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シンギュラリティとは、コンピュータがコンピュータを開発する時代ではないか。

レイ・カーツワイルによると2045年には10万円程度で購入出来るコンピュータの性能が地球上の全人類の頭脳の性能の総和を上回るという。

そして、近年深層学習機能を用いた人工知能が注目を集めている。

このため、30年後には人工知能の性能が現在の性能の数万倍に向上して人間の知能を超えると理解しがちです。

しかし、現在の深層学習は単に大量の経験値を蓄積して、多数決で最も良さそうな方法を判断するだけの処理であり、これが最終系ではありえない。

Wikiによるとシンギュラリティに関する記述の続きがあって、ポスト2045年にはAIが最大速度で全宇宙に進出し、2100年には人々は過去の人間が記憶のバックアップを取らずに生きてきたことにひどく驚くようになるという。

一方、ガートナーが定期的に発行しているハイプ曲線は有名だが、これによると、黎明期、流行期、幻滅期、回復期を経て安定期に到達するという(参考に2016年版を引用)。

したがって、現在の深層学習が回復期を経て、安定期を迎える頃に黎明期にある新たな要素技術、あるいは、その要素技術が安定期を迎える頃に開発される要素技術が将来のシンギュラリティを支えるということだ。

その頃の要素技術は、すでに人が開発したものではなく、コンピュータが開発する要素技術になるのかもしれない。

つまり、コンピュータが新しいコンピュータを開発する時代が到達するということであり、これがまさにシンギュラリティの本質ではないかと思う。

そんな時代がわずか30年に到達するのであれば、少なくともその30年間は生きて、その変化を自分の目で見て、自分の手で触って、確認したい。

つまり、今59歳なので、89歳まで生きる!ことが自分の人生の最大の目標です。

 

(参考)ガートナーによるハイプ曲線

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