LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

60代で輝く技術士になるために50代でやるべきこと

はじめに
現在通っている大学院の修論のテーマは紆余曲折したが、なんとか方向性が定まってきた。そして、嬉しいことに、それは技術士の活性化が狙いでもある。

副業禁止と技術士の社外活動
自分が知っている技術士の方々は非常に優秀な方々だ。そして、いわゆる大手の企業の技術者として勤務している方々が多い。しかし、それら企業は就業規則に基づいて正規社員の副業を禁止している場合が圧倒的に支配的だ。このため、技術士の方々はなかなか積極的に社外活動をしない。しても、報酬を受け取らない。報酬がないとなかなかインセンティブが少ない。結局何もしないで定年を迎え、そのタイミングで技術士事務所を開設しても成功する確率は低いだろう。やはり、遅くても50代には技術士事務所を構えて、徐々に技術士としてのお仕事を引き受けて、信用を重ねて、人脈を広げる必要がある。つまり、副業解禁は企業内技術士の活性化を促進するのではないかというのが自分の仮説だ。

8月2日は第一回中間発表会
大学院に入学するためには、願書とともに自分が考えるプロジェクトの概要をまとめて提出する必要かある。面接試験では、そのプロジェクトについて質疑を行う。自分は、ベーシックインカムを導入した場合の経済的波及効果の検証みたいなことを研究したいと言って、面接の先生も面白いんじゃないと答えて合格したはずなのに、入学して先輩方のプロジェクトを見ると、どうも違う。何かビジネスプランを立ててそれを発表するビジネスプロジェクト型と、社会の課題を解決するような仮説を設定してそれを検証する課題解決型があるが、前者が多い。後者はだめではないけど少数派だ。今更、大儲けしたいとも思わないけど、社会的な課題は解決したいと思う。プロジェクトの主査を決めるためにオープンドアの期間があり、賛同してくれそうな先生と相談したが、それでもなかなか乗りが悪い。背中を押してくれた先生もいるけど否定的な先生もいる。どうやって検証するのかという課題を指摘する先生もいるけど、そもそもベーシックインカムには反対なんだという先生もいる。別に評価されるために研究するわけではないけど、頑張って研究するからには評価されたいし、成果もあげたい。一時期子ども食堂も調べたけど、なかなか良い課題が見つけられない。コロナ禍対応もあり、子ども食堂の営業を中止するところも多い。いろいろ考えて、テーマを変えることにした。

アブストラクトの提出は1週間前
現在の大学院のゼミは、大体隔週の土曜日の午後にしている。テーマを変えたいと直訴したのが6月中旬。良いだろうとなったのが6月28日の第8回のゼミ。そして、7月11日の第9回のゼミでプロジェクトの概要(アブストラクト)のドラフトを提出。指摘事項を含めて全面改定したもの7月23日の第10回ゼミで審議してもらって、なんとかOKをもらって提出する。テーマ変更の意思決定があと1週間遅れていたら間に合っていなかっただろう。ギリギリのタイミングだった。

当日のプレゼン資料は直前まで
アブストラクトはWORDでA42枚ほどだが、それは関係の教授に事前に配布される。当日のプレゼンでは、パワーポイントで資料を投影しながら進めるはずだった。しかし、コロナ禍の対応で、会場に集まることは避けて全面的なZOOM活用に方向転換した。個人的には、ZOOMにはすでに慣れているので、こちらの方がやりやすかった。自宅のWi-Fi環境が良くない留学生は会場で発表しようとしたが、マイクで音をうまく拾えないので結局会場のパソコンからZOOMでの発表で音も画面も明瞭になった。ZOOMなら誰でも同じように画面を見れるので、これまでのように遠くに座る人でも字が読めるような配慮は不要となる。プレゼンのお作法も変わるかもしれないと思った。

10分の説明と10分の質疑応答
子ども相手に45分の講座を年間200回ペースで3年間も実施したのは自分の財産だ。スライドを見れば大体どの程度の時間がかかるかは推定できる。逆に10分間で説明できるのはこれぐらいというのもわかる。自分の場合だと大体14-15枚だ。資料を整えて、プレゼンタイマーで時間を測り、スマホで録音しながら、説明する。10分で話せと言われれば10分でまとめる。ただ、後から録音したファイルを再生すると、早口だったり滑舌が悪かったり、説明ロジックがよくなかったり、いろいろと気づくことがある。直前まで録音ファイルを繰り返しきいて、頭の中でシミュレーションして臨む(笑)。

テーマは「『マルチタスクワーク』で60歳代を輝かせる!」
先に書いたように副業解禁すれば社員の社外活動が活性化するだろうという仮説だ。ただ、それを一般的なアンケートで検証しようとしても、深掘りができない。そこで、技術士に特化して、アンケートをとり、分析して、知見をえる。そして、その知見が技術士だけではなく、他の専門家でも使えるのではないか?とか、一般的に共通するのではないか?と拡張する。そんな作戦にした。

時間一杯まで質疑応答
当日の10分間の説明はほぼ時間通りだった。しかし、私の前の学生は時間を測ると10分ぴったりだったようで司会者が驚いていた。かなり練習したのだろう。自分は9分55秒だったと言われた。そこは四捨五入して、「あなたも時間ぴったり」でいいだろうとちょっと不満に感じた(笑)。残りの持地時間は10分で結局3名の教授からの質問を頂いた。最初の人はちょっと辛口の話し方だった。二人目の人はリサーチクエスチョンはどうするのかと質問された。三人目の方は学会等で発表するのかと質問された。検討しますという回答で対応した。

質問頂いた教授へのフォローメール
せっかく質問されたので、最初と二人目の先生には、質疑応答のメモを作成して、このような理解です。質問ありがとうございましたとメールすると、最初の辛口の感じの教授は、メールでも政府や社会や企業への不満を持ちながらもそれらを非難しても進まない。60代で輝くには50代や40代、できればもっと若い時期から色いろ社外活動にトライすべきだ。あなたの研究は意味があるから頑張れと最後はエールをもらった。多分、この先生はツンデレを得意技としているのだろう。自分もころっとファンになってしまった(笑)。二人目の先生にはZOOMでの指導をお願いして、リサーチクエスチョンとして、このようなことを考えていると説明し、先生からもすぐにアンケートをするのではなく、一人か二人で良いので試してもらって、ヒアリングして、その結果に基づいてアンケートの内容を改善するプロセスが非常に重要だと教えていただいた。まさにその通りだと思ったので、知人の先輩技術に依頼した。

先輩技術士へのアンケートの依頼
二人に依頼した。一人は10分ほどで回答してくれて、もう一人は1時間ほどかかって回答して頂けた。コメントも丁寧にもらい、ZOOMでのヒアリングの約束までさせて頂いた。明日の予定だけど、いろいろと教えてもらおうと思う。もう、本当に感謝しかない。

日本技術士会活性化委員との連携
2018年年度は土日のたびに日本技術士会が開催するいろいろなイベントには積極的に参加した。2018年度はIT21の会というグループの副会長もしたり、WCETの研修講師などもしたので、ポイントは規定の倍以上溜まって、申請するとCPD会員に認定された。しかし、2019年度は大学院の活動があり、ほとんど参加していないし、2020年度はほぼ皆無だった。ただ、日本技術士会の中でも開業支援セミナーがある。一度参加しているが、幹事の人に主旨を説明して、アンケートやヒアリングへの協力を打診した。結果はまだだけど、実際に開業している人たちを対象にアンケートができればこれはありがたい。ぜひ進めたいと思う。

まとめ
昨日は実は自分の誕生日だった。おうちでは大好きなお寿司とチョコレートケーキで祝って頂いた。ありがたいです🙏。
FBでも100人以上の友達からお祝いや良いねを貰った。懐かしい人も多くやはり嬉しい。
今日は少し時間が取れたので、大学の図書館で読書でもしようとかと思ったけど閉館していた。残念。事前に調査すべきだった。それでも、大学院の小さな図書館は開いていたので、そこで労務型の雑誌などをざっと見た。やはり参考になる。このまま帰ってもいいけど、今日は20時ぐらいに帰宅することにしていたので、市ヶ谷のスタバの隣の「TO THE HERBS」というお店でパフェをいただくことにした。ここはスタバと隣接しているので、スタバのWi-Fiも使えるし、横断歩道を歩く人たちの様子も見れて、自分の好きな場所だ。問題は、コロナ禍で太り気味なのに、昨日いっぱい美味しいものを頂いて、今日も甘いものを頂いて、これはやばいかも。
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以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。