コミュマネ論#6(講義+ゲスト講師+記者会見)
はじめに
コミュマネ論(コミュニケーションマネジメント論)の講義も早くも6回目だ。今回の授業は浦上早苗教授による講義と、ゲストスピーカの坂下彩花さんによる講義、そして、記者会見だ。それぞれ書き始めるとキリがないが、できるだけ端的にまとめたい。
1.講義
1.1 メディアに露出するメリットとデメリット
メディアに出すメリットはなんだろう。知名度やブランドの向上とか、信頼性の担保、採用効果などがある。商品の知名度が上がって売り上げが増加するような直接的なメリットだけではなく、新卒学生の採用にも効果がある。しかし、メリットがあると同時にデメリットもある。どんなデメリットがあるのだろう。
出典:https://wakarukoto.com/?p=12362
在庫切れ
全英女子オープンで劇的に優勝した渋野日向子が哀王していた「タラタラするんじゃねえよ」がバカ売れした。これは製造元の意図とは関係なく、一気にブレイクした事例だけど、短期的には在庫切れを起こすなどの事態が生じた。ちなみに、この駄菓子を製造している会社は渋野日向子のスポンサーではなく、スポンサー企業が駄菓子好きの渋野のためにこの駄菓子を大量に買い込んでイギリスに持ち込んだらしい。
出典:https://kusanomido.com/study/life/food/34557/
福男の不倫
2019年の福男を選ぶ西宮の西宮神社で「一番福」となったのは広島の消防士だった。スポーツマンでイケメンだ。しかし、とんだ落とし穴があった。それは、この福男は結婚していたが、それを秘密にして交際を求めていた女性がテレビをみた。これはだめだ。その女性は怒りのままにLINEのやりとりを公表した。これが真実かフェイクかはわからないが、普段から素行を善良にする必要がある。
出典:https://kogusoku.com/archives/13789
専門分野を持つ記者や編集者が狙い目
これはゲストスピーカーの講演でも同様の発言があったが、記者や編集者とのネットワークを構成し、その人が得意とする分野やトピックを理解し、自分が持っているトピックにニュースバリューがあるかを吟味し、うまく料理してくれる記者や編集者にアプローチすることはWIN-WINとなる。専門分野を持つのは年代的には30歳代だ。入社してすぐは高校野球や警察事件ものを担当し、4-5年立つと県庁とか省庁系を担当して、30最大で専門分野を極めるようになる。そんな記者のキャリヤプランも理解しておきたい。
コンテンツを見る目的は2つ
ブログやSNSをアクセスする目的には2つあるという。一つは、暇つぶしだ。もう一つは目的を持った情報収集だ。したがって、ブログやTwitterやFBなどのSNSでコンテンツを展開する場合には、それを見るひとの目的を想像する必要がある。暇つぶしの場合には、あまり長いと読んでくれない。情報収集が目的の場合にも、あまり長いと嫌がられる。も少し読みたいと思うぐらいでまとめるのが良い。しかし、これはなかなか耳に痛い (苦笑)。
追い風を活用するか時流を創るか
時流に乗ったトピックは強い。そして、そういう追い風をうまく活用するのが基本だが、一歩踏み出して、そのような時流を作り出すことができれば先行者利益を享受することも可能だ。その場合には、キーフレーズやキャッチフレーズが重要だ。
2. ローカルワークスの広報担当
浦上先生のTwitterの最初の投稿は最新ではない。ローカルワークスの取材記事が最初だ。そして、これが本当に面白い。平均年齢30際の若い会社に還暦をすぎた大工を採用した。そして、それが若い社員やクライアントとの間に良い意味での化学反応を起こした。今回のそのローカルワークスで広報業務を担当する坂下彩花さんがゲストスピーカーの講師として登場された。下の写真の真ん中が還暦をすぎた大工の新人社員なべ、左下が坂下さん、右下が営業担当の三善さんだ。三善さんとなべさんは喧嘩をするほど仲が良いらしい。
出典:https://www.businessinsider.jp/post-197698
坂下彩花さん
FBに掲載されている略歴では、東洋英和女学院大学を卒業後、株式会社Genovaにて営業を担当された。そのあと建設業系のマッチングビジネスを提供するローカルワークスに転職された。広報を主に担当してちょうど1年ほどだという。人事の仕事も兼ねることが多く、兼業の知見もローカルワークスでは許容され、推奨されている。写真の通り素敵な女性だが、本人曰く「踊って殴れる広報女子」だという。ダンスは好きで練習されている。ボクシングも嗜む。そして広報担当として活躍されている。
出典:https://www.facebook.com/ayaka.sakashita.3?epa=SEARCH_BOX
解体屋ゲン
週刊漫画に連載されている人気コミックの一つが解体屋ゲンだ。これにもLOCAL WORKSの人気大工も坂下彩花さんも登場したようだ。解体屋ゲンにローカルワークスのナベさんが登場するのは構図として面白い。キャラがそれぞれ立っている。最初はすぐには思い出せなかったが、土建屋の現場をほのぼのと描くコミックだ。自分の建設業界の業務を兼務しているので、興味深く読んだ記憶が蘇ってきた(笑)。
出典:amazon
5つのステップ
講義の最初にハッシュタグの宣言があった。「#コミュマネ」で投稿すると、受講生の投稿が簡単にレビューできる。これは便利だ。坂下先生は、実績、媒体、戦略、企画、効果の5つのステップで自らの経験談を論理的にうまく整理して講演いただいた。2016年に入社して当初は営業だったけど、広報を希望者の募集があり、立候補した。広報の活動はまだ1年強だが、やり手だ。大切なことはやはりリサーチだ。記者の得意分野を調べ、記者の経歴や記事を調べる。そして、この記者ならきっとこの記事をうまく料理してくれそうだと思う人にアプローチする。それがうまく行った時の快感は最高だろう。
3. 記者会見
今回は、ディズニースタジオと大和自動車交通がコラボして、スターウォーズのスカイーウォーカーの夜明けをフィーチャしたタクシーを都内で期間限定で提供するというイベントのプレスだ。これに対して、記者の立場で記事を書くのが今回の課題だ。どうしよう。明日中だ。。やばい。
まとめ
コミュマネ論もこれが6回目だ。来週は最後だがんばろう。