りとなる自分へのご褒美とする。

 

今回の旅の目的を3つあげたけど、圧倒的に1)がメインです。少し調べただけでも、次のような情報があります。あなたはどれに興味を持たれますか?


エストニアは、SKYPEを開発した国、元大関把瑠都の出身国、マイナンバー
 先進国(2002年に導入)、九州と同じぐらいの国土に約130万人の国民。

エストニアがIT先進国であることはよく報道されている。
 http://on-the-road.co/?p=6104 
 大前研一は2014年11月7日の週間ポストでエストニアを紹介している。
 https://www.news-postseven.com/archives/20141029_283759.html

③ 日本のSUICAのような公共交通機関用のスマートカード(プリペイド)がある。
 しかも、これが洒落ていて、1回1.1ユーロだが、3ユーロに達すると1日定額に
 切り替わってそれ以降は無料。しかも、居住者や長期旅行者は無料だという。
 http://eatsleeptravel.xyz/2016/06/03/tallinnbus/
・1日25ユーロで有料観光地や交通料金が全て含まれるタリンカードもある。
 https://www.visittallinn.ee/jp/visitor/tallinncard 

④ 非居住者もe-Residenceカードを発行してもらうことができる。これで銀行開設
 なども可能になるという(本当かな?)。
 http://tere-estonia.com/estonia_e-resident_e-estonia 
・大学への留学を検討している人にとっては穴場的存在かも(^^
 http://eatsleeptravel.xyz/2017/03/21/tallinnuni/ 

エストニアの消費税は20%とシンプル。2000年から2004までは26%だったけど、
 徐々に税率が下がっているのは素晴らしい。
 https://www.emta.ee/eng/private-client/declaration-income/tax-rates 

⑥ 自動運転のバス運行は、フィンランドが先行しているけどタリンでも今年から走行
 するらしい。
 https://www.theguardian.com/technology/2016/aug/18/self-driving-buses-helsinki

ベーシックインカム(UBI)の検討がヨーロッパを中心に進んでいる。ただ、
 エストニアよりもフィンランドが先行しているようだ。
 http://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/575205/universal-basic-income-finland-trial-uk-scotland 

 

 2番目の目的は、幸福度の比較だ。国連と米コロンビア大学が設立したSDSN(持続可能な開発ソリューションネットワーク)が調べた世界幸福度ランキングでは、日本は世界の中で51位だった。上位は北欧諸国で、ノルウェイデンマークを抜いてトップとなった。なぜ、幸福度ランキングで北欧が上位なのか。
 http://worldhappiness.report/wp-content/uploads/sites/2/2017/03/HR17.pdf

 ちなみにバルト三国エストニアリトアニアラトビアはそれぞれ上記の幸福度ランキングでは、66位、52位、54位と日本と同じような順位だった。IT先進国と呼ばれるエストニアとアナログなラトビアリトアニアとどちらの国民がより幸せを感じているのかを比較してみたいと思った。でも、フィンランドは同5位なので、バルト三国同士を比較するよりは、フィンランドと比較する方が有益かもしれない(笑)。

 

 最後は個人的なところだ。この8月で還暦になる。幸い、当社は誕生日で定年ではなく、翌年の3月に同期に人と揃って定年である。せっかくの機会なので、少し日本を離れて日本や日本企業や自分を見つめ直す良い機会にしたいと思った。しかも、現在の業務は子供相手なので、学校が夏休みになるこの時期は長期の休みを取得する絶好の機会なのだ!このチャンスを活かさない手はない!

 

 長々と書いてしまいましたが、IT先進国のエストニア、幸福度ランキングで上位のフィンランド、そして隣国のラトビアリトアニアを行脚して、定年後の人生設計に役立てたいというのが目的です。まあ、あまり硬いことは考えず、異国での空気や食事や飲み物や文化をたっぷりと堪能したいと思います。

                                    以上

技術士へのチャレンジ

昨日は、日本技術士会が実施する技術士二次試験(筆記試験)が全国の各地で開催された。私は、すでに電気・電子部門と総合技術監理部門に合格して、登録しているが、今回経営工学部門にチャレンジした。振り返ると、4年前に会社から技術士にチャレンジする人の募集があり、これに応じたのが始まりだ。

 

2014年:技術士の一次試験(経営工学部門)にチャレンジして合格。以下は二次試験。
2015年:電気電子部門にチャレンジして合格。
2016年:総合技術監理部門にチャレンジして合格。
2017年:経営工学部門にチャレンジ中。

これだけ見ると順調に見えるが、結構長く険しい道のりだったり、それぞれでプロの指導を受けたのが功を奏した面が多い。改めて指導いただいた方々に感謝します。指導ありがとうございました。

 

2014年の一次試験(経営工学部門)
ここでは、会社が費用負担してくれるということで新技術開発センターの通信教育のコースを受講した。一次試験は選択問題のみであるが、その範囲が広く結構難関だ。ただ、一次試験の受験部門と二次試験の受験部門は同じでなくても良いという仕組みだ。会社からは電気電子部門の登録を求められているので、電気電子部門の一次試験を受験するのが基本だが、どうも難しい。。特に計算問題とかが難解そうだ。情報工学を見ても結構難しい。部門ごとの合格率を比較すると経営工学部門は合格率が高い。また、その問題も、かつて中小企業診断士を目指した時に勉強した分野と結構かぶっていて、知識問題が多いので、理解すれば解けそうだ。ということで経営工学部門で受験を申請して、なんとか合格した。この時に勉強は知らないことが多くて、結構楽しかった。

 

2015年の二次試験(電気電子部門)
ここでも、会社が費用負担してくれるということでNTT-ATの通信教育&添削講座を受講した。ここは添削数の上限がないという。それならばということで、講座元からのテーマ提示に先立ち、過去問題についてトライしたものを送付したら、特別にということで添削してくれた。講座元からのテーマもすぐにトライして展開していたら、受験申込書を提出する4月の段階で60近い添削をしてもらっていて、受講生の中では(内容ではなく)提出数でダントツだった(笑)。しかし、その結果は、いずれも合格レベルではないとケチョンケチョン(涙)。これではダメだと、心機一転して一次試験でお世話になった新技術開発センターのセミナーをスポットで自費負担で受講した。結果的にはここで講師から技術ノートの重要性と有効性を聞き、またそのサンプルも見せて頂いた。5月から6月までの2ヶ月間はNTT-ATには添削依頼をせず、ひたすら技術ノートを作成した。まずは100個を目標にして、最終的には150個ぐらいまで行った。その技術ノートには900文字相当の情報があるので、これを参考にしながら600字の原稿用紙に特徴と課題と対策を簡潔にまとめる練習をした。結局、ほぼすべての技術ノートは第2版から第3版になった。さすがに第3版まで改訂したものは内容も整理できている。そこで自力を付けた後は、NTT-ATの添削もほぼ合格レベルになった(単に採点が甘くなった気もするが、、)。また、原稿用紙に書いた内容はスマホに録音して、繰り返し聴き直すことで記憶に定着させるとともに、おかしな点や論理の飛躍などがないかチェックして、木になる点は直すようにした。結果的には問題なく合格した。口頭試験もなんとよく知っている先生だったので合格を確信した。

 

2016年の二次試験(総合技術監理部門)
電気電子部門の合格はほぼ確信できたので次のステップとして総合技術監理部門にトライしようと2015年末ごろから準備をしていたら、すきやき塾の塾長である鳥居先生が直接に指導頂けるコースがあることを知り、これは自費で申し込む。すきやき塾の名古屋組織である手羽先の会にも参加しようとしたら、「合格が発表されたら参加してね。」とのこと。まあそれはそうでしょう(笑)。鳥居先生からはまたもケチョンケチョンに厳しい指導を受けた。特に、安全管理面のキーワードにKYというのがあり、空気が読めないのKYではないと思い、鳥居先生に質問すると、なんと危険予知の略だという。未来を予知するなんて超能力者でもない普通の人間ができるのかと疑問に感じたが、鳥居先生からはそんなことも知らないのかとあきられた。また、KYとはなんの略ですかと聞き続けると一瞬つまっていた(笑)。工事現場に行くと、確かにKY朝礼とかしている。まあ、そんな話はどうでも良いが、総合技術管理部門は、この安全管理や社会環境管理、経済性管理、情報管理、人的資源管理という5つの管理技術を総合的に駆使して複雑な技術課題に対応することを目的としている。したがって、専門技術の目線ではなく、この5つの管理技術の目線で考えることを何度も指導された。基本は、これら管理技術のキーワードを活用することだが、それもきちんと意味を理解して正しく使わないと逆効果になる。5つの管理技術に対する選択問題(40問=5科目×8問)全てに回答する必要がある。さらに記述問題は600字の原稿用紙5枚にまとめる必要がある。ここでは技術ノートは作成せず、日本技術士会が発行しているいわゆる青本を全てスマホに録音して繰り返し、繰り返し聞くようにした。青本を3分冊にしたものと、選択問題を科目ごとにまとめた5分冊を用意し、3分冊は3日でローテーション、5分冊は5日でローテーションするように持ち歩いて、勉強にトライした。ただ、正直持ち歩いただけの日の方が多かった。総合技術監理部門は難関だが、選択部門と記述問題の合計点が60点以上で合格なので、選択部門を頑張れば頑張るほど合格に有利になる。ちなみに私は選択問題はほぼ8割正解だったので、結果的には楽勝だった。また、記述問題も意外と高評価だったことが口頭試験で確認された。

 

2017年の二次試験(経営工学部門)
これには受験しようかどうか結構悩んだが、決定打になったのは、先述の手羽先の会の会合の後、総監に合格した人と慰労して、次はと言う話になり、その人は経営工学部門にトライするという。それを聞いた人も経営工学部門に登録している。私も実は一次試験は経営工学部門でしたと話をすると、ぜひ二次試験にもトライしろという。最大限の応援もしてくれるという。だが、悩みはその受験部門だ。サービスマネジメントと生産マネジメントが候補(他には物流と金融工学)だ。保持者は物流、もう一人はサービスマネジメントでトライするので、私が生産マネジメントだと3部門を制覇できるので、生産マネジメントがいいのではという。でも、自分はメーカに勤務したわけでもないのでとかなり悩んだが、経歴を示すと、需給の分野が生産マネジメントにピッタリだし、これなら合格すると太鼓判を押されてしまう。いろいろ悩んだが、過去問題を見ているうちになんとかなるかと生産マネジメントに決めて出願した。悩んだ理由は、問題を見てもキーワードが出てこないためだ。そのため、2年前を思い出して、まずは100のキーワードに関する技術ノートを作成することにした。自覚していた通り、技術知識がまった不足している現状を目の当たりにした。ただ、知らないことを理解していくのは楽しいものだ。結果的には、5月の1ヶ月でほぼ140ぐらいの技術ノート(第1版)を作成した。ただ、これだけでは、記述の能力に結びつかないので、これをまた600字の原稿用紙に書いていく練習をした。1枚30分なので。1時間あれば2枚。ノルマは1日4枚にしたひたすら書いた。書いた。書いた。その結果、技術ノートは半分ぐらいが第2版となった。電気電子部門ほどではないけど、まあまあこれぐらいかと言うレベルには達した。一通り技術ノートの作成を終えたところで、過去問題にトライすると、結構かけることに喜びを感じた。そりゃそうだ。過去問題からキーワードを抜いているのだから(笑)。また、苦手意識のあった統計問題もトライすると、意外と明確な落とし所が隠されていて、スッキリする良問が多く好きになった。実際の試験でも統計問題が出たら、今回は連(7つ連続してセンターラインより同じ側に外れる事象)がポイントだった。試験問題を作成する人に機会があればお会いして話を聞きたいぐらいだ。

 

経営工学の二次試験は、まだ途中。合格発表が10月末で口頭試験が12月なので、これにつながることを信じて、しばしゆっくりする。

 

2018年にも何かにトライするかどうかはまだ決めていない。今年の8月で還暦を迎え、来年の3月で定年なので、まずは自分の進路を決めないとね。

 

ではでは、

 

 

スマホの料金プランを20GBに変更したら世界が変わった!

スマホを機種変更してから2年が経過した。

 

バッテリーの持ちも悪いし、メモリーも不足気味だし、本当は最新の機種変更したかったけど、それまで使っていたiPhone6を不覚にも落としてしまい、画面が割れてしまった。iPhone7に機種変更することも考えたけど、AppleCareを契約していたので、本体変更することにした。

 

本体変更したら、本体や画面がもちろん綺麗になったけど、それ以上にバッテリーのもちが良くなった。気持ち処理もサクサクしているような(笑)。

 

ということで、最新の機種への変更はちょっと据え置きになった。

 

そんな時、料金プランを変更できることを知った。今、住んでいるマンションはWi-Fiがなくて、契約すると5千円ほどかかる。あまり、マンションにいる時間も少ないので、その料金分をスタバに支払う方が仕事や勉強が進みそうということでWi-Fiの契約を遅らせてきた。

 

ここで思いついたのが料金プランを7GBから20GBに変更すること。今なら追加料金千円で可能。来年の3月にはテザリング料金が500円ほど割高になるらしいが、5千円のWi-Fiを契約するよりことを考えると格安だ!ということでプラン変更を行う。

 

スマホの料金プランを変更すると、次のような変化が起きた。

 

1) データ通信を我慢する必要がない。

2) スタバに行く必要がない。

3) いつでもどこでも快適だ!

 

1) データ通信を我慢する必要がない。
 ・移動中にYouTubeを見ることを我慢する必要がない。見放題!
 ・AmazonKindleのUnlimitedをいつでもどこでも更新!
 ・Amazon Primeの音楽アプリの聞き放題をいつでも聞ける。特に洋楽は豊富。
 ・アプリのアップデートも気にせずに実施
 ・TEDのプレゼンも気に入ったら視聴できる。
 ・睡眠アプリ(Sleep Cycle)も毎日利用しても大丈夫。
 ・それでも、データ量は10GB程度。まだまだ使えるぞ。

2) スタバに行く必要がない。
 ・スタバの良さはWi-Fiだけではないが、スタバのWi-Fiは最近しょぼい。
 ・スタバのWi-Fiはアクセス制限しているが、そんな制限も気にする必要がない。
 ・名古屋で有名なコメダコーヒーを最近使うようになった。新聞を読み比べられる。
 

3) いつでもどこでも快適だ!
 ・Wi-Fiはスタバに限らず結構品質が不安定だ。うまく通信できないのはWi-Fi起因。
 ・Wi-Fiを使わないと、Wi-Fi起因のトラブルに遭遇しないので快適だ。

問題は、PC利用時に使っていたWi2のマルチデバイス(MD)アカウントだ。ガストのWi-Fiは結構便利に使っていたが、これが有償になった。大した料金(確か数百円)だけど、スマホからのテザリングで十分快適に使えるし、途中で切れることもない。

 

20GBのプランは素晴らしい!

 

でも、これを利用する人が増えると、またデータ量が指数関数的に増大するのだろうな。通信事業者としては、これへの追随が大変だ。5Gの投入までLTELTEアドバンストで持つかなあ(苦笑)。

 

GRITと成功の方程式

NHKで紹介するTEDの番組、アンジェラ・リー・ダックワースによる「成功の鍵はやり抜く力」というプレゼンを見て感動した。

https://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_grit_the_power_of_passion_and_perseverance?language=ja

 

アンジェラは、有名なコンサル会社(マッケンジー)を勤務した後、NYの公立中学の数学教師になり、そこで成績が才能(=IQ)だけで決まらないことに気づき、その疑問を解明するために大学に戻って研究した結果、成功の鍵はやり抜く力という理論に行き着いたという。

 

また、アンジェラの著書を読むと、スキルは才能と努力の掛け算で決まり、成果はスキルと努力の掛け算で決まるという数式を示している。

 

つまり、成果はスキルに比例するが、その一方で成果は努力の二乗に比例するということだ。例えば、天才Gさんよりも、才能が半分のEさんがGさんの倍努力すれば、GさんとEさんのスキルはほぼ同じとなる。そして、その成果は才能が半分なのにEさんの方が倍になるという。天才は1%の才能と99%の努力というのは有名な言葉だが、本当にそうかもしれない。

 

また、アンジェラの著書では有名の投資家のバフェットのアドバイスが紹介されている。バフェットはある仕事で成功したければ、次の3つのことをするように助言した。
 1)仕事の目標を25個書き出す(網羅する)。
 2)その目標の中から特に重要な5つにマルをつける(選択する)。
 3)そして、マルのつかなかった20の目標を脳裏に焼きつかせて、それに二度と
   関わらない(集中する)。
人生は有限なので、あれもこれもやっている時間はないし、それで成功するほど人生は甘くないという。

 

アンジェラはこの目標の選択と集中を目標ピラミッドとも表現している。多くの人の目標は綺麗なピラミッドにはならず、次のような状態が多い。
・最上位の目標が欠如し、中位もしくは下位の目標ばかりある。
・最上位の目標はあるが、それを具現化する中位の目標がない。
・下位や中位の目標と最上位の目標が連携していない。

 

つまり、やり抜く力を持つ人は、最上位の目標があり、それを具体化するための中位の目標があり、それを実行する下位の目標があり、それぞれが連携しているという。

 

目標のベクトルが同じ方向に向いている時は、確かにゾーンに入ったスポーツ選手のように実力通りの成果を発揮するようになるのかもしれない。そして大事なことは瞬発力よりも持久力。まさにやり抜き力が大切なのだと再認識した。

 

まだ、途中までしか読んでいないが、このグリット(GRIT)=やり抜く力は面白い。

 

 

小池知事による豊洲問題への対処方針の発表

 本日、豊洲問題について小池知事から対処方針の発表がなされた。都議会選挙までの日程を考えると計算し尽くされたタイミングだと感じた。

 

 その内容は、短期的には豊洲市場に移転するが、中期的には築地市場を取り崩してオリンピックの開催期間はデポとしても活用する。さらに長期的には築地市場を食のテーマパークとして再開発して築地市場の国際的なブランド力を生かす。築地市場浜離宮の連携を図る。豊洲は冷凍機能を有する物流センター機能として活用するという。

 

 つまり、両方使うという内容だった。落とし所としては、よく考えられたところだったのではと思うけど、当初案との最大の違いは築地市場を売却してキャッシュを回収するのか、運用してキャッシュを稼ぐのかという点だ。豊洲も築地も安全を確保するから信じてねというのに都民が納得するのかどうか。

 

 小池知事は、何度も築地のブランド力について何度も言及していましたが、これには当ブログでも5月16日にコメントしたように、シャネル日本法人社長のリシャール・コラスし氏の意見にかなり感化されたように感じた。
 参考:http://toyokeizai.net/articles/-/171868

 

 個人的には、豊洲には市場機能を移した上で、物流機能を強化する。築地市場は第三者に売却するのではなく、食のテーマパークとして、築地市場のブランドを維持強化するという今回の案には基本的に賛成です。

 

しかし、検討すべき課題も多い。例えば、次のようなものだ。

1) 築地市場
 ・再開発プランの明確化:青写真、収支、税金投入

2) 豊洲市場
 ・物流機能の強化を含めた拡充プランの明確化:青写真、収支、追加投資計画

 

 豊洲市場には、市場としての機能を一端移行した上で、冷凍物流機能を強化するという方針であり、築地市場を再開発した後も、豊洲市場に市場としての機能を残すということだった。記者も質問していたが、そうすると、最終的に築地市場豊洲市場をどのように使い分けるのかが問題だろう。冷凍保存のニーズは今後とも増大するので、コールドチェーンとしての物流機能を豊洲が担うことと理解する。

 

 築地市場の国際的なブランドを活用するために、食のテーマパークを構築して、キャッシュフローを稼げるようにするという目論見が実現できるかどうか。築地市場が一旦なくなって、再開発後に取り戻せるものだろうか。

 

いずれにせよ、いつまでの豊洲市場への移転を反対していると都民の気持ちが離れてしまうという政治家としての嗅覚が発揮されたのかもしれない。個人的には悪くない判断だったと思うけど、これが吉と出るか凶と出るかは都議会選挙の結果で判断することになる。

 

先入観や思い込みは誰にでもあるもの。

先入観とか思い込みをバイアスと言う。今日はそのバイアスについて少し考えてみる。社会心理学的に研究が進んでいて、たくさんあるが、まずは9つのバイアスを簡単に説明する。

1) 楽観バイアス
計画を容易に達成可能と考えてしまう。自分は事故に合わないと考える。根拠のない自信が必要な場合もある。

2) 保有効果
手放す苦痛は手に入れる喜びを上回る。恋人と別れる時になって初めてその恋人の大切さを理解するなんてのもある。

3) 現状維持願望
保守的な気持ちは誰でもある。何かを変えることのマイナス面にを回避したいという気持ちに縛られる。

4) プライミング効果
事前に知っていた情報に影響を受ける。まさに先入観ですが、プラスに働く場合とマイナスに働く場合があるので注意が必要だ。

5) ハロー効果
背景効果とか後光効果とも言います。特筆する特徴があると、他の評価もそれに引きずられる。これもプラスの効果とマイナスの効果がある。

6) アンカリング効果
最初の情報が基準になって判断する店頭販売の値引き表示などはこの効果を活用した事例といえる。

7) 確証バイアス
自分の信念に一致する情報を信じる。YESマンばかりを集めたくなるのもこの効果のせいかもしれない。結果的に、類は友を呼ぶことになる。

8) フレーミング効果
情報の提示の仕方で判断が変わる。話す内容は同じでも話し方で印象が変わる。同じ事実を伝える時も、どこにフォーカスして伝えるかで印象が変わる。いわゆる印象操作の常套テクニックで他に、自分も相手も尊重するアサーティブコミュニケーション、占いでよく使割れるバーナム効果やコールドリーディングなどのテクニックがある。

9) プロスペクト理論
利益を得る場面では確実に取れる利益を優先するが、一方でリスクは全て回避したいと考える。宝くじを買うのは前者の心理であり、安心や安全を前面に打ち出す広告は後者の心理を活用している。

 

Naverまとめ (https://matome.naver.jp)
まとめサイトを見るとよく整理されている。このまとめでは、14の心理をまとめている。いずれも確かにありそうだ。最初の5つを列挙すると次の通り。

1) 内集団バイアス:自分が所属する集団をのメンバーは優れていると評価する。いわゆる身内びいき。

2) バンドワゴン効果流行を追う。勝ち馬に乗る。自分の判断より集団の判断に従う。行列のできる店に魅力を感じる。

3) アンカリング効果:最初に注目した特定の情報が判断に影響を与えてしまう。通常は1万円で販売しているが、今日は特別に5千円と言われると安く感じてしまう。

4) 確証バイアス:自分の都合の良い事実だけを見る。自分の都合の悪い情報を避ける。

5) 自己奉仕バイアス:成功は自分の努力の成果であり、失敗したのは他人のせいと考える。

そのあとは、ハロー効果、バーナム効果フレーミング効果、リスキーシフト、コンコルド効果、プロスペクト理論、あと知恵バイアス、観察者効果、認知的不協和などが列挙されている。

Cognitive Biases (https://en.wikipedia.org/
英語ですが、綺麗なマインドマップ的な図表が示されていた。基本的に、意思決定に関するバイアス(106)と社会的なバイアス(27)、記憶に関するバイアス(48)の4つに分類されている。

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4つのバイアス (https://ja.scribd.com)
社会的バイアス(19)と記憶のバイアス(8)、意思決定のバイアス(42)、そして可能性のバイアス(35)の4つに分類しているサイトがあった。前項とは分類方法で多少のズレがある。

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1.社会的バイアス(19)

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2. 記憶のバイアス(8)

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3. 意思決定のバイアス(42)

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4. 可能性のバイアス(35)

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すごいですね。これらを素材にして、テーマを決めたら本になりそうです。