LuckyOceanのブログ

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Airbnbを使うことのメリット、デメリットとその対応方法など。

今回の旅行は、すべてAirbnbを使って宿を確保した。昔なら、バックパッカー同士で情報交換したり、駅のインフォメーションセンターでお薦めを聞いたり、アナログな方法で宿を確保したものだ。今は、スマホがどこでも使え、スマホがあれば、Airbnbのアプリで宿のオーナーとも自由自在に情報交換ができる。本当に便利な世の中になったものだ。しかし、Airbnbの宿はピンキリが基本だ。そして、そのタイプは、大まかには次の表の通り3つのタイプがある。

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(1) 共同ベッド型
いわゆる二段ベッドが並んでいて、指定されたベッドで寝るタイプ。寝室も共有だし、お風呂やトイレも当然共有だ。問題はセキュリティだろう。実際に問題にあったことはないが、貴重品にはダイヤルロック等でガードするなどの自衛措置が必須だ。同室の人と仲良くなりやすいのはメリットの一つだろう。一人でレストランで食事をするのに抵抗があっても、同室の人と一緒ならリラックスして食事しながら、旅の情報交換もできる。一石二鳥だ。タオルが用意されているケースが多いが、されていないケースもある。念のため、タオルを持参するのが賢明だ。できるだけ予算を抑えたいならこのタイプがお薦めだ。

(2) 部屋借用型
マンションや一戸建ての中の部屋を使わせてもらうタイプだ。一人でリラックスできるし、セキュリティの問題もない。タオル等も用意されていることが多いし、台所用品なども自由に使えるケースが多い。ただ、オーナーとの距離感だ。個人的には、旅のお薦めや疑問点をぶつけて、いろいろと教えてもらうのがいいと思う。現地の人の考え方や風習や文化をダイレクトに聞けるチャンスだ。予算に問題がなければこのタイプはお薦めだ。

(3) フル借用型
マンションや一戸建てをフルで使わせてもらえる。台所やお風呂などの施設も充実していることが多い。セキュリティの問題もない。ただ、オーナーとの待ち合わせ時間を事前に決めておき、かつ到着の1時間前に連絡する等をしないと待たされることになる。そこまでしても待たされることが多かった(涙)。問題は、若干費用が高いことだろう。それでも普通のホテルよりは安い。予算を抑えるには、自炊がお薦めだ。食材等を買って、部屋でゆっくり頂こう。

以上

バルト三国観光のための7つの旅のヒント

旅も後半に突入。いろいろな失敗や教訓を感じることが多い。今後、バルト三国を旅行される人のためにちょっとした旅のヒントをまとめてみた。

1. スマートカードをうまく使う。
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今回は4都市でいわゆるスマートカードを購入して使ってみた。それぞれデザインが個性的なだけでなく、多少クセもあるが、うまく使えばお得だし、楽だ。現地のKiosku/Narvasonでまず購入するのがお勧めだ。また、短期間の滞在の場合は、だいたい1ユーロなので、コインさえ用意しておけば都度払いでも大丈夫だ。あと、抜き打ち検査が確かにある。カウナスで遭遇した。

1) Helsinki:24時間のカードと72時間のカードを購入できる。どちらも、最初に使った時から所定の時間ないまでは乗り放題だ。自分は24時間のカード(9ユーロ)をKIOSKIで買った。今から思うとやはりフィンランドは物価が高い。ただ、うまくタッチできなかったので、もしかしたらまだ新品かもしれない(笑)。

2) Tallinn:こちらは3日間の乗り放題。カード代が2ユーロ、3日分が5ユーロで合計で5ユーロだ。Helsinkiと同じようにタッチしてからタイマーが動く。旧市街の観光に飽きた頃からの利用。スマホも元気だったので、適当に乗っては、スマホで帰路をチェックし、また適当に郊外に外出した。十分に元は取った。

3) Riga:2泊だったので3日間カードにした。売店のNarvasenで10ユーロで購入。
スマホの調子が悪く、ベストルートを検索できないので、必要最低限しか使っていない。ちょっと元を取れなかったかも。

4) Kaunas:これは旅行者用ではなく、住民用みたいだ。基本料金が1.5ユーロで、4回分の乗車料金が2.8ユーロで合計4.3ユーロ。このカードを使うと30%引きに成るが、基本料金がかかるので、損益分岐点は5回だ。今回は4回なので、元は取れていない。コインで2回使っているので、最初から売店のNarvasonでスマートカードを購入すればよかった。

2. 携帯電話のSIMカード
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モバイルWi-Fiを手配するかどうかを思案したが、見積もりを取るとなんと3万円。これは高いと現地でプリペイドSIMを購入することにした。ヘルシンキで購入したカードは非常に快適だったけど、使っているうちに追加料金を払えと何度もSMSで催促が来るが、何が書いてあるか理解できないので無視していたらついに通停!しょうがないので、ParnuでプリペイドSIMカードを8ユーロで買うとすぐに使えるようになった。でも、何と、ラトヴィアに入国した途端に使えなくなった。ラトヴィアのリガには2泊しかしないので、Wi-Fiで我慢。今回、リトアニアのカウナスについてので再度プレペイドSIMカードを2ユーロで買うと、数時間は不安定だったけど、そのあとは快適に使えた。③は1GB、②は5GB、①は無制限(と言っていたような)と条件の違いがあるが、料金が違いすぎる。というか、なかなかまともに動かないのは困ったものだ。どれがお勧めとは現時点で言えないのが辛いです。すいません。

今回は、プリペイドSIMカードではいろいろ苦労したが、データ通信できない場合にもiphoneでは現在地を表示してくれる。これだけでも、旅行中にどれだけ助けられたか。また、行きたいところは事前に「お気に入り」に登録しておけば、そこへのルートを検索したり、位置関係を確認しながら歩けるので超便利だ。これはもう必需品だ。

3. レストランやカフェのWi-Fiが安心だ。
携帯電話会社のSIMが使えない場合にもWI-FIがあるが、Wi-Fiも注意が必要だ。
1) パブリックWi-Fi公共機関にはフリーで使えるWi-Fiが用意されていることが多い。でも、パスワードもかかっていないし、セキュリティも心配だ。

2) パスワード付きのWi-Fiコーヒーショップやレストランに入るときには、必ずWi-Fiは使えるかと聞くと、ほぼ使えると返事がある。そして、オーダーのときにパスワードは?と聞くと、その場で答えてくれたり、紙を渡されたりする。ウェイトレスとしばしの会話を楽しめるし、セキュリティの問題もない。ただし、性能はピンキリだ。Wi-Fiを使うたびに条件反射的に速度サーベイでをしている(笑)。

(3) 高速バスのWi-Fi高速バスは事前に予約しておくと安心だが、直前でもバスセンターで購入することもできる。長距離の場合には大抵Wi-Fiがセットされている。ただ、長時間占有しないようにちょっとタイマーセット等がされていることがある。ヘルシンキとタリンの間のフェリーでは、チケットにWi-Fiの暗証番号が書かれていた。

4. 速乾性の下着は助かる。
今回、旅行前に速乾性のパンツを購入して、これを愛用している。シャワーを浴びる時に、下着も一緒に洗って、少し絞って室内に干す。速乾性は朝には完璧に乾いている!すごすぎる。普通の靴下は大抵湿っていて2日ぐらい干してからでないと使えない。なので、速乾性パンツなら正副と予備の計3枚があれば十分です。あと、ポータブルなハンガも便利だ。

5. 小さめのティッシュペーバは超便利だ。
高級ホテルならティッシュぐらいはあるが、Airbnbで使うホステルや民家では自由に使えるティッシュが用意されていないことが多い。小さいのでいいので、ティッシュを箱ごと持ってくると超便利だ。あと、出発前に100円ショップを物色してコップのような水筒を購入した。お湯を自由に沸かせるので、お茶を入れて、コップに入れておいたり、大きなミネラルウォータを購入して、小分けして使ったりするとお得だ。

6. スーパーマッケットには何でも揃っている。
旅行前に何かを買うならちょっと我慢して、旅行先で買うのはお勧めです。朝8時から夜23時までやっているのは凄い。実際に入った店はどこも広い!品揃えも充実していて1.99ユーロとか、2.99ユーロと行った端値商法を徹底している。カバンも洒落たものが売っている。名古屋で買ってなければ、こちらでいいのがあったのに残念(涙)。レジは、自動(セルフ)と係りの人がやってくれるのがある。自動は慣れれば便利だが、グラム売りが多く、その操作がなかなかできない。係りの人がやってくれるところは楽だけど結構並んでいるので待たないといけない。あと注意点を少し列挙しておく。
・レジ前はベルトコンベヤになっていて、そこに商品を置く。
・隣の人との区切りのためのバーが用意されてるので、それを置く。
・ファミリー優先のコーナーに注意。私は間違ってそこに並んでしまった。
・係りの人は、後ろのファミリーを優先するから待ってと優しく説明してくれた。
 (リトアニア語なので全然聞き取れないが、多分、そんな感じ)。

7. クレジットカードは本当にどこでも使える。
北欧やバルト三国ではクレジットカーどが使えるとは聞いていたが、本当にどこでも使える。おまけに必ずレシートを発行するので、記録に残すにも便利だ。ただし、パスワードの4桁は忘れないように。もし、忘れたら、出国前にクレジットカーど会社に確認しましょう。あと、スマホSIMフリーかどうかは、例えばiPhoneならApple Storeや携帯ショップで確認しておきましょう。逆に高額紙幣を使うと何度もなんどもスキャンして偽札かどうかをチェックされる。偽札問題が深刻なのかもしれない。

まとめ

フィンランドもそうだったけど、バルト三国も治安がしっかりしている。また、スマートパスやプリペイドSIMカードなども使いこなせば便利この上ない。右側通行なので横断歩道では必ず左からチェックするように意識しなければならない。注意は必要だけど、バルト三国はそれぞれ個性を持ちながらも共通しているのは安全と居心地の良さだ。レストランでも北欧ほど物価が高くないのに結構美味しい。ぜひ旅を楽しんでほしいと思う。

以上

 

 

リーガからカウナスに移動

昨日、8月5日は、ラトヴィアの首都リーガからリトアニアの首都ヴィリニュスを経由してカウナスに移動した。景色や社会システムには共通点が多い。さすがに、驚くことが減ってきたが、それでも印象に残ることは数多い。そのうちの7つを少し整理したい。

1. トラムの運転手は女性が多い。
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宿はリーガの中心地から北へ1.5kmほど。散歩してもいいのだが、今回は移動日なので、トラムの7番でバスセンターに向かう。ただ、このトラムの運転手をよく見ると、女性が多い。すれ違いのトラムを含めて確認できた5人全てが女性だった。男性がいないわけではないが、女性の比率が高い職業になっているようだ。また、ここは終着駅だが、ループになっていて、そのまま折り返し運転している。同じようなことは他の国にもあった。面白い。

2. 市場を支えているのも女性
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リーガのバスセンターの南側には中央市場がある。飛行船の格納庫を移設したという巨大な円筒型のドームが並んでいる(上の中央)。ドームごとに肉だったり、野菜だったり、果物だったりと品揃えがスゴイ。結局、持ち運びや保存性を考えて、真ん中下の写真の中の真ん中の上のひまわりの種を購入した。片手で持てるぐらいとジェスチャーで示すと分かったと言って詰めてくれて1ユーロだった。200gほどか。食べ過ぎには注意だが、小腹が空いた時には助かる。写真左上は名古屋の人が大好きな手羽先だが1kgで7.5ユーロは安いと思う。

3. リーガからカウナスへの高速バスに乗車
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今回は、2階建ての高速バスの2階で見晴らしが良い。それぞれの席にはディスプレイがあり、映画を見たり、音楽を聴いたり、マップを見たりできる。Wi-Fiも利用可能だが、長時間占有しないように少し使わないとWi-Fiが切れて、再接続する時には20秒ほど待つ仕組みになっている。映画の種類は多いが、もちろん日本語はない。非英語で英語の字幕が出るものが多い。英語の読解力を鍛えるにはいいが、そのテンポが早く結構辛い。ようやく英語の映画を見つけるが、今度は英語の字幕が出ない。これはこれでヒアリング力を鍛えるにはいいがジョークについていけない(涙)。結局、風景を見て過ごすが一面緑だ(写真左)。多分、北海道の夏に似ている気がする。気になるのは携帯電話の基地局だが、どうも2種類ある。まず郊外は鉄塔型が目立つ(写真中)。それにしてほ華奢な鉄塔だ。周辺からワイヤーで固定しているが、結構コストを抑えている。住居に近くなるとレンガで組み立てたような塔の上に、アンテナが置いてある(写真右)。地震国の日本では考えられないが、景観的には周りの色合いとも調和している。

4. 長時間(5時間以上)乗車の上やっとカウナスに到着した。
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リーガからカウナスへの直行便かと思ったら、パリ行きのバスだった。20近くの都市を経由するとはびっくり。ヴィリニュスを経由しなければ4時間ほどだった。Airbnbのオーナーには14時すぎと伝えていたが、カウナスに到着したのが15時20分。しかも、パルヌで買ったSIMカードはリーガ(=ラトヴィア)だけでなく、カウナス(リトアニア)でも使えないのでオーナとの連絡も途切れがち。バスのWi-Fiで必要な情報を出して、スクリーンショットで保存していると、オーナーからメッセージが来ていた。今どこにいるのかと聞いている。今、カウナスに到着したと返事をする。大丈夫かなあ。

5. ようやくカウナスに到着した。
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バスセンターには、長距離バスとローカルバスの両方が集まっているようだ。当然、その乗り場は異なる。幸いグーグルマップでバス停が表示されていたので、それを信じて移動するとビンゴ!目当てのバス停はあった。これで無事に宿には到着しそうだ。でも、小腹が空いたので、ちょっと戻ってパンを購入する。オーナーからは14番のトラムか29番のバスが便利だと聞いていた。パンを食べながら待っていると14番が来たので、これに乗った。3日間用のバスのスマートパスを買いそびれたのでコイン(1ユーロ)で払う。なんとなく周りの乗客の視線が集まる。なんだろうと思ったら、領収書をもらうのを忘れたらしい。親切なおじさんが渡してくれた。データ通信はできなくても、iPhoneで現在地と目的地はわかるのでそれを頼りに移動中も場所をチェックしていると、黄色い制服を着た警察のような人が3人トラムに乗り込んできた。何かあったのかと見ていると、どうもチケットのチェックだ。私は領収書だったので、目視でOKをもらう。さっきのおじさんがいなければ、罰金として30ユーロを支払うことになっていたのだろうか(汗)。上の写真は最寄りのバス停を降りたところにある巨大なスーパーマーケットだ。8時から23時までオープンとはすごい。別のスーパーは7時半から22時だった。リトアニア人も結構勤勉だ。

6. ようやくカウナスの宿のオーナーと会えた。
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宿に近づいたら、カートを引く音で分かったのだろうか、手を振る女性がいる。多分、オーナーだと思い、こちらも手を振る。感動的な出迎えだ。部屋は2階だという。2階には、寝室、リビング、台所、風呂&トイレ、さらにはテラスまである。これは家族でも楽しめそうな広さだ。一つ一つの調度品も洒落ている。誰かが住んでいたのだろう。こだわりを感じる。これで50ユーロは安いだろう。

7. 夜のカウナスの新市街を散歩する。
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カウナスの人は陽気な人が多い。カメラを向けるとこんな笑顔で手を振ってくれた(写真右上)。家族ずれでスマートバランス型スタンディングスクータを楽しむ家族もいる。あちこちのレストランでは歌ったり踊ったりしている。エストニア人もよくお酒を飲んでいるがちょっとクールな感じ。ラトヴィア人はもう少し落ち着いた感じ。リトアニア人は陽気だ。隣接しているのになぜこんなに国民性が違うのだろう。

まとめ
今回の目的であるバルト三国の全てに足を踏み入れた。リトアニア人と言っても、カウナスとヴィリニュスではまた雰囲気が違うのだろう。それぞれの国民性の違いと共通点を感じられるのは、今回の旅行の楽しみかもしれない。

 

以上

パルヌからリーガへの移動も冒険続き!

ハープサルからパルヌへ移動した昨日は、突然スマホが使えないというトラブルに遭遇したが、現地のSIMカードに入れ替えることでなんとか解決した。

今日8月3日は、続いてパルヌからラトヴィアのリーガに移動し、リーガで2泊したのちに、リトアニアのカウナスとヴィリニュスにそれぞれ2泊の予定だ。

今朝は朝一からビーチを散歩して、平和な一日になると期待したが、実際は波乱万丈だった。朝から少し振り返ってみます。

1. パルヌが清潔な理由はこれだ。
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エストニア全体の仕組みなのか、パルヌ独自の仕組みなのかは不明だが、ゴミの回収の仕組みのスマートさに驚いた。まず燃えるごみと燃えないごみに分別するのは日本と同じだ(写真上右)。今日は燃えるごみの回収のようだ。毎日かどうかは不明。特筆すべきは、その方法だ。ごみの回収から運転までを一人でやるのは大変だろうと見ていたら、なんとゴミを入れる大きな容器にはローラーが付いているのでゴミ回収車の近くまで転がして移動した。そのあと、ゴミ回収車のバーにこの容器を引っ掛けた。そして、ゴミ回収車のどこかのボタンを押すと、なんと!大きなゴミの容器がくるっと持ち上がる。そして、ゴミを振り落とすような仕草をして、元に戻る。これなら作業は楽だ。作業員の人は、またローラで転がすように元の位置にゴミの容器を置いた。

これの素晴らしい点は、生ゴミがカラスの餌にならないことだ。日本ではカラス対策をいろいろしているが、カラスの方が賢いケースが多く、道路に生ゴミが散乱していたりして、その後始末がまた大変だ。でも、パルヌ方式ならゴミはカラスの餌にはなりえない。そのためかどうか不明だが、北欧のカラスは概ね小柄で鳩と同じような大きさだ。鳩と同じように道端で草をつついているので、鳩と勘違いしそうになる。

2. 朝は鳥にとっても大事な食事タイムだ。
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朝早く(と言っても7時)にビーチを散歩するとたくさんの鳥が草原で朝食をとっている。また、ビーチ沿いにジョギングコースがあり、ジョギングしている人達がいた。水辺では、親鳥が周囲に注意を払う中で子鳥が泳いでる。静かで平和に一日の始まりになりそうだ。

3. パルヌからリーガ行きのバスの発車直後に事故が起きた。
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リーガ行きのバスの乗り場のBussjaamは、ハープサルからのバスの降り場と同じだったので、すぐに分かった。また、リーガまでのチケットは既にネットで予約しているし、スマホも復活したし、何も心配はないはずで、待合室でゆっくりコーヒーをいただく。トイレは有料0.5ユーロだが利用客は無料だった。ほぼ定刻にバスが出発して、やれやれと思った瞬間に急ブレーキ!そして、左から来た車両が転倒!爆発等は起きなかったし、バスの乗客にも事故はないが、転倒した車両の運転手は無事なのだろうか。運転手が、救出していると、程なく救急車が到着した。そして、警察が到着した。外に出てみると、バスの右前方が破損しているし、バスの運転席のフロントガラスにヒビが入っている。これはダメだ。代わりのバスも到着したので、乗り換えかと思いきや、何やら相談して、結局定刻より1時間遅れで、その事故車両のまま発車した。途中にも軽い急ブレーキが何度かあり、ヒヤヒヤした。無事リーガには到着したけど、事故車両でそのままお客様を乗せるなんて信じられない。

4. パルヌからリーガまでの基地局
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パルヌの市内には基地局をあまり見かけない。うまくカモフラージュしているのだろう。しかし、郊外に出ると、基地局の鉄塔が数km間隔で見えてくる。同じような場所に設置されているということは複数事業者が運用しているのだろうか。左から3番目はちょっと特徴的な基地局だ。鉄塔ではなく、レンガ造りなのだろうか。国境を超えたあたりから、基地局が見当たらなくなってきた。スマホも圏外になっている。いやな予感。しばらくすると基地局も見える(下の右から2番目)が、スマホは圏外のままだ。リーガの市内に入るとビルの屋上に明らかなアンテナが見える。エストニアでは結構頑張ってカモフラージュしていたが、リトヴィアはそれほど景観にこだわっていないのだろうか。さすがに古い建造物の屋上にアンテナが置かれていることはないが、最近のビルの屋上にはアンテナを設置しているケースが多い。

5. リーガに到着したが、やはりスマホは圏外のままだ。
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リーガには無事到着したが、残念ながらスマホは圏外のままだ。ローミングを許容していないのだろうか。しかし、スマホロックにも慣れてしまい、まずは案内所に行って、Wi-FIを使わせてもらい、必要な情報をスクリーンショットで写真に残す。その上で、スマートパスを購入して、7番のトラムで現地に向かう。二度目のトラブルなので、慣れたもの。必要は情報は既にスナップショットで写真としてスマホに保存しているので大丈夫だ。でも、スマホ自体がなくなると結構やばいと思う(笑)。

6. 目的のマンションには入れたが部屋からの応答がない。
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Airbnbの案内に書かれた通りに来て、入り口で暗証番号を叩いたらすぐにロック解除できた。ラッキー♪ 中に入ると守衛さんがいたラッキー♪ でも、目的の部屋を聞いてみるが、なんと英語が通じない(涙)。仕方なく、4階と書いてあるので、4階まで重いカバンを持って上がってチャイムを押すが応答がない。ドアに何も書いていない。下の階の住人と話ができたので、聞くとこのマンションで間違いはなく、その部屋は上だという。もう一度チャイムを鳴らすが応答がない。そもそも電力計が回っていないので人がいないようだ。まだ、オーナーの妹が来ていないのかと思い、しばし待つが、誰もこない。やっと来たかと思ったら別の部屋の住民だが、この部屋で間違いないかと聞くともう一つ上の階だという。そういうことか(涙)。その階でチャイムを押すと、すぐにオーナーの妹がでてきてくれた。良かった!!部屋の使い方や、Wi-FIやバスルームや鍵の使い方を教えてもらった。スマホWi-Fiで繋がって生き返った。嬉しい。スマホの充電も完了したので、いざ市街地に出発!

7. リーガの市街地はさすがに広い

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1201年に歴史に登場したというリーガの街は中心の市街地だけでなく、周辺を含めて非常に広範囲に広がっている。リガの街は、かつては「バルトのパリ」 と呼ばれていたのに、ソ連支配下の時期に傷んだ街並みも修復され、さらに現在も各地で補修工事がなされている。タリンの街と同様に人力タクシーがある。ただ、タリンの場合には実質モータで動くアシスト型だったが、リーガではまさに人力だ。ラトヴィアもITに注力していないわけではないが、この辺りに違いを感じる。また、駅前の露天商に商売への執念を感じる。タリンが東京とすれば、リーガはコテコテの大阪だろうか。どちらが好きかは好みだろう。レストランのウェイトレスに写真を撮っていいかと聞くと素朴に応じてくれることが多い。この純朴な感じはいいですね。

まとめ
交通事故に遭遇したのはびっくり。しかし、その事故車両のまま、フロントガラスにヒビが入って運転席の視界が悪いまま、予定通り高速走行するとは思わなかった。しかも、途中で国境の検問があり、警察官もいるのに何も言わない。日本だとありえないと思った。でも、結局何も問題はなく無事に到着できて良かった。

以上 

ハープサルの7つの印象

タリンからはハープサルまでは長距離バスで2時間弱。しかも、8.5ユーロとお安い。ハープサルに到着した8月1日で印象的だったことを7つほど写真でまとめてみた。8月2日は大変な事態になるのだが、この時はまだ平和だった。

1. タリンからハープサルへバスで移動する。一面麦畑だ。
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タリンからハープサルに向かうと途中は草原が続く。ロシアがバルト諸国を弾圧した時に、農業もロシア風を強制したため、エストニア独自の農業ノウハウがそこで途絶えてしまったという。馬が放牧されているところもあったが、何を作っているのか、いまいちよく分からなかった。草原をよく見るとこの写真のように生い茂っているパターンと刈り取って巨大なトイレットペーパーのようなものが点在しておかれているものがある。刈り取った麦の茎を巻き取ったものらしい。

2.宿泊先は、このマンションの2階だ。屋上には基地局があった。
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タリンを出発する時にオーナーに連絡をするのを失念していた。ハープサルのバス停(Niine)に降りた後に、約束の15時から1時間以上早いことに気づく。ダメ元でオーナーに連絡するとすぐに鍵を持って向かうという。説明に来られたのはAirbnbの写真以上に美人のマダムだった。簡単な説明をしてもらって引渡し終了。残念なのは、洗濯機がないことと、ベッドルームにコンセントがないこと、Wi-Fiがないこと。これ以外は設備も充実していて問題なし。近くにWi-Fiを使えるコーヒショップがないかを聞くと色々と調べて教えてくれた。ちなみに、このマンションの屋上にあるのは間違い無く携帯電話の屋外アンテナだ。職業柄ついパチリ。

3. 住みたくなるようなファミリー向けのマンションだった。
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部屋は2階だという。そしてお部屋に入ると、名古屋の単身赴任マンションより広い気がする。ベッドルームがあり、リビングがあり、台所があり、シャワールームがあり、申し分ないですね。ただ、今朝の四つ星ノルディックホテルも同様だったけど、ウオシュレットはない。すごく綺麗で快適でした。

4. おしゃれな木造のお家が多い。
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Airbnbのマンションから市街&ビーチ方向に散歩すると、すぐ近くには図書館(左上)があった。入ってみたが、エストニア語の図書ばかり。日本はもちろん英語の図書も見つけられなかった。周辺は木造なちょっとおしゃれなおうちが続く。海が違いので、湘南のような雰囲気がある。

5. クレッサーレ城と笑顔の少女
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古城の塀に誘導されてクレッサーレ城を見学することにした。入場料5ユーロは結果的に安かった。その入り口に可愛い女の子が何かを売っている。写真を撮っていいかと聞くとニコッと笑顔で応じてくれた。聞くと12歳だ。日本で言えば中1だろうか。城の中にも売店があり、その出店として家族を手伝っているようだ。城の中に入るとまた同じぐらいの年代の少女が立っている。あまりに可愛いので写真を撮って良いかと聞くと笑顔で応じてくれた。ハープサルの子供は素直で可愛い。古城は展示ルームや博物館的な施設も充実している。単純に一回りするぐらいだと予想していたら、正面の監視塔を狭い通路の階段を上ってみれる。途中で子供達が騒いでいた。地下には秘密の倉庫があり、ロシアからの奪略に備えたようだ。 

6. ビーチ沿いのレストランで夕食
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さらにビーチ沿いを歩いていると、公園で子供達が元気に遊んでいる。ビーチ沿いの歩道を歩いていると、願いを聞いてくれるツリーがあるという。今日が誕生日の可愛い息子が立派な人間になるように祈る。さらに進むと海岸に面したレストランがあり、ローカルのビール(大)と、ハンバーグとポテトのセットを頼んだ。これがまた、美味しい!普段のぺらぺらのハンバーガと違って厚みがあり、コクがある。ケチャップの手製だろうか。一度ここの味を知るとなかなか元には戻れなそうだ。

7. 海水浴している子供達
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ビーチをもう少し散歩していると子供達が泳いでいた。8月とはいえ、外気は16度。それでも、普段の冬の厳しい寒さに比べれば温水プールのようなものかもしれない。チャイコフスキーのベンチがあり、ボタンを押すと3つの言語で演奏と説明をしてくれる。近くには保養所やリハビリセンターもある。なんとなく亀田病院のある鴨川に似ているような気がした。

まとめ
ハープサルでは、静かで平和な一日を過ごさせてもらいました。流れる時間もゆっくりしていた。海も空も公園もきれいだ。何よりここに住む人が優しい。心も体もリハビルが必要な時にはこんな街で生活するのがいいかもしれない。

以上

 

 

今回の工程をやっと確定しました!

今回の旅の事務的な手順と今後の予定について振り返る。

1. 東京とヘルシンキの往復チケットをHISで手配。
 ・これは4月に予約して、1か月前に入金して確定した。

2. ヘルシンキとタリンの宿
 ・最初のヘルシンキと4泊のタリンは1か月前にAirbnbで予約した。

3. それ以降の予定
 ・今回は、エストニアと、ラトヴィアとリトアニアを訪問する。
 ・でも、具体的な内容は現地に滞在してから考えることにしていた。
 ・そしてやっと決めました。つまり、宿を予約しました。でもバスはまだ。。
 ・こんな感じです。
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4. 日本との対比
(1) 国内旅行との比較
 距離感が分かりにくいですね。隣に日本の地図をつけてみました。
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なんとなくですが、札幌から秋田、新潟、仙台、青森、函館、そして札幌に戻るような北海道・東北ツアーのイメージですね。

(2) 自由度の差は大きい
日本でこのようなルートの旅行をしようとするとレンタカーで回るならいいですが、公共交通機関で回ろうとするとルートがかなり制約される。また、宿泊施設も安いところが少ないのではないでしょうか?

(3) バルト三国内では高速バスが発達している。しかも安い。
バルト三国では、都市間のバスが非常に発達しているので、例えば、パルムからリーガの高速バスを予約したのですが、わずか11ユーロ(1400円ほど)でした。184kmほどなので、日本だと青森から盛岡ぐらいでしょうか。JRを使うと6千円以上かかります。

(4) Airbnbで簡単に予約できる。しかも安い。
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今回の旅行は全てAirbnbで予約しようと決めました。4泊したタリンは日本円で6800円なので、一泊だと1700円ほど。タリンはホステルですが、オーナーの顔写真なんかもこんな風に確認できます。Airbnbは信用ベースが大切なので、お互いの信用度をチェックして、嫌だと思うとオーナーは予約を拒否できます。もちろんこちらもどの宿にするか厳選します。そして、利用したらその感想なんかを書き込みます。多言語翻訳してくれるので、海外の人の書き込みを日本語で確認できます。

5. まとめ
ヘルシンキとタリンしか訪問していないけど、治安の問題は感じない。
・強いて言えば、教会近くや広場で寄付を請うジプシーが若干いること。
 でも、強行ではないので、ノーというか、無視すれば終わり。
・宿はホステルベースなので、安くて合理的だ。
・ただし、家族で旅行するならやはりちゃんとしたホテルがいいでしょう。
・言葉は微妙。必要なことは英語で通じる。
 でも、現地の人との会話はやはりローカルの言葉が必要かつ有効だ。
・幸い体調は良好。毎日1万歩以上は歩いている。
・食事は微妙。基本、パンとコーヒーでたまにレストランでトライする。
 美味しい時もあるけど、塩っけが強かったり、個性的な味だったりする。
・異国の旅行者との交流。これもホステルならではかも。
・昨日は韓国の一人旅の人と同じ部屋だったので聞いてみた。
 ほぼ1年かけて、欧州、南米、北米と世界を旅行するらしい。すごいなあ。
・日本人旅行者は少ない。こちらに来て日本人と話したはのは片手に余る。
 もっと日本からの旅行客が増えるといいなあと思いました。
・通信事情は十分です。Wi-Fiは使えるし、SIMカードも快適です。
 ちなみにSIMカードヘルシンキで購入したが3週間で18ユーロ(約3千円)。
 日本でモバイルルータ借りたら約3万円。ほぼ10倍と高すぎる。
・今日は南西に100kmほどのハープサルというリゾート地に移動です。
・行ってきま〜す!

                                  以上

エストニアでの住宅の7つの事例

エストニアのタリンというと、世界遺産である旧市街が有名だが、タリンに住んでいる人々で旧市街に住んでいる人はわずかだ。多くの人は近郊のマンションに住んでいるのではないか。また、ピリタ地区には高級住宅が並んでいた。さらに、カラマヤ地区には木造のタリンハウスが残っている。

1. ピリタ地区(Kalamaja)の住宅は高級そうでおしゃれだ。
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タリンの中心部から見て北東部のピリタに近いからマヤ地区はちょっと高級住宅街のような戸建てが並んでいる。これはテレビタワーの展望台から西方向を見たものだ。

2. U字型の住宅が面白いので拡大してみる。
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住宅の周辺は緑の芝生になっていて、内側は共通の駐車場。内側では隣人との距離を縮め、外側では隣人を意識しないようにうまく配慮されている。どもうちの中はどうやって角度を調整しているのだろう。建築は専門ではないが興味がわく。

3. こんな高級住宅は素敵だなあ。
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4. もう少し手頃な感じの高級住宅
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5. これはちょっと年期が経ってそうな感じ
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6. 一般的な郊外型マンションはこんな感じ
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これはラスナマエ地区。タリンの中心部から見て東北側。先にあげて大規模郊外型ショッピングセンターもこのラスナマエ地区です。複数の棟では同じ色にしたりして、おしゃれな感じはさすがです。

7. ポヒャタリン
タリンの中心部から見て北側がポヒャタリン地区という。ネットでは、「この地域には昔から多くの漁師、魚屋や造船技師が住み、「漁師の街」として記録が残されています。1870年、タリンがサンクトペテルブルクと海路で結ばれたのを機に、ここに突然巨大な工場が建ち並び、同時に数千人もの労働者が移住してきました。その時に建てられたのが、現在見られる「木造家屋」です。中でも特徴的なのが、1920~30年代に建てられた「タリンハウス」と呼ばれているタイプの家です。この建物の中央には石の階段が設けられ、その左右が対称に造られています。こうしたタリンハウスは、タリン市内に500棟ほど残っています。」とあった。この地区を少し通ったけど見つけられなかった。でも、ネットとタリンハウスを叩くと色々出てくる。
 出典:DTACエストニア観光情報局(http://www.dtac.jp/baltic_eeurope/estonia/entry_269.php) 

まとめ 
どのようなタイプの住居にするにしても、購入か賃貸かは別にして、日本に比べると住居の相場は手頃のようだ。夏は涼しくて良いけど、冬の寒さを考えるとちょっとつらいかなあ。でも、地球が温暖化が進むと、エストニアあたりが住みやすいゾーンになるかもしれない(笑)。旧市街は中世だけど、新市街にはマンションが立ち並び、郊外にはおしゃれな一戸建てが並ぶ。タリンの街も多彩だ。

以上