LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

ロジカルシンキングを受講して

はじめに
今週からMBAの授業が始まった。火曜の夜と木曜の夜と土曜日の授業をとれば、まあ単位数としては十分だ。飲み会のお誘いは、月曜、水曜、金曜に誘導している。ゴルフは金曜日だ。

眠くない
自慢ではないが、学生時代は「眠狂四郎」と呼ばれていた。文字通り、授業が始まると最初は聞いているが、そのうちなんだ教科書に書かれていることを説明しているだけではないかと思った瞬間に、夢うつつとなり、終わりのベルで目が覚めた(笑)。学生時代から睡眠学習は得意で、試験勉強は復習というよりは独学だった。まあ、独学の勧めか。しかし、まだ2つしか受講していないがMBAの授業は面白い。生徒が退屈する頃には先生も退屈なので、グループディスカッションが始まる。全然眠くない(笑)。

フレームワークを理解する
3Cs、SWOT、STP、4Ps、JTBD、Vp、CDMなどMBAの授業というと、こういう手法を学ぶ場のように思っていた。もちろん概念を理解することは必要だが、これは守破離でいう「守」だ。
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 出典:The Jobs to be Done Data Model – Jobs to be Done

クリティカルシンキングとは疑うこと
ある結論やある意見が本当かどうか。仮説ではないか?仮説ならそれを検証する。根拠や証拠は本当かと検証する。クリティカルシンキングの本質は疑うことだ。悪くいえば他人の意見を鵜呑みしない。自分自身で判断する。そのための根拠を探して、検証する。友達からは、変な人とか、嫌われるかもしれないが、そんな行動がやはり重要だ。

相関関係と因果関係
多くのビジネスの失敗は、単なる相関関係を因果関係のように勘違いすること。しかし、これはなかなか分かっていても難しい。現時点の人工知能機械学習や深層学習は残念ながら相関関係を示すものでしかない。10年後とか、20年後には因果関係を解明する人工知能が実現するのだろうか。
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 出典:http://takehiko-i-hayashi.hatenablog.com/entry/20130418/1366232166

小さく失敗して、失敗から学ぶ
現在の大企業の失敗は、りん議を起案して、プロジェクトを始めて、失敗する。失敗は許されないので、無理をして、繕って、大失敗する。本来はそうではなく、小さな失敗を早い段階で体験し、なぜ失敗したのかの原因を解明し、失敗から教訓を得て、またトライする。そんな考え方や行動が重要だ。

PIVOT
小さく失敗して方向変更するときの手法だ。バスケットの概念だが、右足か左足かどちらかは床につける。ビジネスの世界でいえば、ターゲットとする問題とその解決方法の二つの両方を同時に変えてはいけない。問題を変えないで、解決法を変えてみる。もしくは、解決法は変えないで問題を変えてみる。そんなことを繰り返していくうちに、もっとも解決すべき問題と、それを効果的に解決する方法が見えてくるものだ。
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 出典:https://diamond.jp/articles/-/173056

「私は嘘つきだ」
ちょっと退屈感が出た時に、先生がグループディスカッションを始めた。「私は嘘つきだ」という発言から、先生が嘘つきか、そうではないかとグループで討議して、発表しろという。先生は嘘つきだという結論のグループもあるし、嘘つきではないという結論のグループもあった。そして、最終的な先生からの解説では、そのどちらも論理矛盾があるので、どちらともいえないという解説だった。

高度な嘘つき
ネットで「嘘」の定義や、「嘘つき」の定義を調べると、ある人が嘘つきには、低度な嘘つきと高度な嘘つきがあるという。低度な嘘つきとは、すぐにバレる嘘を言う人だ。例えば、「自分は嘘をついたことがない」などと言う人は、そうではないことがすぐに指摘される。つまり、低度な嘘つきだ。しかし、「自分は嘘つきだ」と言うと、それが嘘だと証明することは非常に困難だ。いわゆる無実の証明のようなものだ。そうかもしれないと誰もが信じる。つまり、高度な嘘つきだ。これを聞いた先生は、初めての意見だと言っていた(笑)。

まとめ
授業を受けたり、宿題をしたり、準備をしたりと時間を取られることが多い。ただ、せっかくの機会なので、授業の骨子やエッセンスをすこしでも、このブログでフィードバックできればと思います。

以上

最後まで読んでいただきありがとうございました。