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ロジカルシンキング#6を受講して

はじめに
ロジカルシンキングの授業も残すところ今日を含めて2回だ。今回はいわゆる修士論文に相当するプロジェクトの進め方や、その時のスライドの作り方や、発表の仕方などの説明があった。手取り足取りだ。興味ふかい内容を少しピックアップして説明しておきたい。

10/20/30のルール
これはGuy Kawasaki式と呼ばれる方法だ。内容としては、プレゼン資料は10枚、プレゼン時間は20分、プレゼン資料は30ポイント以下の小さなフォントを使わない。この3点だ。自分の場合には、20分あると、プレゼン資料を20枚、フォントも20ポイントなので、20/20/20の法則だ。しかし、やはりプロのエバンジェリストであれば、文字を少なくして、スライドも結論だけにして、それ以外は手振り身振りで説明する。Appleのプレゼンテーションがまさにそんな感じだ。これはかなり高度なプレゼンだ。
 出典:Guy Kawasaki - The 10/20/30 Rule of PowerPoint

プロジェクトの発表
持ち時間は10分なので、スライドは多くても10枚、プレゼンのフォントは20ポイント以上を推奨されている。これはまあ常識的なところだろう。何回注意しても動画を活用する人がいるようだ。動画は便利だし、インパクトもあるけど、PCの環境が違ったりすると動かないことがあるのでオススメしていないと繰り返されていた。

表紙にはメールアドレス
今回は、ベンチャーキャピタル(VC)にプレゼンする訳ではないが、VCに提案するときには、表紙に名前に加えてメールアドレス等の連絡先を書いておくことが必須だという。そうでないと、好感を持ってもらっても、連絡先がないと、まあ良いかとなってしまう。

TBD
最終プレゼンの時に、TBDが残っているのは論外だけど、授業の中での中間報告等では、必要な項目を記載しておいて、その内容をTBD=To Be Determined)と書いておく方法もあるという。

学会での発表
修士論文を提出する前には、学会への発表を行う。MBAコースの場合には、学会発表は必須ではないけど、やはり練習という意味でも効果的だという。例えば、経営情報学会などは、教官のコネクションもあるので、お勧めらしい。

PREPが基本
プレゼンの基本はPREPだという。表紙の次に重要なことが結論だ。ここがOKなら、もうそれで出資するVCもある。授業の場合でも、結論が合意できれば、なぜそこに至ったかを聞きたいと思い、質問も活性化する。質問が来そうな内容で、本文には書ききれないものは、付録にして添付しておくと良いという。質問を受けたときには、それは添付のxxに記載した通り、yyです。などと答えるとスマートだ。

命名ヤギさん
プロジェクトには必ずプロジェクト名をつける。海外ならそのロゴとプロジェクト名でまずはTシャツを作る。日本だとTシャツまでは作らなくても、覚えやすいプロジェクト名は重要だ。しかし、なかなか洒落たネーミングを思いつくことは難しい。そこで活躍するのが、「命名ヤギさん」だ。
 出典:ネーミング支援ツール『命名ヤギさん』の詳細情報 : Vector ソフトを探す!

ノウハット
現在、想定しているのは、脳波を検知するようなセンサーや心拍を測定するスマートウオッチなどを使って、心身の異常を監視することで、ヒヤリハットを検知して、事故の未然防止を図るものだ。先の命名ヤギさんに入れると「ノウハット」とでた。これはいいかも。

まとめ
本当は、ベーシックインカムを国が発行する仮想通貨として、ブロックチェーン技術を用いて、国民に支給した場合に、日本人の幸福度が向上するのか、日本の経済が改善するのか、顧客利用のデータを蓄積したビッグデータを管理運用するとどのような経済効果が出るのかという壮大なテーマを考えていたが、MBAのプロジェクトとしては複雑すぎるようだ。このため、安全管理の業務をITの技術を活用して改善できるかに焦点を絞った方が適当かと思い始めている。しかし、期せずして、そのプロジェクト名が「脳波っと」もししくは「ノウハット」というのは面白いかもしれない。これで行くかなあ。。。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。