LuckyOceanのブログ

新米技術士の成長ブログ

労働安全コンサルタントへの道のりは長い。。

はじめに
10月16日(火)は大好きな姪っ子の長男の誕生日だ。同時に、この日は、国家試験である労働安全コンサルタントの試験日だ。

労働安全コンサルタントとは
日本語のWikiでは、労働安全コンサルタントとは、「労働安全衛生法82条に基づく労働安全コンサルタント試験に合格した者で、同法84条に基づき厚生労働省に備える労働安全コンサルタント名簿に登録した者である。」と定義している。

試験科目
10月16日は、択一式の2科目と記述式の1科目を受験し、これに合格すると1月の口述試験に進むことができる。択一式は産業安全一般が30問で、産業安全関係法令が15問だ。記述式は、機械安全・電気安全・化学安全・土木安全・建築安全から選択するがこれがどれもむずい。

受験資格と免除資格
厳密な定義は、下の安全衛生技術試験協会に詳しくあるが、技術士や1級建築士などの1級資格者であれば受験可能だ。また、第一種電気主任技術者や1級土木施行管理技士、技術士などが専門とする記述式が免除される。さらに、技術士の経営工学(生産マネジメント)を取得していたら、択一の産業安全一般が免除される。
 ⇨ 受験資格(労働安全コンサルタント)

産業安全関係法令の過去問対応
やはり択一問題の勉強法の基本は過去問題への対応だ。平成24年から29年までの6年間の過去問題を取り寄せた。それぞれ15問なので、90問だ。しかし、これがむずい!最初にトライした時の正解率はほぼ20%だった。これって、5択なので、ほぼ確率論通りではないか。3回ほどトライすると、4割ぐらいに上がった。メモによると今日までで7回目になるが、6割ぐらいまで上がった。続けてトライすると8割ぐらいアップする。

過学習の落とし穴
二度続けてトライすると正解率がアップするのは理解しているわけではなく、何と無く出題の傾向やちょっとしたことを覚えて正解に誘導できているだけだ。これは、過学習と呼んでいて、本質的に理解しているわけではないので、注意が必要だ。そして、この過学習に頼っても、まだ2割は正解できない。

問題の難易度と学習すべき事項
1) 難解問題の知識整理と深い理解
・何度やっても正解できない問題というのは、そもそもを理解していないからだ。
・潜函作業とかずい道とかボイラー、船蔵、高所と聞いて作業をイメージできるか。
・だいたいこれが全体の3割ぐらい。本当に難しい出題もあって悩ましい。

2) 記憶があやふやな問題
・法律問題なので理由とか、背景を理解するだけではなくて、記憶が求められる。
・例えば、次のような法律知識はやはり暗記しないと正解できない。
 交流アーク溶接機用自動電撃防止装置を使うケース、
 所轄労働基準監督所長に届けるべき作業の種類、
 火災を防止するために講じるべき項目。
・だいたいこれも全体の3割ぐらい。

3) 理解することで得点できる問題
労働安全衛生法は、危険を防止して、労働者の安全を高めるための法律だ。
・そして、法律が制定された背景や理由が必ずある。それを理解できれば正解だ。
・だいたいこれが全体の4割ぐらい。

今後の学習プランと戦略
・合格するには6割以上の正解が必要だ。
・従って、難易度の低い3)はまずマスターすべきだ。
・しかし、これだけでは不足なので2)の暗記問題を頑張って少なくとも半分は取る。
・さらに、最難関の問題もがんばって勉強して少なくとも半分は取る。
・これで4割+3割=7割だ。15問なので11問となる。

受験時の戦術
・通常、択一問題だと○と×に区分するが、これでは法令問題の択一はクリアできない。
・絶対的な確信を持つものを「◎」か「××」とする。多分と思うものは「○」か「×」。
・そして、自信を持てないものは「?」とする。
・この5つに区分することで、題意に沿った正解を導くべきだ。
・試験時間は60分ある。15問×5の選択肢に対して、◎や○や×や?を記入する。
・その結果、一意に答えが帰結するものは良しとして、そうでないものを徹底的に考える。
・試験には独特のクセがある。悩ましいものは持ち時間の最後の最後まで粘って考えよう。

これから準備すべきもの
1) 記憶すべきもの
・過去問題にトライしながらメモしたものがあるので、まずそれを単語帳に書く。
・目安は100個ほどだろうか。
・そして、記憶したものと記憶していないものを仕分ける。
・当然、繰り返すのは後者の記憶していないものだ。
・これは試験当日の午前中にも最後の追い込みに使える。

2) 理解すべきもの
・これが悩ましい。
・先ほどの潜函とか、はいとか、ボイラーとか、ガス作業とか、電気作業とか。
・労働安全コンサルタントとして活動する上で、これらの課題に直面するだろう。
・深く理解するには、このブログで素人で説明するつもりで、解説したい。
縄文時代をもっと掘り下げたい気持ちはあるが、受験生としては止むを得ない。
・明日からは、1-2時間で1テーマを掘り下げてみよう。
・興味のない人には申し訳ないが、そんな世界もあるのかと暖かい目で見て欲しい。
・目標はまずは20個ほどかなあ。
・そのうえで、もう少し増やすか、それでOKとするかを考えよう。

以上