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目的志向型と問題回避型

モティベーション

人が行動を起こす場合に何が動機になっているのでしょうか?その動機には2つのタイプがあると言う(LABプロファイル)。一つはこういう風になりたという目的を達成するために行動するタイプであり、他方は直面する問題を解決するために行動しようとするタイプだという。

 

目的志向型と問題回避型

目的志向型は、例えば、海外旅行に行きたい!とか、痩せてスマートになりたい!とか、美味しいものを食べたいと言った妄想・願望がモティベーションになるタイプ。

問題回避型は、前述の目的志向型の例に準じて言えば、退屈な日常から離れたい!とか、お腹の脂肪を減らしたい!とか、毎日コンビニ弁当ばかりで飽きた!とか、直面する問題や不満を解消したい、回避したいという欲求がモティベーションになるタイプ。

 

目的志向型と問題回避型の比率

ある調査のよると目的志向型が40%、問題回避型が40%、両方が20%というつまんない結果が出たようだ。

 

心理的インパク

ある心理学者の調査によるとあるものをゲットすることと、同じものを失うことのどちらによりインパクトがあるかというと、失う方だという。子供があるおもちゃの取り合いをして、同じものを買ってあげるから、それは譲りなさいと言っても絶対嫌だと納得しない構図でもわかる。大切なパートナーを亡くしてからその大切さを痛感するなんてこともありそうだ。

 

タイプ別の対処法

目的志向型は、目指すべき方向性が明確になると意識が目標に集中するのでやる気がアップする。目的志向型の人にネガティブなことを並べて心には響かない。たとえば、勉強せずに遊んでいる目的志向型の子供に、遊んでばかりいると良い学校に入れないよ!成績も下がるよと叱責しても効果は薄い。それよりも、憧れの職業や目標とする人物像をイメージさせて、頑張ればなれるよ!と激励する方が効果があるかもしれない。褒めて育てつタイプとも言える。

 

一方、問題回避型は、理想や夢を語られても、それは現実的ではないよ。難しいよとなるが、直面する問題を示し、このように行動することで解消できることを示すと、納得して行動する。そんなことでは地区予選で敗退するぞ、決勝に残れないぞとマイナス面を脅かすことで奮起するタイプ。厳しく指導して伸びるタイプとも言える。

 

したがって、目的志向型タイプには、ポジティブな言葉を使う。例えば、、達成する!獲得する!実現する!一方、問題回避型にはネガティブな言葉を使う。例えば、このように問題を解決しよう!課題を制覇しよう!劣化原因を取り除こう!

 

まとめ

現実には、どちらか一方が他方より優れているということではないと思う。状況に応じて、相手に応じて、この2つを使い分けることが大切なのではないかと思う。いわゆるアメとムチをうまく使い分けることが大切だ。

また、実践にあたっては、厳しいとか優しいとかの単一のイメージではなく、複数のイメージを使い分け、そのギャップ(ゲインロス効果)を効果的に活用したい。