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昭和天皇とマッカーサーの会談

はじめに
昨年末に飲み会があった。自分より年長の人と隣になり、「個人的な意見だが、天皇制に対して疑問を持っている。」という挑発的な発言があった。大人しい感じの人なのでびっくりした。なぜですか?と聞くが回答は要領をえない。このため、日本の「シラス統治」という考え方を知っていますか?と聞いてみた。当然知らない。「古代より、日本国では国民は国の大御宝(おおみたから)と呼ばれていた」というと、「え!私は宝なのですか?」という。「はい、そうですよ」と答えた。「海外諸国では支配者と被支配者の関係が一般的だが、日本では天皇の名を受けた統治者が大御宝を統治する。現在でも、天皇が首相や最高裁判所の長官を任命するのは、このシラス統治の考え方がいきている証拠ではないでしょうか」と説明した。自分より年少の人に説明するなら分かるが、年長の人に諭すように説明するのはちょっと違和感があった。しかし、当時の大学を卒業した人は意外と誰からも本当のことを教わっていないのかもしれないと思った。

何が真実なのだろう
正直、自分だって、そんなことを理解したのはつい最近だ。ただ、ネットからの情報では、何か本当で何が本当でないのかがよくわからない。Wikiは、比較的中立な記載が多い。例えば昭和天皇マッカーサーの会談内容も、調べると次のように、内容の異なる様々な証言があるという。

1945年9月27日、大使館公邸に訪れた昭和天皇マッカーサーは出迎えはしなかったが、天皇の退出時には、自ら玄関まで天皇を見送るという当初予定になかった行動を取って好意を表した。会談の内容については日本とアメリカ両関係者より、内容の異なる様々な証言がなされており、詳細なやり取りは推測の域を出ないが、マッカーサー昭和天皇は個人的な信頼関係を築き、その後合計11回にわたって会談を繰り返し、マッカーサー昭和天皇は日本の占領統治のために絶対に必要な存在であるという認識を深める結果になった。

マッカーサーの発言
1955年8月に渡米した当時の外務大臣重光葵マッカーサーとの会談で、マッカーサーが次のように発言したという。

陛下はまず戦争責在の開題を自ら持ち出され、次のようにおっしゃいました。これには実にびっくりさせられました。すなわち「私は日本の戦争遂行に伴ういかなることにも、また事件にも全責任をとります。また私は日本の名においてなされたすべての軍事指揮官、軍人および政治家の行為に対しても直接に責任を負います。自分自身の運命について、貴下の判断が如何様のものであろうとも、それは自分にとって問題でない。構わずに総ての事を進めていただきたい」これが陛下のお言葉でした。私はこれを聞いて興奮の余り、陛下にキスしようとした位です。もし国の罪をあがのうことが出来れば進んで証言台に上ることを申し出るという、この日本の元首に対する占領軍の司令官としての私の尊敬の念は、その後ますます高まるばかりでした。
 出典:Wiki

マッカーサーの通訳の証言の動画
百聞は一見にしかずだ。動画があったので、引用したい。

 出典:マッカーサーを親日に変えた昭和天皇とのエピソードがカッコ良すぎる! - NAVER まとめ

まとめ
ネットの進歩は良いこともあるけど悪いこともある。しかし、昭和天皇が国民の救済を最優先に考えたという発言はマッカーサーを感服させたと同じように、我々日本人にとって宝だ。天皇が国民を宝といい、国民も天皇を宝と思う。そんな素晴らしい国が日本国だということをもっと広く知らしめるべきではないのだろうか。最近の小学生の教科書の内容をネットで見ようと思ったら、有料の図書しかない。え!無償教科書のお知らせはあるけど、そんな制度よりも、ネットで教科書を開示すべきでしょう。今の子供たちにはこんな素晴らしい教科書で日本の正しい歴史観を教えているのですと胸を張って開示できるような体制と内容にして欲しいと切に思う。

以上