LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

デジタル広告#3を受けて

はじめに
高田勝裕教授の授業もこれが三回目。授業開始時には生徒が2-3名しかいなかったが、最終的には6名になった。自分も、今日はヤバかった。打ち合わせへの参加を求められたが、嫌な予感がしたので、別件があると断った。そうでなければ、多分20時ぐらいの合流だったのではないかと思う。

出世の条件
企業に就職して、伸びる部下とそうでない部下がいる。何が違うのだろう。高田先生によれば、それはまず上司に好かれるかどうか。上司も人間だ。やはり慕ってくれる部下は可愛いし、言うことを聞く部下も可愛い。しかし、それだけではダメだ。何が必要かと言えば、上司の期待を超えるアウトプットを示すことだ。そうすると、こいつは可愛い部下だけど、なかなか見所があるとなる。そうすると、しかるべきタイミングで引っ張ってもらえる可能性がある。自分の体験上もそれはその通りだ。しかし、人生長い。10年サラリーマンをしていると、多分5人から10人の上司に使えるだろう。その時に大事なのはやはり相性だ。相性の良い上司の時は楽しいし、のびのびと仕事ができる。そうでない時は我慢するか、自分を騙すか。往々にして好きな上司と嫌いな上司は交互に現れる。まあ、成長のチャンスと前向きに考えた方が良さそうだ。

ホロスティックなアプローチ
先週の課題の一つはこれだった。すでにレポートしたものだが、せっかくなので、少し再利用してみる。

1) ホリスティックなアプローチ
 今回の最初の課題は、ホリスティックなアプローチについてA4で1枚程度でまとめて提出することだ。しかし、ホリスティックという言葉の意味がわからない。調べてみるとホリスティック(Holistic)ということは、ギリシャ語のHolosを語源としていた。Holosは、全体性を意味する言葉であり、これの派生語は多い。例えば、Wholeとか、Health、Holyとか。Wholeは意味からもHolosと近いのは理解できるが、なぜHealthがHolosの派生語になるのか疑問だ。ホリスティックを用いた日本語には、ホリスティック医学やホリスティック教育がある。

2) ホリスティック医学
 現在の西洋医学では、内科とか外科とか、精神科とかそれぞれが専門分野に分かれている。ホリティック医学では、そのような部分をみるのではなく、人間の心と体を総合的に命という観点で見るものだ。このため、ライフタイムにおいても、病気の時とか、死に直面した時だけではなく、健康な時も、場合によっては死後の世界までを包含するのがホリスティック医学と呼ぶようだ。また、ホリスティックには、全体、関連、繋がり、バランスといった意味を包含する。これは現在の医学が、部分、独立、バラバラであることへのアンチテーゼだ。ただ、このような概念は東洋医学では古くから伝えられており、西洋医学東洋医学の良い点を取り入れることが、ホリスティック医学が目指すものかもしれない。
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 出典:帯津三敬塾クリニック|医院の紹介|ホリスティック医学

3) ホリティック教育
 もう一つ日本語として使われているのがホリスティック教育だ。これも現代の教育の限界や課題を克服するための、オルタナティブ教育の一環として、命の尊厳や学ぶことの喜びを引き出すようなより民主的で人道的な教育を目指すものだ。現代の知識偏重の教育ではなく、人格形成やマナー、社会との関係などの道徳的な全体的な教育が必要という問題意識からだ。個人的には、西洋的な教育だけではなく、禅などの東洋思想的な要素を取り入れようという動きのように理解できる。
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 出典:https://libertasnova.wordpress.com/2019/06/18/holistic-education-the-future-of-modern-education/

4) ホリスティックソーシャルメディア
 MBAで習う古典的なマーケティング理論は4Pだ。いわゆる価格、製品、場所、プロモーションの頭文字をとったものだ。人によっては耳タコだろう。これからのマーケティングSNSを抜きにしては語れない。ブログやTwitterのフォロワーが100人や1000人ではマネタイズは厳しい。マネタイズを考える上で、このフォロワー数が問題だ。数が力はここでも通じる。数百万人とか数千万人といったフォロワーを要するインフルエンサーはそれだけでマネタイズできる。また、SNSはそれぞれ特徴がある。FBは仲良し友達のイイね社会だ。Twitterはゴシップ好きだ。ブログはマニアックだ。このように個々のSNSで考えるのではなく、全体としての活用を考えるのがホリスティックソーシャルメディアと言える。
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 出典:The Holistic Approach to Social Media - Area 224

LINEとヤフージャパンの経営統合
先週、解説するはずのトピックだったが、1週間遅れでも面白い。高田教授の独自の見方が新鮮だ。あまり書くなと言われたので、先生の見解というよりは、私の見解を書きたい。まず、今回の経営統合呉越同舟だ。ZHDという統合会社をトンネルにして、ソフトバンクNAVERらが大株主になる。そして、このZHDの傘下にヤフージャパンとLINEが経営する。一体その狙いは何か。教科書的なシナジーが本当の狙いとも思えない。
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 出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20191118-00151372/

ヤフージャパンとLINEの狙い
Yahooとヤフージャパン(ヤフー株式会社)の関係はどうだろうか。今回の出資はYahooではない。ヤフージャパンだ。これは何を意味するのか。LINEの狙いは何か。韓国企業の儲けがしらと期待されているが、マネタイズが下手だ。赤字の垂れ流しを止めたいのか。それぞれが思惑を持って経営統合に合意したとしか思えない。歯切れが悪いが、これぐらいにしておく。

課題1:必須
顧客データを分析する場合にどのような手法選ぶのか。どのようにやれば良いのかを示す。

課題2:次のどちらかを選んでまとめる
1) データマネジメントプラットフォーム(DMP)の動作原理の推定
2) コールセンターとWEBサイトの最適配分

課題3:オプション
なぜSalesforceはTableauを1.7兆もの大金で買収したのか? Salesforceだからこそ必要な理由を明確にしてレポートする。

まとめ
結構遅くなってしまった。今回はブログにあげないつもりだったけど、面白かった部分でかつ外部に出して差し障りのない部分のみにしよう。明日も仕事だ。そろそろ寝よう。
以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。

追伸)昨日の打ち合わせは20時まで続いたようだ。やはりパスして良かった(^^)