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データ・ドリブンマーケティング#3

はじめに
本日の講義のメインはコンジョイント分析だ。理論を学ぶだけではなく、実際に演習をしながら理解を深めることができるのが良い。演習も2回ほどやるとなんとなく自然にできるようになる。聞いただけとか、演習を1回だけではなく、2回やるのがミソな気がする

コンジョイント分析
1980年代にアメリカで開発され、急速に発展したマーケティング手法だ。直交計画法を活用して、お客様にニーズを統計的に分析する手法だ。お客様のニーズには、非補償型と補償型がある。非補償型とは、必須の条件で他の要素では保証できないもの。補償型とは、それがダメでも他の要素があれば満足するもの。でも、どの要素が非補償型なのか、どの要素とどの要素がどの程度補償されるのかを調べるのは簡単ではない。しかし、このコンジョイント分析を行うと明確になる。すごい。
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 出典:コンジョイント分析とは | データ分析基礎知識

直交計画法
例えば、2択の設問を4個しようとする。16回の質問が必要だ。2択が5個だと32回と指数関数的に増大する。聞く方も聞かれる方も疲れる。それを合理的な簡素化する方法が直交計画法だ。豊田先生は、この部分の説明を省略したが、技術士を目指す人なら理解しておいてほしい。ただ、ちょっと難解だ。これを分かりやすく説明するのはちょっと厳しい。Wikiを見ると、次のような解説がなされていた。これでもなかなか理解が難しい。

一般的な多元配置の実験では、一つの因子のみを変化させた条件で行うため、膨大な数の実験を行わなければならない。直交表で割り付けた実験は、複数の因子を変化させるが、どの因子・水準の組み合わせも同回数だけ実験するようにし、その因子の主効果を求められる。最小限の実験数に抑えられるという利点がある。 直交表を用いる実験は、交互作用に重きをおかず、主効果のみの実験を行う目的の場合に適する。
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 出典:Rで実験計画法 後編

マーケティング戦略
この授業は、データ・ドリブンマーケティングだ。つまり、どのようなマーケット戦略をとるかをデータに語ってもらおうという意味だ。そのためには、データを適切に取得して、そのデータから何かを読み解く必要がある。基本はSTPだろう。つまり、マーケットの多種多様なデータを分類して、セグメントに分ける。そして、ターゲットとするべきセグメントを明確にした上で、ポジショニングを決める。
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 出典:https://cyber-synapse.com/dictionary/en-all/stp.html

1) オンリーワン戦略
マーケティング戦略でベストなのは、オンリーワン戦略だろう。つまり、世の中にこれしかない。この製品だけにしかない特徴を有しているとしたら、これは強いだろう。

2) 差別化戦略
オンリーワンではないけど、他者に抜きん出た特徴があるとすれば、それはそれで生き抜くことができるだろう。最近の流行り言葉でいえば、コアコンピテンシーを有するものか。

3) 低価格戦略
これはレッドオーシャンで差別化できず、価格を下げる方法だ。価格を下げてシェアをとって、粗利が出れば良いけど、ずるずると赤字の垂れ流しになると最悪だ。

Qustant
ネットのアンケートといえばマクロミルが有名だ。そのマクロミルが提供するアンケートサービスがQuestantだ。イタリア語で質問者という意味らしい。無料の体験版から、1回ずつのアドホック版、年間5万円払って使いたい放題の通常プランとか、さらに上位のプランとかがある。
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 出典:無料セルフアンケートASP『Questant(クエスタント)』 -MACROMILL-

まとめ
だんだん宿題がそれぞれの科目から出されるようになり、自由になる時間が減ってきた。データ・ドリブンマーケティングではもっと色々学んだけど、ちょっとこれぐらいにしておきたい。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。