LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

パルヌからリーガへの移動も冒険続き!

ハープサルからパルヌへ移動した昨日は、突然スマホが使えないというトラブルに遭遇したが、現地のSIMカードに入れ替えることでなんとか解決した。

今日8月3日は、続いてパルヌからラトヴィアのリーガに移動し、リーガで2泊したのちに、リトアニアのカウナスとヴィリニュスにそれぞれ2泊の予定だ。

今朝は朝一からビーチを散歩して、平和な一日になると期待したが、実際は波乱万丈だった。朝から少し振り返ってみます。

1. パルヌが清潔な理由はこれだ。
f:id:hiroshi-kizaki:20170803212413p:plain
エストニア全体の仕組みなのか、パルヌ独自の仕組みなのかは不明だが、ゴミの回収の仕組みのスマートさに驚いた。まず燃えるごみと燃えないごみに分別するのは日本と同じだ(写真上右)。今日は燃えるごみの回収のようだ。毎日かどうかは不明。特筆すべきは、その方法だ。ごみの回収から運転までを一人でやるのは大変だろうと見ていたら、なんとゴミを入れる大きな容器にはローラーが付いているのでゴミ回収車の近くまで転がして移動した。そのあと、ゴミ回収車のバーにこの容器を引っ掛けた。そして、ゴミ回収車のどこかのボタンを押すと、なんと!大きなゴミの容器がくるっと持ち上がる。そして、ゴミを振り落とすような仕草をして、元に戻る。これなら作業は楽だ。作業員の人は、またローラで転がすように元の位置にゴミの容器を置いた。

これの素晴らしい点は、生ゴミがカラスの餌にならないことだ。日本ではカラス対策をいろいろしているが、カラスの方が賢いケースが多く、道路に生ゴミが散乱していたりして、その後始末がまた大変だ。でも、パルヌ方式ならゴミはカラスの餌にはなりえない。そのためかどうか不明だが、北欧のカラスは概ね小柄で鳩と同じような大きさだ。鳩と同じように道端で草をつついているので、鳩と勘違いしそうになる。

2. 朝は鳥にとっても大事な食事タイムだ。
f:id:hiroshi-kizaki:20170803213937p:plain
朝早く(と言っても7時)にビーチを散歩するとたくさんの鳥が草原で朝食をとっている。また、ビーチ沿いにジョギングコースがあり、ジョギングしている人達がいた。水辺では、親鳥が周囲に注意を払う中で子鳥が泳いでる。静かで平和に一日の始まりになりそうだ。

3. パルヌからリーガ行きのバスの発車直後に事故が起きた。
f:id:hiroshi-kizaki:20170803215016p:plain
リーガ行きのバスの乗り場のBussjaamは、ハープサルからのバスの降り場と同じだったので、すぐに分かった。また、リーガまでのチケットは既にネットで予約しているし、スマホも復活したし、何も心配はないはずで、待合室でゆっくりコーヒーをいただく。トイレは有料0.5ユーロだが利用客は無料だった。ほぼ定刻にバスが出発して、やれやれと思った瞬間に急ブレーキ!そして、左から来た車両が転倒!爆発等は起きなかったし、バスの乗客にも事故はないが、転倒した車両の運転手は無事なのだろうか。運転手が、救出していると、程なく救急車が到着した。そして、警察が到着した。外に出てみると、バスの右前方が破損しているし、バスの運転席のフロントガラスにヒビが入っている。これはダメだ。代わりのバスも到着したので、乗り換えかと思いきや、何やら相談して、結局定刻より1時間遅れで、その事故車両のまま発車した。途中にも軽い急ブレーキが何度かあり、ヒヤヒヤした。無事リーガには到着したけど、事故車両でそのままお客様を乗せるなんて信じられない。

4. パルヌからリーガまでの基地局
f:id:hiroshi-kizaki:20170803220157p:plain
パルヌの市内には基地局をあまり見かけない。うまくカモフラージュしているのだろう。しかし、郊外に出ると、基地局の鉄塔が数km間隔で見えてくる。同じような場所に設置されているということは複数事業者が運用しているのだろうか。左から3番目はちょっと特徴的な基地局だ。鉄塔ではなく、レンガ造りなのだろうか。国境を超えたあたりから、基地局が見当たらなくなってきた。スマホも圏外になっている。いやな予感。しばらくすると基地局も見える(下の右から2番目)が、スマホは圏外のままだ。リーガの市内に入るとビルの屋上に明らかなアンテナが見える。エストニアでは結構頑張ってカモフラージュしていたが、リトヴィアはそれほど景観にこだわっていないのだろうか。さすがに古い建造物の屋上にアンテナが置かれていることはないが、最近のビルの屋上にはアンテナを設置しているケースが多い。

5. リーガに到着したが、やはりスマホは圏外のままだ。
f:id:hiroshi-kizaki:20170803221431p:plain
リーガには無事到着したが、残念ながらスマホは圏外のままだ。ローミングを許容していないのだろうか。しかし、スマホロックにも慣れてしまい、まずは案内所に行って、Wi-FIを使わせてもらい、必要な情報をスクリーンショットで写真に残す。その上で、スマートパスを購入して、7番のトラムで現地に向かう。二度目のトラブルなので、慣れたもの。必要は情報は既にスナップショットで写真としてスマホに保存しているので大丈夫だ。でも、スマホ自体がなくなると結構やばいと思う(笑)。

6. 目的のマンションには入れたが部屋からの応答がない。
f:id:hiroshi-kizaki:20170804053833p:plain
Airbnbの案内に書かれた通りに来て、入り口で暗証番号を叩いたらすぐにロック解除できた。ラッキー♪ 中に入ると守衛さんがいたラッキー♪ でも、目的の部屋を聞いてみるが、なんと英語が通じない(涙)。仕方なく、4階と書いてあるので、4階まで重いカバンを持って上がってチャイムを押すが応答がない。ドアに何も書いていない。下の階の住人と話ができたので、聞くとこのマンションで間違いはなく、その部屋は上だという。もう一度チャイムを鳴らすが応答がない。そもそも電力計が回っていないので人がいないようだ。まだ、オーナーの妹が来ていないのかと思い、しばし待つが、誰もこない。やっと来たかと思ったら別の部屋の住民だが、この部屋で間違いないかと聞くともう一つ上の階だという。そういうことか(涙)。その階でチャイムを押すと、すぐにオーナーの妹がでてきてくれた。良かった!!部屋の使い方や、Wi-FIやバスルームや鍵の使い方を教えてもらった。スマホWi-Fiで繋がって生き返った。嬉しい。スマホの充電も完了したので、いざ市街地に出発!

7. リーガの市街地はさすがに広い

f:id:hiroshi-kizaki:20170804055301p:plain

1201年に歴史に登場したというリーガの街は中心の市街地だけでなく、周辺を含めて非常に広範囲に広がっている。リガの街は、かつては「バルトのパリ」 と呼ばれていたのに、ソ連支配下の時期に傷んだ街並みも修復され、さらに現在も各地で補修工事がなされている。タリンの街と同様に人力タクシーがある。ただ、タリンの場合には実質モータで動くアシスト型だったが、リーガではまさに人力だ。ラトヴィアもITに注力していないわけではないが、この辺りに違いを感じる。また、駅前の露天商に商売への執念を感じる。タリンが東京とすれば、リーガはコテコテの大阪だろうか。どちらが好きかは好みだろう。レストランのウェイトレスに写真を撮っていいかと聞くと素朴に応じてくれることが多い。この純朴な感じはいいですね。

まとめ
交通事故に遭遇したのはびっくり。しかし、その事故車両のまま、フロントガラスにヒビが入って運転席の視界が悪いまま、予定通り高速走行するとは思わなかった。しかも、途中で国境の検問があり、警察官もいるのに何も言わない。日本だとありえないと思った。でも、結局何も問題はなく無事に到着できて良かった。

以上