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MBA甲子園とは?

はじめに
本日は、ファイナンスの2週目の講座を受講した。昼時間には、カンボジアへの企業視察研修の事前説明会があった。まだ、これに参加するかどうかは決めていないので、別途方向性が決まったら詳しく説明したい。授業はすでに少し始まっていて、何の話題かと思ったら「MBA甲子園」への参加の話だった。

MBA甲子園
2010年に始まったケースコンペティションだ。2019年は区切りの10回目だ。昨年の事例で見ると、予選には、22校161チーム681名が参加し、その予選を勝ち残った本選には7校20チームが出場している。昨年の優勝は、神戸大学大学院(本藤宗太さんチーム)で、準優勝が中央大学だ。優勝すると賞金も出るらしいが、それよりも栄誉だろう。  
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 出典:jbcc.jimdo.com

毎年出場
教室に入るなり、「ゴールデンウィークの予定は決まっているのか?」と聞かれた。本当は予定はないけど、やるべきことは詰まっているので、「もう予定でパンパンです(笑)」と回答したら微妙な感じだった。今通っている学校も毎年出場しているようだが、特に結果の説明がなかったので、多分、予選敗退なのだろう。担当の先生の思いとしては、今年は二年制の2年生に加えて、1年生も入っている。今年チャレンジすれば、その経験を来年に活かすこともできる。ぜひ考えてくれと頼まれた。1年生は私だけだ。これは困ったなあ。とりあえず検討するとのみ回答した。

先週の宿題の解説
8名ほど参加している。今回の宿題は出せば満点という前提だった。どうも全員提出したようだ。この中で2名(自分ではない)は素晴らしい回答だった。残る人も良い線いっている。ちょっとした誤解や理解の不足があるようなので、これから頑張るようにとのこと。解説を聞くと違っていることが多かった。勉強します。

損益計算書よりもキャッシュフロー
企業の成績を示す代表は損益計算書(P/L)だ。しかし、P/Lには恣意的に操作できる側面がある。端的には、減価償却費や引当金だ。銀行から資金を調達するために収支をよくする必要がある場合には、減価償却の期間をできるだけ長くして、定額法を使って、合法的に減価償却費を抑える。一方、税金を最小限に抑えたい時には、逆に減価償却の期間をできるだけ短くして、しかも定率法を採用する。損失引当金なども、リスクがあると判断すれば損金として計上可能だが、実際にキャッシュが流出するわけではない。そのために注目すべきはP/Lではなく、キャッシュフロー(C/F)だ。それは確かにその通りだろう。

危機は四半期ごとにやってくる
もう30年も前の話だが、当社が出社したベンチャー企業の社長は肉が大好きで、バイタリティの塊のような人物だった。しかし、その事業目論見がずれてきて、収支が悪化した時に、出資や貸付金や経費の負担軽減を求めてきた。しかも、なぜか四半期ごとに要請が来る。なぜ四半期かといえば、手形の支払いの周期だ。経営危機に瀕してから最初の手形の支払いも、2回目の支払いもその経営者はなんとか対応したが、3回目の支払い問題を解決することはできず、とうとうその支払い期限の直前に夜逃げを起こした。事務所にあったパソコンやサーバーなどは跡形もない。きっと最後の金策に駆けずりまわったのだろう。倒産を目の前で見ることは人生でなかなかないが、自分の経営管理の原体験となる出来事だった。

債権と株式の価格設定の仕組み
ここで書き出すと話が長くなるが、結構難解だったけど、株式の価格はリスクで決まる。もし、同じリスクで株価が違っていたら、株価の安い方に買いが集まり、高い方に売りが集まるので、いわゆる裁定取引のメカニズムに基づいて結果的に同じ値段となるという説明があった。まあ、ロジカルにはそうかもしれない。債権の評価なども難解だったけど、これをマスターしたら、2000万円以上の年収も不可能ではないなどとチャリンチャリンの話題が好きな生徒のインセンティブを高めるような説明を交えてくる。

まとめ
今日は、盛りだくさんだったので、これぐらいにして、次の話題に移りたい。MBA甲子園は興味はあるけど、ちょっとそこまで時間を割く余力がないかなあ。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。