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ロジカルシンキング#4を受講して

はじめに
ゴールデンウィークを挟んで4週目が始まった。今週が春期前半の折り返し地点ということか。ロジカルシンキングの授業は面白いけど、ちょっとペースダウンしてきた感じかなあ。まあ、受講生の発表が多くなるのは、いろいろな人の考えていることが分かって楽しい。今日習ったことは、色々あるけど、その中のMECEとSTPについて少し解説しておきたい。

MECE
漏れがなくダブりもない状態をMECEという。ミッシーとか、ミーシーとか呼ぶ。英語で次の単語の頭文字を撮ったものだ。
Mutually 
Exclusive(互いに重複がなく)
Collecticely
Exhaustive(全体にモレがない)
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 出典:https://bizhint.jp/keyword/74352

MECEのメリット
何と言っても、漏れとダブりをなくせることだ。もしくは少なくできることだ。どうしても、思い込みがあると大切な事象を忘れたり、スキップしてしまうことがある。そんな時に、このMECEの論理チェックを活用すると便利だ。

MECEの限界(その1)
事象が二次元とか一次元なら、MECEは使いやすい。でも、そんな単純な事象ばかりではない。3次元とか4次元とか、実際の事象は非常に複雑だ。それを全て網羅的に分析するのは大変だ。

MECEの限界(その2)
現実の事象では、2割8割ということがよく起きる。つまり、上位2割の事象で全体の8割を占める。したがって、漏れやダブりを気にするよりも、何が重要か?何が支配的かを分析することの方が重要だし、効果的なことが多い

フレームワークの活用

漏れやダブりがないかどうかを考えながらアイデアを出すことは簡単ではない。それよりも、すでに検証済みのフレームワークをヒントにアイデアを出す方が現実的かもしれない。しかも、3C分析とか、PEST分析とか、4Pとかは今後の改善の余地はあるにせよ、ある程度認識されているし、それに異を唱える人は少ないだろう。
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 出典:6. MECEやフレームワークで「切り口」を決める

MECEの活用
そんな限界を理解した上で、MECEの有効性を最大限に活用するならば、これはやはり強力なツールになるだろう。また、MECEというとちょっとかっこよく見えるかもしれない。でも、それは単なる気のせいだ。そんな薄っぺらいかっこよさはクソ食らえだ。

STP
情報通信の技術者にとってはSTPは聞き慣れた用語だ。しかし、それはNo.6やNo.7信号方式を実現する要素技術(Signaling Transfer Point)だ。しかし、当然ながら今日の授業で教わったSTPは全然違う。次の単語の頭文字の略語だ。セグメンテーション / ターゲッティング / ポジショニング
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 出典:売れる販促戦略には欠かせない!STP分析とは?|用語集|リコー

Pros and Cons
あるアイデアの長所と短所を比較することは洋の東西を問わずに行なっているようだ。日本語だと良い点と悪い点について話し合う。賛否両論で議論するが、それを欧米ではPros Consという。語源はラテン語で、賛成(for)を意味する「prō」と反対(against)を意味する「contrā」の「con」から来ている。良いか悪いかを議論するのではなく、良いところや悪いところを出し合って、理解を共有することに意義があるように感じる。
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 出典:https://delighting.co.jp/blog/proscons/

まとめ
色々習ったけど時間もないので今日はこれぐらいにします。ブログをしているとどうしても文章を書く癖がつくが、ロジカルシンキングでは箇条書きにして、論旨を明確にする方が大切なようだ。気をつけなければ(笑)。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。