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リトアニアの首都Vilniusへの移動で感じたこと7つ

今日は、リトアニアのカウナスからヴィリニュスへ国内移動した。その中で感じたことをまとめてみた。

1. ヘルシンキとベルリンをつなぐ高速鉄道
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カウナスの駅には、左上と右上の写真が貼ってある。すでにポーランドとカウナスを結ぶ鉄道は2015年に完成していて、ピカピカの電車が走っている。しかし、旧ソ連と欧州は鉄道の幅が異なるため問題は簡単ではない。EC側では、カウナスからリガ、タリン、さらにはヘルシンキまでを結ぶ鉄道を完成したいと考えている。特に、ヘルシンキとタリンの間の海底トンネルが完成すれば30分で通過できる(写真左下)。完成すれば世界最長だという。

鉄道の幅を広げるならわかるが、今更狭い欧州方式の鉄道を引くよりも、ロシアとの高速鉄道をつなぐ方が良いのではという意見もある。のちにタルトゥの人とこの鉄道について話をしたが、彼らの認識では、エストニアのためではない(つまりECのため)だと語っていた。今後の進展からは目を離せない。

2. コーヒーショップの激戦地区
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旧市街の中から見ると、バスセンターは東南東2kmだが、その途中にライスヴェス通りという1.5km程度のほぼ東西に直線の通りがある。車の乗り入れが基本ないため歩行者と自転車のための道だが、かなり広い。多分20mぐらいはある。そして左右にレストランやカフェが連なっている。特に目につくのは写真上左のVero Cafeや真ん中のGREEN cafe、写真はないがCafeinなど。ハンバーガーショップのHESBURGERは北欧及びバルト三国ではよく見かける(写真中右)。MIESTO SADASは昨日夕飯を頂いた(写真下右)。音楽が好きな人が集まる感じだ。

レストランによっては、ミネラルウォータが250ccで2ユーロなのに、ビールは500ccで2ユーロだったりする(写真上右)。水分補給と称して昼でも反射的にビールを頼む(笑)。

3. バス乗車前の諸準備
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バスの発車が11:15分。今朝は桃のような果物のみ。ということで少し何か食べようかと考えたが、結局はNARVESENのホットドックのようなもので2ユーロ。パンとコーヒーのセットで1.9ユーロは魅力的だが、これがパン3個の意味なのか、3個のうちの1個の意味なのか不明なのでパス。この時点では、バスの中でコーヒが無料で飲めるかもと淡い期待を持っていた。でも、バスの乗車まで待ちきれず、待合室でパクッと頂いた。結構美味しかった。NARVESENは駅とか主要な場所にある。日本でいうコンビニ見たいな感じ。

4. カウナスからヴィリニュス(以下、Vilnius)への高速バス

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これまでなんども高速バスを乗車してきたが、今回はなぜか小型バスだった。荷物は後ろのトランクに自分でしまう。指定した席に座るとディスプレイがない。コーヒーサービスがない。当然、車内トイレもない。15分早いのは大型バスだったと残念に感じたが、災い転じて福となす。通常、高速バスだと二人がけの席を一人で使い、横に他人が座ることはない。なんだか運転手と乗客が乗車口で話している。「乗りたい」、「一杯だ」、「席は空いているではないか」、そんなやり取りをしているように感じた。

隣の席に置いていたリュックを足元に置いて空けたら、女性二人組の一人が座ってきた。ラッキー!覚えたてのリトアニア語でラバース(「今日は」の意味、アクセントはラ)というと、びっくりした様子で、「ラバース」と返してきた。色々と話をしているとオランダの大学に留学した時の同級生(写真左)がロシアから訪ねてきたので、観光案内をするんだという。電動モータ付の自転車のマーケティングを担当しているようだ。

バルト三国はそれぞれ自転車の活用が活発だと思ったけど、オランダと比べるとまだまだらしい。ロシアからの女性は日本にも留学したことがあるという。みんなすごいなあ。FBでお友達にはなった。最近は、簡単にコネクションができて便利だ。でも、残念ながらバスを降りたらバイバイ(涙)。

5. 次のバス移動は深夜着しかない(涙)。
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Vilniusに滞在した後は、Vilniusのほぼ真北500kmのタルト(以下、Tarto)というエストニアの学研都市に向かう。IT国家らしくインキュベータ機関のTCCS(Tartu Centre for Creative Industies)があり(写真上)、そこを訪問するつもりだ。ただ、WEBで調べたメールアドレスにメールを送っても送信エラーで戻ってくる。大丈夫かなあ。まあ、緊急の問題はそちらではなく、高速バスの発着時刻だ。調べて貰うとRiga経由の乗り換えで、Vilnius14:45発でTartu 22:55着だ。これ以外はもっと遅い深夜着になる。

Tartuの宿の人に連絡すると「OKよ」とすぐ返事が来た。Airbnbはすごい!他のサービスだとここまでの対応はできないと思う。なんとか移動のメドが立ってよかった。Tartuからタリン(以下Tallinn)への移動は近距離だし、国内だし、大丈夫だろう。

6. 今日の宿に向かう前に腹ごしらえ。ほぼカレーライス。
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なんだか食べてばかりのような。バスに乗っただけだけど小腹が空いた。今日の宿の人にメッセージ送っているけど返事がないし、チェックインまで時間があるので、最寄りのレストランで時間調整を兼ねて軽くビール。そして、ビーフとライスのカレー風煮物、要はカレーライス(?)を頂く。久しぶりのライス嬉しい!ビーフ美味しい!ビールも旨い!

7. 展望台に登った。やはり高いところは良いねえ。
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Vilnius大学の中庭にある聖ヨハネ教会には展望台があった(写真左)。エレベータもあるが、やはり階段を登る方がありがたみがあると登り始めたがこれがキツイ。もっとも高い鐘が63mにあり高台にあるので見晴らしが最高だ。西方向は新市街で、高層ビル群が見える(写真上右)。ゲディミナス城から見える景色が最高というが、それが多分写真中上。その写真の中下にはひっそりと携帯電話のアンテナ発見。要所要所にうまく目立たないように配置しているものだ。

高いところというと市街から西に5kmほどに高さ326mのテレビ塔がある。展望台とレストランが165mのところにあるという。1991年の血の日曜日には、多数の犠牲者が出たのは、タリンと同じ構図だ。マスメディアの力を奪いたい勢力と奪われたくない勢力が真っ向から衝突する。それだけテレビの威力が大きいことを皆が分かっていたということ。今なら、インターネットでの情報発信が可能なのでそのような衝突にはならないのかもしれない。

まとめ
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市街地には桜が咲いていてびっくりした。ネットで調べると、Viliniusのネリス川近くの公園に日本の慈善団体が人道の桜として、桜を200本ほど贈呈したとある。Vilinius大学近くのレストランなので、場所が違うが、源流はそれかもしれない。Viliniusで見る桜は綺麗だった。

イスラエルにはChiune Sugiharaストリートという通りがある。LAのロジャースタジアムの南に4kmほど下がったところには下がったところには銅像がある。カウナスには記念館がある。そして、Viliniusには杉原桜記念公園がある。 
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ネットで見ると(参考1)上の写真のようだという。ネリス川沿いを散歩したが、現在は、桜の季節ではないので、上のような写真ではないかった。
 参考1:http://wikimapia.org/22972003/Chiune-Sugihara-sakura-park#/photo/4822202

以上