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コミュニケーションマネジメント論#1を受講して

はじめに
秋期(前半)の授業が始まっている。土曜日に3教科、火曜と木曜日にそれぞれ1教科。合計で5教科だ。土曜日がちょっときついけど、まあなんとかなるか。今日はコミュニケーションマネジメントという科目の第一回目だった。授業の内容も講師もちょっとユニークで面白い。内容としては、Twitterを中心とするSNSをビジネスにいかに活用するかという点と、SNS時代における広報業務の体験学習がキーコンテンツと理解した。

講師は浦上早苗教授
昨年から当校MBAの講師をされていて、今回が2年目だ。昨年度は、先生からの説明が中心だったが、受講生からはアウトプット学習の方が良かったという声があったようで、今年はアウトプット学習を強化するようだ。講師の浦上先生は、早稲田大学を卒業後、新聞社に就職し、記者になるが、思うところがあって九州大学MBAにトライ。さらに思うところがあって中国の大学に国費で入学して卒業し、博士課程まで進まれた。素晴らしい。中国では、言葉の問題もあるし、文化の問題もあるし、中国人は勉強にもアグレッシブなので、結構大変だったのではないかと思う。プライベートなこともオープンに色々話していただいたけど、ここでは割愛する。
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 出典:https://monipla.com/china-smmlab/page/w11summary

コミュニケーションマネジメント論
浦上先生は、自分のことをポートフォリオワーカーと定義されている。つまり、一つの仕事を中心に担当するというよりは、複数の副業に対応している感じだ。現在も7つのメディアで書き物をされている。そもそも新聞社に入って、活躍されていたので、書く能力はずば抜けているのだろう。
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 出典:https://www.glocaltimes.jp/column/4946

講義の目的
ここでは、不特定多数の相手を想定したコミュニケーションマネジメント論だ。広告・宣伝はこの授業の対象ではない。目的の一つはSNSの効用を知って、実際に使ってみて、ソーシャル偏差値を高めることだ。基本的に毎日Twitterに投稿することを生徒に期待されている。例えば、ビジネスの世界では、コンビニ大手のローソンではレガシーな広告媒体で宣伝するよりも、Twitterでバズるのが一番効果があり、売り上げがすぐに伸びるらしい。従前の広告とSNSによる新しい広告の両方を実践することが現在のビジネスでは求められていると言える。
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 出典:https://blog.comnico.jp/we-love-social/sns-users

今後の予定
9月から11月までの毎週木曜日で全部で7回の講義がある。1回目は今回の内容でいわゆるオリエンテーションだ。次回はプレスリリースを実際に作って、ロールプレイをするようだ。3回目は広報の目的やあるべき姿などについて話を聞けそうだ。4回目はメディアの分析、5回目はSNSや炎上の話、6回目はコンテンツの作り方や、インタビューの実践方法。そして最後の7回目は総括だけど、謝罪会見などのロールプレイも行うようだ。

不祥事対応に対する記者会見の演習
あまり体験したくないが、最近は事件や事故が発覚して、初期対応を誤ると炎上したり、大炎上した入りする。その時に大切なのは記者会見をいかに行うかだ。これは初期対応も大事だし、炎上したものを沈静化するための記者会見もある。当社でも、毎年役員レベルは記者会見の練習をしている。最後の授業では、シナリオをする人、コンサルをする人、不祥事の当事者、そして記者という役割を生徒に割り振って、ロールプレイする。楽しみのような怖いような。

評価
最初の講義で評価について説明する先生は多い。先生の立場からすると生徒を採点するのは結構大変だ。なんらかのメルクマークが必要だ。今回は結構細かいが、次のような4つの要素を組み立てて評価するようだ。
1) SNSへのトライ。500人のフォロワーを獲得すると満点の40点だが、これは厳しい。
2) プレスリリースやプレスのロールプレイで満点が40点。
3) 最終レポート。満点は20点
4) 出席点。これはマイナス点。欠席するとマイナス5点。これも厳しい。

課題の提出
浦上先生曰く、この授業はアウトプットが多い。それが嫌なら早めに退出した方がいいと手厳しい。いわゆるプチ毒舌系だけど、オープンマインドなのと、サバサバした点が気持ち良い。本日の課題もむずいけど、書き終えたら帰っていいわよ。締め切りは9月28日(土)なので、急ぐ人は帰って良いというけど、多くの生徒は必死に書いている。それをみながら、うまく12名が残ると理想的だという。来週はもう1名参加するかもと誰かがいうと、邪魔だなあ。素数になると呟く。面白い。

まとめ
Twitterで炎上すると大変なことになると子供に説明するモラル教室の講師を3年間ほどした。1年で200講座ほどは回った。SNSには良い点と悪い点がある。使うと便利な点と、注意点だ。学校が求める講座では、後者の注意点の強調だ。自分のストレスはこの点だ。注意点ばかり説明したって、子供の心には入らない。SNSは便利だけど、怖いよというのが結論だけど、本当に講師自身がSNSを便利と思っているのかどうか。SNSの意義や効果、面白さを理解しているのかどうかを生徒はすぐに見極める。良いかどうかは別にして、自分はSNS大好きだ。これは生徒にもすぐに通じる。でも、だからこそ、生徒にも注意点が伝わる。そんな風に思う。しかし、今回の講義はそのSNSを徹底的に使うこなすことだ。Twitterのフォロワーを500人も獲得するなんてことが可能なのだろうか。不安しかない(涙)。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。