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Gartner社の2017年度版Hype曲線

Gartner社が発表しているHype曲線をご存知でしょうか?技術革新を5つのフェーズに分けて、それぞれのイノベーションのステータスを示している。

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    (出典:Gartner資料、参考1)

一般には、黎明期(Innovation Trigger)、流行期(Peak of Inflated Expectations)、幻滅期(Trough of Disillusionment)、啓蒙活動期(Scope of Enlightnment)、安定期(Plateau of Productivity)の5つである。
(黎明期)新製品や新技術が発表され、関心を集める段階だ。
(流行期)期待が期待を高める。成功事例と失敗事例が混在する。
(幻滅期)過度な期待が裏切られ、急速に関心がなくなる段階だ。
(啓蒙活動期)課題や欠点を解決し、着実に利用が定着する段階だ。
(安定期)技術が安定し、広く使われる段階だ。

2017年版では、量子コンピュータは黎明期にあり、人工知能機械学習は現在がピークで今後は幻滅期にシフトすると予見されている。仮想現実(VR)は安定期にあり、今後製品化が相次ぐと予想する一方で、拡張現実(AR)は幻滅期から啓蒙活動期にシフトする。Hype曲線は毎年発表されていて面白い。

参考1:http://www.gartner.com/smarterwithgartner/