LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

日本のカゴとリトアニアのpinti

日本のカゴ
Wikiで調べると、次のような解説があった。そしてその起源は、紀元前9千年にまで遡る。この頃には、中東で籠作りの技術が使われていて、さらにはその技術を絨毯に応用した可能性があるという。
日本の籠(かご)は、短冊状ないし細いひも状の素材をくみ合わせたり編んだりして作成した運搬を目的とした容器の総称だ。素材はへぎ板、茎、蔓など多岐にわたる。植物を素材とするものが多いが、馬の毛、鯨ひげ、ワイヤーなどが使用されることもある。
籠に似て非なるものがざる(笊)だ。ザル蕎麦は大好きだ。同じくWikiによると、ザルとは、「食品や食器などの水気を切るのに用いる線状のものを編んだ構造もしくは底部に穴が開けられた構造になっている容器」だという。

リトアニアの民族博物館での農家の写真
下の写真を見て欲しい。これは昨年の8月10日にリトアニア国立博物館で展示されていたリトアニアの昔の農家を再現したものだ。しかし、ここに出ているカゴとかオケとか、どこか日本の農家で使っているもののように見える。日本の田舎の農家の写真といって違和感があるのは、キリストが磔にされているものを飾っているところぐらいではないか。
f:id:hiroshi-kizaki:20180726194214p:plainhiroshi-kizaki.hatenablog.com

リトアニアのpinti
リトアニア語でpintiというと、日本語の籐(ラタン)だ。リトアニアの多くの農家では紀元前からこの籐を使っていたという。どの村にも、このバスケットを作る職人がいて、ジャガイモや野菜、果実、きのこの収集に使用されたという。
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 出典:The flower of the sun

籐(ラタン)と熱気球
この籐(ラタン)という漢字は藤に似ているが、藤は草冠で、籐は竹冠だ。ラタンという読み方は、マレー語に由来し、家具や籠などの材料にされている。籐は曲げに強く、丈夫な素材だ。家具や籠だけではなく、樽板やステッキ、鞭にも応用できる。熱気球のゴンドラはなんと籐で作られたものが今も主流だという。古代の日本人は世界を旅したという説がある。熱気球のバルーン部分の素材は調査中だが、ゴンドラの素材が籐(ラタン)というのは面白い!中東から日本、さらにはインカ帝国まで熱気球で移動したという妄想に広がる。
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 出典:https://grutto-plus.com/experience/036/

熱気球の歴史
大好きなWikiで調べると、流石に日本語では出てこないけど、英語のバルーンの歴史のところに記述があった。つまり、無人熱気球は、三国時代の曹剛梁(紀元前220ー280年)が軍事用の信号として使い、このランタンは孔明灯として知られているという。もしかして、あの諸葛亮孔明はこんなランタンも開発していたのか。どうも敵に囲まれた時に孔明灯を飛ばして、援軍を求めたらしい。欧州で初めて熱気球が飛行したのは1709年でポルトガルリスボンで4mの紙でできた熱気球だったという。ということは、古代時代にも紙のようなものでバルーンを貼り合わせ、籐(ラタン)をゴンドラにすれば熱気球ができたのかもしれない。妄想はさらに広がる(笑)。
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 出典:History of ballooning - Wikipedia

縄文土器は火力バーナーか
古代の日本人が世界を旅したのは縄文時代かもしれない。縄文土器を見ているとミステリーを感じる。例えば、下の写真のような縄文土器はなんのために使ったのだろう。私には、熱気球のバナーにしか見えない。
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 出典:http://blog.livedoor.jp/ofuroudo/archives/52072424.html

天燈(てんとう)上げ
台湾では、旧正月に天燈を上げる。下の写真は、その風景だ。150cmほどの大きさだけど、夜空に向かって一斉に放たられる風景は一度は見てみたいと思う。そして、この天燈もランタンという。籐(ラタン)とも音が近い。やはり何か関係があるのではないかと妄想は広がる。
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 出典:https://welove.expedia.co.jp/destination/asia/taiwan/5961/

まとめ
古代はミステリーが一杯だ。羽衣伝説もそうだけど古代の人間が空を飛ぶとしたらどんな方法があるのだろう。個人的には熱気球が一番実現性があるのではないかと思っている。なんの根拠もなかったけど、リトアニアの民家にある籠のようなpintiから紐解くとラタンからランタンと繋がった。だからと言って古代の人間が熱気球で世界を旅したというのは論理が飛躍している。でも、技術士の試験論文ではないので、たまにはこんな妄想も許して欲しい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上