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西野カナとジュゴンを考える

はじめに
最近気になるトピックが標題の2つだ。特に関係はないけど、それぞれへの想いを簡単に書いておきたい。

1. 西野カナ
(1) 結婚発表

純粋におめでとうと言いたい。1989年3月18日生まれで、2008年2月20日にメジャーデビューした。最初のアルバム「LOVE one.」は大好きだった。いつも聞いていた。特に、WISEとコラボした5枚目のシングル「遠くても feat.WISE」は大好きだった。自分も学校を卒業して東京に来る時には、ほのかな遠距離恋愛していて、その記憶ともダブったものだ(笑)。西野カナはほぼ全曲作詞している。そして、日本語で言いにくい部分は、英語で歌っている。英語も上手だ。なぜだろうと思ったら、小学校5年生のときにはグアムに、そして高校1年生のときにはロサンゼルスにホームステイしていたという。小さい頃から海外に興味があったのは、やはり母親が邦楽も洋楽も大好きだったのが影響しているようだ。そんな西野カナにとって、2019年は大きなターニングポイントだ。

(2) 充電期間
2005年(16歳)の時にオーディションでその才能を見出され、2019年1月に無期限活動休止を発表するまで14年ほどを第一線で活躍された。2月3日には活動を休止し、ゆっくり養生されるのかと思いきや、この3月18日には元マネージャーとの結婚を発表された。多分、結婚の機会をずっと我慢してたのだろうと思う。本当におめでとうございます。これから、花嫁として、新妻として、そして、子供に恵まれれば母親としてデビューされるのだろう。公園デビューもあるだろう。

(3) 成長するシンガーソングライター
シンガーソングライターはヒットしてそれで終わりという歌手が多い。アイドルは、どうしても若い時の歌をずっと歌い続けるケースが多い。西野カナにはそうではなくて、成長するシンガーソングライターを目指してほしいと思うし、きっとそうしてくれると思う。だって、彼女の歌詞は、彼女が感じたことを彼女の言葉で描かれている。だから、西野カナが女性として成長すれば、当然西野カナの音楽も成長する。新しい元号がどうなるのかは、4月1日の発表待ちだが、西野カナの新しい音楽がどのように進化するのかをぜひ楽しみにしたい。

(4) 第70回紅白歌合戦
NHKの番組には、いいと思うのと、そうでないものがある。大晦日の歌合戦は趣向が変わってきたけど、やはり楽しみな番組の一つだ。2019年12月31日に開催される紅白歌合戦は第70回の節目だ。そんな節目には、ぜひ復活する西野カナの新しい歌声を聴きたいなあと思う。しかし、大切なのはワークライフバランスだ。西野カナが新しい生活をエンジョイして、充実した日々を過ごし、いろんなことを感じてほしい。そして、世の中の若いママやパパが共感するような音楽をぜひプロデュースしてほしい。

2. ジュゴン
(1) 沖縄辺野古に生息していたジュゴン(個体B)の死亡

3月19日に新聞やテレビのニュースで放映していた。例えば、沖縄タイムスでは次のように紹介している。
 ジュゴンは日本では沖縄本島周辺だけで確認されている。発見されたジュゴンは体長約3メートル。頭部や顔、胸ビレに傷や出血があり、ところどころ皮がむけている。生きている個体Bが最後に確認されたのは今年1月8日。沖縄防衛局による同海域の航空機調査だった。同漁協組合員は午後5時すぎ、防波堤付近でジュゴンを発見。尾びれにロープを結び、船で引っ張って漁港内に運び入れ、県と環境省に連絡した。ジュゴンネットワーク沖縄の細川太郎事務局長は身体的特徴から個体Bと断定。「沖縄島周辺の3頭の中でも唯一確認できていたジュゴンだった」と残念がった。(北部報道部・又吉嘉例)
 出典:www.okinawatimes.co.jp

(2) ジュゴンの個体Cは確認できず。
2018年11月8日の沖縄タイムズでは次のような記事が掲載されている。つまり、個体Cは確認できていない。残る希望は個体Aのみだ。
名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が2015年11月から今年3月末まで実施したキャンプ・シュワブ沿岸域の生物等調査で、沖縄本島周辺に生息していたとみられるジュゴン3頭のうち「個体C」と呼ばれる1頭を確認できなかったことが7日、分かった。識者は「個体Cを見失っていたにもかかわらず、ジュゴンに影響はないと結論付けて工事を進めたことは大きな問題だ」と指摘した。同調査では、本島周辺の広域やジュゴンの出現頻度が高い重点海域を延べ25日間にわたり観測した。名護市嘉陽の海域と今帰仁村古宇利島の海域で、個体Aが延べ18回、個体Bは延べ4回出現。識別不明個体も1回見られた。防衛局のこれまでの調査で個体Cが確認されたのは、15年5月が最後。今回の調査では、個体Cの行動範囲をうるま市伊計島以北沖から古宇利島海域までと推測し広範囲を調査したが、確認されなかった。日本自然保護協会の安部真理子主任は「普通に考えれば、新基地建設の工事がジュゴンを追い出したとしか考えられない。ジュゴンを確認していない状況では、影響がないかどうか予測する根拠がないのでは」と工事を問題視した。
 出典:www.okinawatimes.co.jp

(3) 絶滅危惧種の絶滅の危惧
今回のジュゴンの死亡は、各紙で報道しているが、その多くが3頭のジュゴンが生息していると確認されていて、そのうちの一頭とみられるというトーンだ。しかし、その3頭が確認された日時は書かれていない。沖縄タイムズでは、明確に「唯一」生存が確認されているジュゴンだったと明記している。この違いは大きい。全国紙を読んだ人は、まだ2頭いるんだから大丈夫じゃないと感じるのではないだろうか。マスメディア得意の「嘘は書かないけど本当のことも書かない」というイメージ戦略と感じるのは穿った見方だろうか。大切なことは、本当に最後の一頭だったのか、それともまだ2頭本当に生息しているのか。個体Bという書き方も好きではないけど、死亡した原因を突き止めることも大事だが、それよりも絶滅の危惧を回避できたのか、それとも絶滅したのかを明確に報道してほしい。

(4) ジュゴンについての想い
これまで2回ジュゴンにまつわるブログを書いた。参考に引用しておきたい。

2017年12月22日 
hiroshi-kizaki.hatenablog.com

2018年12月15日
hiroshi-kizaki.hatenablog.com

まとめ
辺野古問題は難問だ。対立軸は本土対沖縄ではない。日本対米国でもない。国防推進派対自然保護派だろうか。どちらも平和な社会を目指している点では同じではないのだろうか。2012年8月に発行された「The U.S. Military Presence in Okinawa and the Futenma Base Controversy」では、代替案として、嘉手納基地に統合することが検討されていたことが明記されていたが、1996年にはSACO会談で否定された。理由は2つあり、嘉手納空軍基地の理解を得られていない問題と、国防力の抑止力の問題だ。辺野古の地盤が軟弱なことが明らかになっている。辺野古はもう元には戻らないし、死亡したジュゴンは生き返らない。しかし、ジュゴンは我々人類にもっと知恵を出し合って、平和な世界を実現するように自らを犠牲にして訴えているのではないかと思う。

以上