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リーガの7つの印象

昨日、エストニアのパルヌからラトヴィアのリーガに到着した。そして明日、リトアニアのカウナスに移動する。なので今日は朝からしっかりと観光した。色々と感じることがあったので、7つに整理してみた。

1. リーガの姉妹都市は神戸だった。
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写真の上の真ん中に時計台の写真だが、なぜか時計が2つ縦に並んでいる。上の時間はリーガの現地時間だが、下の時間は6時間早い。どこだろう。真ん中の写真を見ると姉妹都市である神戸市がラトヴィア共和国の独立を記念して贈呈したものだ。調べると神戸はシアトルやマルセイユなど8つの都市と姉妹都市・友好都市宣言をしているが、リーガもその一つだった。また、公園を散歩するとベンチの近くにWi-Fiのマークがある。公園でゆっくりとインターネットにアクセスできるのは快適だ。

公園にはやたらに銅像がある。右上の写真はスドラブエジェスといい、Kronvalda公園に銅像があるとWikiには書かれていて詩人のようだ。下左の銅像には本当のバラをもたせているのがお洒落だ。

2. 聖ペテロ教会から展望するリーガの街並みは最高だった。
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下右は聖ペテロ教会の見学ツアーの団体だ。英語での説明だったのでしばらく聞かせてもらった。聖ペテロ教会は1階が教会と展示スペースになっている。2階からエレベータで登る。その展望台は72mにあり、市内を一望できる。聖ペテロ教会の西側に南北に流れるのはDaugava川だ。上左の写真はラトヴィアで最も高いリーガのテレビ塔で高さが368.5m。そして悔しいことにその展望台は97mの所にあり、ここより高い。

下左の写真は1211年に建てられたリガの大聖堂で聖ペテロ教会からは北北西方向だ。このリガの大聖堂よりさらに北側、Daugava川の上流の方から煙だ。出火元は見えないが火事のようだ。今日は風が強いので、消火活動は大変だろう。

3. 市庁舎広場での結婚式に遭遇した。綺麗だった。
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聖ペテロ教会のすぐ近くに市庁舎広場があり、なぜか大歓声があがっていた。なんだろう。見てみると、ブラックヘッドの会館を背景にして、市庁舎広場で結婚式が行われていた!ラッキー♪ ウェディングドレスの新婦綺麗でした。ただ、新婦の友人達も負けずにオーラを出していました。皆様綺麗です。

4. リーガの人はスマホ大好きということが良く分かった。
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小腹が空いたので、バーガーハウスでFish&Chipとビールを頼む。ウェイトレスもそうだけど、やたらにみんなスマホを操作している。リーガの人はスマホ大好きということが良く分かりました(笑)。スマホを操作していると注意力がそこに集中するので、写真に撮りやすいとはいえ、勝手に撮影してごめんなさい。

5. ラトヴィア軍事博物館を閲覧した。歴史をもっと知りたいと思った。
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ラトヴィアの歴史はヨーロッパの戦争の歴史を抜きにしては考えられない。それは日本とも関係していた。ラトヴィアは様々な戦争に巻き込まれたが、特に被害が大きかったのは1917年のドイツによる占領と、1940年のソ連軍による占領だろう。ソ連に統治された後はシベリアへの大量派兵でほとんどが片道切符だったという。当時の満州ソ連が攻めてきたが、その尖兵はラトヴィア人だったのかもしれない。

結局、最前線に立つのは借り出された人間だ。サハリンに勤務していたラトヴィア人の医師が日本人から譲り受けたという日の丸には日本人の名前が大勢書かれている。それぞれの名前を確認すると沖縄らしき名前もあった。天皇陛下も訪問されていた。日本に戦争の事実を正確に残す博物館はあっただろうか?

6. パウラス・ストゥラディンシュ医療史博物館を閲覧した。医学は大変だ。

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ちょっとマニアックだが、医療に関する博物館だ。世界的にも珍しいようだ。地球の歩き方では2.13ユーロとあるが、4.98ユーロ(税込みだと5.69ユーロ)も取られた。確かに古代や中世から近代、現代までの医療の歴史を振り返ることはできる。中世の頃は精神的に異常な人間は医療のサンプルにされていたようだ。現代では考えられないようなことが過去にはなされていた。ただ、それが現在の医療に繋がっている。最上階には宇宙服や宇宙食など宇宙での生活や医療についても展示があった。

地元の小学校の先生と思われる大人の人が、小学生と思われる子供たちを先導して丁寧に説明していた。言葉はわからないけど、生徒がさかんに質問をして、それに対して先生がきちんと回答したり、説明していたのが印象的だった。

7. アルベルタ通りは、表参道とか原宿のように、とても洒落だった。

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今回の宿のすぐ近くにアルベルタ通りがあり、その界隈にはユーゲントシュティール建築と呼ばれる建物が並んでいてお洒落だ。リーガの中心地のテラスが満席になったのを見たことがなかったが、ここのテラスは満席だ。朝の10時から夜の10時までやっているらしいので、夜はここにした。美味しかった。なお、道路や建物はさかんに改修工事を行っているので、どんどん綺麗になるだろう。

まとめ
リーガはかつてはバルトのパリと呼ばれた街だ。その街並みや古いビルに残された優れた彫刻など見るべきものは多い。悪いことではないが、ビルの屋上に平気で基地局を設置する経済合理主義的な感じがする一方で、レストランのサービスなどを見ているとエストニア人ほど勤勉ではない。また、地区にもよるが子供たちよりも大人や高齢者を見ることが多い気がする。今回利用させてもらっているAirbnbの家族と話をしていると、結構教育熱心だし、スポーツも盛んだし、親切だし、優しい。ラトヴィアやラトヴィア人のことを知るにはやはり数日では足りない。もっと深く知りたくなった。 

以上