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バルト三国の比較と個人的な印象

今回、バルト三国エストニア、ラトヴィア、リトアニアの3つの国を訪問した。わずかな期間であったが、その国民性の一端に触れたような気がする。3つの国を幾つかの観点で比較するとともに、個人的感想を述べたい。

1. 基本的事項
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人口で見るとリトアニア>ラトヴィア>エストニアの順である。それぞれ共和制である。エストニアは15の県、ラトヴィアは110の基礎自治体と9の直轄市リトアニアは10の群に区分されている。

2. 経済的側面
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人口密度でもリトアニア>ラトヴィア>エストニアの順で多い。GDP(MER)でも同じだ。しかし、一人当たりのGDP(PPP)ではエストニアリトアニア>ラトヴィアの順となっている。エストニアはIT立国を目指していて、リトアニアはバイオテクノロジーやメカトロニクス、IT産業に期待されている。ラトヴィアはソ連時代から重工業が盛んだったが、現在は木材加工や金属産業にシフトしている。

3. 経済自由度・世界遺産・民族別人口比率等
f:id:hiroshi-kizaki:20170810222809p:plain参考1:http://www.heritage.org/index/ranking、ちなみに一位は香港、日本は40位(69.6)
各国ともに首都の旧市街は歴史地区として世界遺産に指定されており、観光業に期待がかかっている。注目すべきは、民族の比率だ。エストニアとラトヴィアはロシア人が4分の1ほどを占めるが、リトアニアでは自国民が8割を超え、ついでポーランド人だ。これは地政学的な経緯によるものだ。

4. 生活への満足度・平均寿命
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参考1:https://ja.wikipedia.org/wiki/Where-to-be-born指数一位はスイス(8.22)、日本は25位(7.08)
参考2:https://ja.wikipedia.org/wiki/国の平均寿命順リスト一位は日本の84歳(2013年)
参考3:http://top10.sakura.ne.jp/WHO-WHS9-88.html一位は日本の45.9歳
生活への満足度は、エストニア>ラトヴィア>リトアニアの順だった。平均寿命もエストニアが高い。本当は年齢別人口比率等で比較するとその国の実態がわかるような気がする。個人的にはエストニアは若い世代が多い印象を受けたが、平均年齢を調べると、若い順でラトヴィア>エストニアリトアニアだった。

5. 個人的印象
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これまでいくつかの都市を回ったが、それぞれの印象は表上の通り。

エストニアは働くにしても、リゾートにしても充実しているし、街が何より清潔だ。個人的にはカウナスが古都の京都・奈良を連想させて好きだ。どの国も治安は安定していて、また争いを好まない印象が強い。また、長く周辺国の支配を受けていたためか、忍耐強い。支配から解放された喜びと、自国を発展・発達させるためにどうすればいいかを若い人たちが真剣に考えている印象を受けた。

市街の電線の地中化は進んでいるが、なぜかトロリーバスは市内を駆け巡っている。トロリーバスの電線がなくなれば、市内の景観はもっと素晴らしくなるのにと残念に思った。どの国も、どの都市も文化遺産を大切にしていて、あちこちで古いビルの補修や改修、道路の整備が進んでいる。これからの経済的発展に期待される。

以上