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リーガからカウナスに移動

昨日、8月5日は、ラトヴィアの首都リーガからリトアニアの首都ヴィリニュスを経由してカウナスに移動した。景色や社会システムには共通点が多い。さすがに、驚くことが減ってきたが、それでも印象に残ることは数多い。そのうちの7つを少し整理したい。

1. トラムの運転手は女性が多い。
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宿はリーガの中心地から北へ1.5kmほど。散歩してもいいのだが、今回は移動日なので、トラムの7番でバスセンターに向かう。ただ、このトラムの運転手をよく見ると、女性が多い。すれ違いのトラムを含めて確認できた5人全てが女性だった。男性がいないわけではないが、女性の比率が高い職業になっているようだ。また、ここは終着駅だが、ループになっていて、そのまま折り返し運転している。同じようなことは他の国にもあった。面白い。

2. 市場を支えているのも女性
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リーガのバスセンターの南側には中央市場がある。飛行船の格納庫を移設したという巨大な円筒型のドームが並んでいる(上の中央)。ドームごとに肉だったり、野菜だったり、果物だったりと品揃えがスゴイ。結局、持ち運びや保存性を考えて、真ん中下の写真の中の真ん中の上のひまわりの種を購入した。片手で持てるぐらいとジェスチャーで示すと分かったと言って詰めてくれて1ユーロだった。200gほどか。食べ過ぎには注意だが、小腹が空いた時には助かる。写真左上は名古屋の人が大好きな手羽先だが1kgで7.5ユーロは安いと思う。

3. リーガからカウナスへの高速バスに乗車
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今回は、2階建ての高速バスの2階で見晴らしが良い。それぞれの席にはディスプレイがあり、映画を見たり、音楽を聴いたり、マップを見たりできる。Wi-Fiも利用可能だが、長時間占有しないように少し使わないとWi-Fiが切れて、再接続する時には20秒ほど待つ仕組みになっている。映画の種類は多いが、もちろん日本語はない。非英語で英語の字幕が出るものが多い。英語の読解力を鍛えるにはいいが、そのテンポが早く結構辛い。ようやく英語の映画を見つけるが、今度は英語の字幕が出ない。これはこれでヒアリング力を鍛えるにはいいがジョークについていけない(涙)。結局、風景を見て過ごすが一面緑だ(写真左)。多分、北海道の夏に似ている気がする。気になるのは携帯電話の基地局だが、どうも2種類ある。まず郊外は鉄塔型が目立つ(写真中)。それにしてほ華奢な鉄塔だ。周辺からワイヤーで固定しているが、結構コストを抑えている。住居に近くなるとレンガで組み立てたような塔の上に、アンテナが置いてある(写真右)。地震国の日本では考えられないが、景観的には周りの色合いとも調和している。

4. 長時間(5時間以上)乗車の上やっとカウナスに到着した。
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リーガからカウナスへの直行便かと思ったら、パリ行きのバスだった。20近くの都市を経由するとはびっくり。ヴィリニュスを経由しなければ4時間ほどだった。Airbnbのオーナーには14時すぎと伝えていたが、カウナスに到着したのが15時20分。しかも、パルヌで買ったSIMカードはリーガ(=ラトヴィア)だけでなく、カウナス(リトアニア)でも使えないのでオーナとの連絡も途切れがち。バスのWi-Fiで必要な情報を出して、スクリーンショットで保存していると、オーナーからメッセージが来ていた。今どこにいるのかと聞いている。今、カウナスに到着したと返事をする。大丈夫かなあ。

5. ようやくカウナスに到着した。
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バスセンターには、長距離バスとローカルバスの両方が集まっているようだ。当然、その乗り場は異なる。幸いグーグルマップでバス停が表示されていたので、それを信じて移動するとビンゴ!目当てのバス停はあった。これで無事に宿には到着しそうだ。でも、小腹が空いたので、ちょっと戻ってパンを購入する。オーナーからは14番のトラムか29番のバスが便利だと聞いていた。パンを食べながら待っていると14番が来たので、これに乗った。3日間用のバスのスマートパスを買いそびれたのでコイン(1ユーロ)で払う。なんとなく周りの乗客の視線が集まる。なんだろうと思ったら、領収書をもらうのを忘れたらしい。親切なおじさんが渡してくれた。データ通信はできなくても、iPhoneで現在地と目的地はわかるのでそれを頼りに移動中も場所をチェックしていると、黄色い制服を着た警察のような人が3人トラムに乗り込んできた。何かあったのかと見ていると、どうもチケットのチェックだ。私は領収書だったので、目視でOKをもらう。さっきのおじさんがいなければ、罰金として30ユーロを支払うことになっていたのだろうか(汗)。上の写真は最寄りのバス停を降りたところにある巨大なスーパーマーケットだ。8時から23時までオープンとはすごい。別のスーパーは7時半から22時だった。リトアニア人も結構勤勉だ。

6. ようやくカウナスの宿のオーナーと会えた。
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宿に近づいたら、カートを引く音で分かったのだろうか、手を振る女性がいる。多分、オーナーだと思い、こちらも手を振る。感動的な出迎えだ。部屋は2階だという。2階には、寝室、リビング、台所、風呂&トイレ、さらにはテラスまである。これは家族でも楽しめそうな広さだ。一つ一つの調度品も洒落ている。誰かが住んでいたのだろう。こだわりを感じる。これで50ユーロは安いだろう。

7. 夜のカウナスの新市街を散歩する。
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カウナスの人は陽気な人が多い。カメラを向けるとこんな笑顔で手を振ってくれた(写真右上)。家族ずれでスマートバランス型スタンディングスクータを楽しむ家族もいる。あちこちのレストランでは歌ったり踊ったりしている。エストニア人もよくお酒を飲んでいるがちょっとクールな感じ。ラトヴィア人はもう少し落ち着いた感じ。リトアニア人は陽気だ。隣接しているのになぜこんなに国民性が違うのだろう。

まとめ
今回の目的であるバルト三国の全てに足を踏み入れた。リトアニア人と言っても、カウナスとヴィリニュスではまた雰囲気が違うのだろう。それぞれの国民性の違いと共通点を感じられるのは、今回の旅行の楽しみかもしれない。

 

以上