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血圧との付き合い方

はじめに
毎年健康診断を受けるたびに血圧を2回測定される。なぜ2回測定されるのかといえば、1回目の測定結果が高いためだ。そして、2回目は自動測定ではなく、手動測定になったりしてまあまあの数値になり、これでいいですか?と聞かれる。

健康診断
スポーツジムで血圧を測定したことがあるけどそれほど高くない。逆に正常だ。でも、健康診断では高い。これはどういうことか?看護師さんが美人だったり、手が胸に触れそうな距離まで引っ張られるとそれだけでドキドキしてしまう。そんなこともあるのだろうか(笑)

1日の変動
そもそも血圧というのは一定ではない。最高値はいくつぐらいですか?と医師に聞いたけど明確な回答はなかった。洗濯機とか重いものを持ち上げるときには顔が真っ赤になるが、多分そんなときは200mmHgを超えている気がする。
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出典:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_855.htmlhttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_855.html

食事との関係
(1) 紅茶との関係

イギリスでは午後の紅茶を嗜む。確かにおいしい。1日に紅茶を2カップ習慣的に飲んでいる人は収縮期も拡張期も血圧を確実に下げるという研究結果が発表されている。
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出典:オーソモレキュラー医学会|記事ページ

(2) アルコールとの関係
高血圧の治療に飲酒制限が広く行われているけど、アルコールと血圧の関係は単純ではない。大量に飲酒する人は確かに血圧が高いが、少量であれば逆に最高血圧は全く飲まない人より低いか同程度。また、飲酒後血圧はむしろ低下するという。顔が赤くなるのは、血管が拡張するので脈拍が増加するという。面白い。
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出典:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph79.html

(3) リンゴとの関係
リンゴには様々な効用が確認されている。また、リンゴだけではなく、バナナやセロリ、ライム、ニンニク、蜂蜜などもコレステロールを抑え、血流を改善させたり、血管を柔らかくして血圧を下げる効果があるという。インドの研究ではバナナを1日2本食べると血圧が10%近く下がった事例もあるようだ。
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出典:自然に血圧を下げてくれる8つの食べ物 — みんな健康

降圧剤は有効か
肥満防止のために運動したり、塩分を控えても血圧が下がらない人は降圧剤を服用することを医師から勧められる。でも、降圧剤を日常的に服用している人は、自立者の割合が低い。特に最大血圧が119以下なのに服用している人は30%しか自立していないという。そもそも服用が必要ない人は服用すべきではないのだろう。
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出典:https://mainichigahakken.net/health/article/9-32.php

やばいのは仮面高血圧
高血圧だからヤバイということはないけど、ヤバイケースもある。その一つが仮面高血圧だ。つまり、検査する時間帯では血圧は高くないけど、夜間に高血圧になるようなケースだ。逆に検査の時だけ高いような人は治療の必要性は低いだろう。
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出典:https://www.asahi.com/and_M/20190327/982888/

やばいのは血圧の変動
血圧が高くても一定しているならそれほどリスクは高くないかもしれない。しかし、血圧が急激に上昇したり、急激に減少するのは危険だ。特に、血圧が変動しやすいのは、入浴の前後だろう。自分も小さいときにお風呂に長く入りすぎて、倒れたことがある。これはのぼせて血圧が下がったのだろう。逆に、屋外の温泉とか、銭湯で温まった身体が急激に冷やされると血圧が急上昇するリスクがある。居間も脱衣所も浴室も同じような温度にしておくのが対策となる。
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出典:https://www.d1yk.co.jp/info_health/2017/02/post-34.html

血圧は低い方がいいのか
血圧が高すぎるのはリスクがあるけど、では低ければ良いのか?というとそう単純でもない。というか、低血圧の方が治療が難しいし、深刻だ。低血圧を改善するには、日光を浴びたり、水分を補給したり、塩分をしっかりととったりすることという。コーヒーやお茶を飲むのも血管が広がるのを抑えるという(高血圧にも低血圧にも効く?)。
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出典:https://www.asahi.com/and_M/20190327/982888/

最もやばいのは睡眠時無呼吸
いろいろ調べてみて、最もリスクが高いと感じたのは睡眠時無呼吸症候群のケースだ。なぜヤバイかと言えば、無呼吸となると脳に血液が届かないので、酸素不足になり、脳がヤバイと感じて血流を上げるように体内に指示を出す。それまで最高血圧が130程度だった人が、急に194mmHgまで高まる。元々高血圧の人が無呼吸になるとどうなるか。想像に難くない。
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出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0610.html

マルチトリガー血圧モニター
血圧を定期的に測定することで1日の変動を把握することができる。血圧が高いのが朝のタイプか、昼のタイプか、夜のタイプかを知ることができる。しかし、睡眠中の血圧はなかなか測れない。そんな課題を解消したのがマルチトリガーモニタリングシステムと呼ばれるものだ。画期的とは思うけど、これを簡単に導入することは難しい。
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出典:https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-26293192/26293192seika.pdf

スマートウォッチ多機能血圧計
もっと簡単に血圧をリアルタイムで測定できるツールはないものかと調べると発売されていた。しかし、8個の評価を見る限りはちょっと怪しい。2,568円相当の効果はきっとあるのだろうけど、それ以上を期待してはいけないように感じる。
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出典:https://www.asahi.com/and_M/20190327/982888/

期待されるアップルの公開特許
アップルウオッチで血圧を測定できないものかと調べたら、現状はそのような機能は残念ながらないが、手首で血圧を測定する特許をアップルが2018年6月7日に公開していた。つまり、これはアップルがデバイスメーカーに対して、このような技術を活用してデバイスを開発してねというメッセージではないか。iPhoneを手首に巻いて寝るのは嫌だけど、アップルウオッチで測定できるなら試してみたいと思うのは自分だけだろうか。
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出典:https://japan.cnet.com/article/35120637/?tag=nl

まとめ
血圧は健康のバロメータだけど、あまりそれに一喜一憂しても仕方がないと思う。それよりは、適度な運動をして、規則正しい生活をして、食事も腹八分目を心がける。そんな当たり前のことを実践する方が理にかなっているような気がする。また、急激な温度の変化や無呼吸症候群の影響はヤバイ。そのような場合には環境を改善するなり、無呼吸症候群の治療や対策をするべきだ。また、アップルをはじめ、スマートなデバイスが今後広まることを期待したい。

以上

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。