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建国記念の日と神道指令

はじめに
昨日は「建国記念の日」だった。表面的な解説はニュースでもやったかもしれないけど、あまり深く掘り下げた報道はなかったように思う。新聞を見ても特に記事もない。戦前は紀元節という日本国の起源を祝う祭日だったのに、なぜこれほどマスメディアは黙殺するのだろう。つまらないゴシップネタや事件の報道ではなく、失われた日本人の心を振り返るような特集をしてくれないかなあと思う。

神道指令
Wikiで少し調べると「神道指令」という言葉が出てきた。なんだこれは。恥ずかしながら全く知らなかった。調べてみると、神道指令(Shinto Directive)とは、1945年にGHQが発した覚書の通称だった。この覚書は、信教の自由の確立と軍国主義の排除を目指すものとされている。いわゆる政教分離だ。しかし、実際には、宗教の自由を認めるものではなく、国家神道の廃止を目指すものだった。英語版のWikiには、神社や祭祀を支援するために公的資金を使用することを禁じたとある。全国の地方を回ると古びた神社が数多くあるが、それはこの神道指令に基づくものだったのだろうか。しかし、流石にこれは日本の社会に合わないため1949年に大幅に緩和され、1966年には「建国記念の日」を祝日として祝うことが許された。
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 出典:Wiki(英語)

八紘一宇
神道指令を調べると、またよくわからない用語が出てきた。八紘一宇(Hakkō ichiu)とは、神武天皇が大和地方を平定したが、まだ大和以外の地方を平定できていない時期に発した言葉に由来するという。当時は多くの民族が混在し、暴力で収めようとする勢力もあったが、それらを平定し、平和な国にしようという思いが込められていたという。ただ、日清戦争の頃からこれを海外平定の合言葉にされた悲しい歴史があり、米国はこれを許せなかったのかもしれない。

神道は宗教か
学生時代に日本に旅行に来ていた英国老夫婦から、あなたは「シントー」か?と聞かれた時に、何を聞かれているのか全くわからなかった。もしかしたらシントーイズムかと聞かれたのかもしれない。日本では、カサブタを守るかのように教えないことがある。その理由が戦後のGHQの政策によるものと最近分かってきた。

変化を好む人と好まない人
田母神俊雄著の「大東亜戦争を知らない日本人へ」が気になって、最近読んでみた。もっと過激な内容かと思っていたけど、読んでみると日本人の歴史観を正しく持とうという主張がメインストリートのような気がした。ただ、暴走しそうな風貌とイメージが怖い(笑)。その中で日本人はGHQが1週間で作ったものをなぜ戦後74年経っても改訂しないのかと嘆いていた。反対論者は1週間でないというが、ポイントはそこではない😅

右側通行と左側通行
東京の歩道は左側通行だけど、関西ではなぜか右側通行だ。なぜだろうと思った時期があるが、答えは1970年に開催された大阪万博だ。この時に、動く歩道が導入された。来日される外人(アメリカ人を想定)は右側通行なので、右側通行になったらしい。交通マナーが必ずしも良くない大阪の人間も、なぜかこれだけは守る。新大阪駅エスカレータは最悪だ。右側通行を守ろうとする大阪人と、それを知らずに左側通行しようとする関西以外の人々で進まない(笑)。

神社の復興
日本人として地方の神社が衰退するのは悲しい。少しずつ復興しているのかもしれないけど、それを阻害するのが公費の支出の禁止だとしたら、改善すべきではないだろうか。ただ、論者によれば、それは憲法20条3項の「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」に抵触するという。そんなことはないと思うけど、もしどうしても、法的に問題なら見直すべきではないかと思う。

まとめ
日本国が建国されたのは2679年前の2月1日(旧暦で元旦)とされる。西暦2019年は、平成31年であり、皇紀2679年だ。日本の暦である皇紀もあまり広くは知られていない。日本人として、日本国の始まりやその歴史をきちんと知らしめてほしいと思う。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございました。