LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

技術士試験:前年度の合格率と対比してみた!

はじめに
日本技術士会のホームページには、毎年3月上旬に合格者が発表される。今年は、3月9日(金)の早朝だった。自分が幹事するIT21の会でも合格者が一人いた。凄い!また、スキヤキ塾でも合格者の喜びの声が続いている。素晴らしい!しかし、平成30年度の技術士試験は正直厳しかった。悔し涙を流した人も多かったのではないかと思う。合格発表から10日ほど経過したが、昨年度と今年度の部門別の合格率を対比したものを下に示す。
f:id:hiroshi-kizaki:20190319202112p:plain

1. 全体の傾向
 平成30年度の受験者数は25,914人だった。昨年度が26,253人なので、ほぼ同様だ。しかし、合格者数は昨年度の3,501人から2,355人と33%も減少している。これは厳しい。合格率も13.3%から9.1%に減少した。今回は筆記試験が特に厳しかったが、筆記試験の合格者数は公表されていないが、数えると2,704人となる。なので、口頭試験の合格率は85.8%となる。14.2%の受験者は口頭試験でも落とされている。筆記試験が厳しかった分だけ口頭試験の合格率は高くなると予想したが、なかなか厳しい。

2. 合格率が増加した部門
 全体的に厳しくなった技術士試験だったが、合格率が増加した部門もある。機械、金属、資源工学、衛生工学、水産、応用理学、生物工学だ。この中で最も増加率が大きいのは、水産部門の13.7%から21.1%へと7.4ポイントの増加だ。水産部門は技術士を強く求めているのだろうか。

3. 合格率が減少した部門
 特に受験生の多い建設部門、総合技術監理部門、電気電子部門等で合格率が厳しくなったために、全体の合格率も低下した。特に、建設では12.8%から6.3%と半減している。また、総合技術監理でも9.8%から6.4%と厳しくなった。

4. 合格率が最も高い部門
 今年度の合格率で最も高い部門はどこだろう。金属部門が昨年度の43.5%から46.5%にさらに増加している。続いて生物部門が39.6%から41.0%と増加した。

5. 合格率が最も低い部門
 今回は6%台の部門が3部門ある。それは建設の6.3%、総合技術監理の6.4%、そして情報工学の6.5%だ。自分も情報工学の情報ネットワークにトライしたが玉砕した。この科目では、84人が受験して、筆記合格が4名だった。4名は全員合格かと思ったら1名落ちている。84名受験して3名合格なので合格率は3.6%だ。これは辛い。

まとめ
 平成31年度から受験科目が再編されるし、受験方法も改訂される。合格率は低下しているが、平成31年度は引き続き厳しくなるか、それとも反転するかは現時点では判断できない。言えることは、しっかりと準備をして、最善を尽くすことだ。そして、合格するためには、自分は合格すると信じること。そして、合格への受験プランを作成し、それを凡事徹底して、愚直に繰り返すことだ。参考に学習プラン例を示す。ここでは2回繰り返すと書いているが、できれば3回繰り返して、他の受験生との差別化を図り、ぜひ合格の栄冠をものにしてほしい。皆さんの健闘を祈りたい。
f:id:hiroshi-kizaki:20190319204453p:plain

以上

最後まで読んでいただきありがとうございます。