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新米技術士の成長ブログ

Apple Watchに感じる10の未来

はじめに
2015年に初代のApple Watchを購入して愛用していた。数ヶ月前に会社からApple Watchをお客様に提案したいのでモニター募集があり、これに応募した。やはり最新版(当時はSeries4)は進化していた。しかし、そのモニターも無事(?)終了して、初代に切り戻すと、いろいろ不満が出てきた。このため、思い切って最新のSeries5(Nike版)を購入して切り替えた。その中で感じたことを少し整理しておきたい。
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hiroshi-kizaki.hatenablog.com

初代からシリーズ5までの進化
自分が購入したのは、2015年7月に技術士試験を受験して、頑張った自分へのご褒美だ。初代とシリーズ5を比較すると色々と進化している。大まかに言えば、したの図のような感じだ。
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 出典:https://www.sin-space.com/entry/applewatch5-2019

解決された課題
初代を購入して2年ほど経過した時に、いくつかの課題を上げていた。解決した課題や予想外に良くなった課題もあるので、少し振り返ってみる。

1) 防水対応
初代は防水ではない。水没させてないが、多少水がかかったぐらいでは大丈夫だった。Series1も防水とは宣言していないが日常防水程度の機能はあったようだ。防水と宣言したのはSeries2からSeries5まで50m防水だ。お風呂やプールなどの日常利用ならこれで十分だけど、本格的なダイビングをするのであれば、防水ケースをセットすれば100mまで対応する。
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 出典:wowma.jp

2) LTE対応
初代はWi-Fiモデルのみだったが、Series3でLTE対応が出た。さらにSeries5でもLTE対応のapple watchがリリースされている。しかも、対応するLTEの周波数も格段に増加している。世界中で利用可能だ。でも、通信費が別途かかるので、今回もWi-Fiモデルにした。
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 出典:Apple Watch - 通信事業者 - Apple(日本)

3) 低廉な価格設定
Apple Watchは1万円を切れば販売数も加速すると予想した。しかし、そんなことは心配ご無用だった。スマートウオッチの2018年度の出荷位台数は4,500万台。前年度比53%の増加だ。2018年度のApple Watchは2,250万台なので、そのシェアは50%だ。2019年度の数字はないが、前年度同様に27%増とすれば、2,860万台だ。しかも、Appleでは最新のSeries5と同時にSeries3も併売している。より低価格の商品の品揃えにも対応している。中古ならエルメスバージョンも15万円ほどで出回っている。選択の幅は広がっている。
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 出典:• Chart: Apple Dominates Global Smartwatch Sales | Statista

予想外に良くなった点
今回Apple WatchのSeries5を購入して進化を感じた点を列挙しておきたい。

1) 音楽の再生
Apple Watchでは音楽の多面的な操作が可能だ。iPhoneで再生する音楽をApple Watchで操作可能だ。これは特にairpadのように音量の操作ボタンが付いていないワイヤレス機器を使う時には便利だ。さらによく聴く音楽はiPhoneからApple Watchにコピーできる。コピーしておけば、iPhoneを経由しないので、例えばジョギングする時にiPhoneなしでも、Apple Watchとairpadがあれば音楽を聴いていられる。これは結構快適だ。さらには、Spotifyのような音楽専用アプリを登録すればApple WatchSpotifyを利用できるという。すごい。
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 出典:https://applewatchjournal.net/apps/4108

2) 時計画面の常時表示
これは正直嬉しい。これまではリストをあげると画面表示だった。少しの時間だけど、急いでいる時にパッと見えないのはイラッとする。しかし、Series5では常時表示しているので、ストレスフリーだ。心配なのは電池だけど、良く見ていると、普段は表示すると言っても、節電モードだ。そして、リストをあげると輝度が上がる。また、どうしても、電池が心配な時は常時表示をオフにすることもできる。

3) 時計のデザイン
初代のApple Wathは38mmと42mmだったけど、Series5は40mmと44mmだ。Series3の11.4mmに比べるとSeries5の厚さは10.7mmと少し薄くなったけど、画面は大きくなった。重さはあまり変わらない。軽くするよりは、薄く、大きくする方向で進化していると言える。
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 出典:https://www.nojima.co.jp/support/koneta/26973/

4) パスコードの設定
Series2からの機能だけど、Apple Watchを腕から外したら、4桁のパスコードを求められる。これはセキュリティ上安心だ。でも、机の上に置いているときは、普通に時計は表示してくれるけど、LINEのメッセージ等は見れない。細かな改善だけど、これは嬉しい。

今後の課題
すでに一部実用化しているものもあるけど、こういう機能をもっと強化して欲しいという感じで列挙してみたい。

1) マルチカップリング
個人的に契約しているiPhoneと会社から支給されているiPhoneがある。でもApple Watchはそのどちらかしか対応できない。一つのiPhoneで複数のApple Watch
をペアリングできるが、その逆はダメだ。しかし、その逆を実現して欲しい。特にLTE対応のApple Watchがそれに対応すれば、iPhoneを二台持たずに、Apple Watchだけで外出することが可能となる。これは嬉しい。

2) apple glassとの連携
Appleは将来Apple Glassを提供すると噂されている。2020年は難しくて、多分2022年とかになりそうだ。どんなものが出来上がるの今から楽しみだ。その時には、当然iPhoneApple Watchとも連動するような仕組みにして欲しいと思う。
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 出典:https://iphone-mania.jp/news-203219/

3) ゴルフなび
すでにiPhone対応のアプリや、Apple Watch対応のアプリは提供されている。現在、専用のゴルフナビを使っているし、そちらの方が使い勝手が良いけど、Apple Watchのバッテリーの問題とかがなくなれば、ゴルフナビの専用機の買い替えではなく、Apple Watchでゴルフナビをするのだろうと思う。今の製品との互換性を維持できると嬉しいけど、難しいだろうな。
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 出典:GolfLogix | Michael Weening: a few pictures

4) ゴルフ練習
ゴルフのスウィング練習をしたら、それを3Dで再現するようなことができると面白いと思うけど、どうだろう。まあ、ゴルフの上達を目指すなら、もう少し真面目にまずは練習するとか、柔軟体操するとか、ジョギングするとか、体を鍛える必要がある。でも、正直、現在は学業が優先だ。
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 出典:Phigolf WGT Edition is a realistic golf simulator that you can take anywhere

5) 古いApple WatchiPodライクに利用
新しいApple Watchは使い勝手も良くて満足しているけど、古いApple Watchも有効活用したい。ネットで調べていたら、iPod的な使い方もできるようだ。ケースを買うだけなら安いものだ。
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 出典:http://touchlab.jp/2018/11/thepodcase/

6) バッテリーバンド

これはAppleから公開されていないので、商品化されていないけど、どうも隠し端子があるようだ。そして、それは充電に対応できるので、サードベンダーが商品化すればすぐにも実現できる。でも、できれば、純正品でリリースして欲しいところだ。もし、それで1週間ほど充電フリーになるなら欲しいと思う人は多いのではないだろうか。
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 出典:http://touchlab.jp/2015/05/apple_watch_hidden_port_charging/

7) 自動翻訳
これは機会があれば試してみたい。ポケトークを買わなくても、Apple Watchで翻訳できればそんな嬉しいことはない。
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 出典:‎iTranslate Apps on the App Store

8) Run & Ride
ジョギングするのはちょっと辛いけど、自転車なら街中をサイクリングできる。Apple Watchでナビもできる。ただ、以前使ったアプリだと、Googleマップベースではなく、Appleマップベースだった。この辺りも改善していると嬉しい。
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 出典:https://apps.apple.com/gb/app/strava-running-cycling-gps/id426826309

9) SLACK連携
LINEやメッセージをApple Watchで受信できるのは嬉しい。送信メッセージもあらかじめiPhoneで用意しておけば、Apple Watchからも選択して送信は可能だ。でも、以前、ニコニコマークを送ろうとしたら、怒りのマークを送ってしまって、大変なことになったことがあるので慎重な操作が必要だ。また、最近はSLACKにも対応しているのは、嬉しい。どこまで対応するのか、試してみたい。
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 出典:https://www.alphr.com/apple/apple-watch/1000371/best-apple-watch-apps

10) テスラカー連携
六本木ヒルズの地下駐車場を見たわけではないが、以前はベンツとかBMWだったけど、最近はテスラのEVが多いらしい。あまり街中で見かけないけど、持っている人は持っているのだろう。しかも、同じハードとソフトでも、将来の自動運転への拡張オプションがあるかどうかで100万円以上違う。そんなEVをApple Watchで操作できるとしたら、子供の頃に見たスーパージェッターの流星号のようだ。
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 出典:Apple Watch Tesla Car. How Far Can We Drive Them?

まとめ
Apple Watchを色々と試していると未来が透けて見えるようで楽しい。ワクワクするとはこういうことだ。新商品を同じ時期に毎年リリースする戦略は、ユーザだけでなく、それを開発・研究して、商品化し、販売する側も楽しいだろう。まあ、辛いこともあるけど、継続的に新商品を出すことを前提にできれば、3年後、5年後、10年後にどのように成長させるかの青写真を作ることもできる。まさに、継続は力なりだ。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。