LuckyOceanのブログ

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ABC分析を突き詰めると自動運転による移動販売へ(笑)

ABC分析
商品の在庫とか販売量とかを分析するときに優先度を分類することで効率化する手法であり、パレートの法則に基づく考え方である。
(出典:http://www.rapport.ne.jp/mailmagazine/121023.htm)

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パレートの法則
イタリアの経済学者であるパレートが着目した2:8の法則である。世の中の動向は2割の要因が8割の結果を占めている事例に基づく経験則である。ABC分析では、これを3つに分割して、累積構成比が7-8割までの製品を品目Aとして重点管理し、累積構成比が9-9.5割程度を品目Bとして管理し、残りは品目Cとして管理の簡素化を図る。

ロングテール
ここで品目Cは非常に多くの製品だがその構成比が小さいためロングテールと呼ばれる。しかし、蓄積・分析可能なデータ量の増大に伴って、このロングテールを切り捨てるのではなく、有効に活用することの有用性に注目を集めている。代表的なものはアマゾン社のレコメ機能である(出典:http://viral-community.com/seo/long-tail-4850/)

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ビッグデータ
インターネットとIoTの普及に伴い世の中の動向の多くはネットを通じて蓄積が可能となった。データは10年で1000倍、20年の百万倍のペースで拡大している。2016年時点でグーグルは10エクサバイト(EB=10の18乗)のデータを保有するといわれるが、10年後・20年後にはゼタバイト(ZB=10の21乗)/ヨタバイト(YB=10の24乗)レベルに膨張したビッグデータが処理されているかもしれない(出典:Wiki)。

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アマゾンは発注前に配送する?
米ウオールストリートジャーナルの報道によるとアマゾンは注文を確定する前に配送センターに品物を届けるという特許を申請し、取得したという。

(出典:http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303572904579331461929753406

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江戸時代の豆腐売り
鮮度が命の豆腐売りは江戸時代から続くと言う。昭和の時代はラッパを鳴らして巡回した。これは消費者からの注文を受ける前に、需要を想定し、消費地を巡回して注文があればその場で渡すというある種、先進的な配送モデルだったと言えるのではないか。
(出典:https://blogs.yahoo.co.jp/kikugdoo/15161068.html

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自動運転車による移動販売
東京オリンピックパラリンピックが開催される2020年を目標に日本でもレベル4の自動運転(完全自動)が解禁される予定だが、人を乗せる代わりに、ものを載せて住宅地を巡回することも可能になるのだろうか。地域の過疎化や高齢化に伴ってお年寄りがスーパに買い物に行くのは大変だが、お年寄りの載せてスーパまで運ぶよりも、商品を載せて巡回する方が効率的ではないだろうか。
(出典:http://kitchencar.biz/start-a-food-truck-01/

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今日の妄想はこれぐらいにしておきます(笑)。以上

相関関係と因果関係は違う(笑)

相関関係と因果関係の違い
例えば学力と体力の関係、携帯電話やスマホの利用時間と学力との関係。一方が増加すると他方も増加(もしくは減少)する状態で関係がありそうな状態が相関関係である。一方、因果関係とはAが増加すると、それが原因となってBが増加(もしくは減少)するという関係である。

 

スマホの利用時間が増えると学力が低下
文科省の調査データによるとスマホを30分未満など節度を持って使う生徒の学力は全く使わない子供の学力よりも若干高いという結果が出ている。では、スマホを使えば使うほど学力が上がるのかというと、やはりそんなことはなく、利用時間が1時間増加すると、国語で2点、数学で3点、綺麗に下がっている。やはり節度を持った使い方が重要だ。

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スマホの利用時間を短くすると学力は上がるのか?
これを聞いた保護者は、やはり利用時間は制限すべきだ!利用時間を短くすれば学力が上がるんだと理解しがちだ。これは本当だろうか?答えは残念ながらノーだ。スマホの利用時間を短くしても、勉強時間が増えなければ学力が上がるわけがない。
子供自身が勉強する楽しみや学習欲を持つこと、将来の夢を持つこと、なりたい将来像を持ちそれに向かって頑張ること。そう言った動機付けが必要であり、動機付けされた子供たちが意欲を持って勉強することで、結果としてスマホの利用時間が減少するという構図が正しいのではないだろうか。

 

課題解決型と目的志向型
これはリーダシップ論だが、リーダには課題解決型と目的志向型の2つのタイプがあるという(出典:http://www.id.nri.co.jp/concept.html)。前者の課題解決型は問題が解決した時点で思考が停止する。一方、目的思考型はやりたいことがあるので、未来思考で継続的にチャレンジするという。

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ルールを決めることは悪ではない
何か問題が起きた時に、その原因を究明して、対策を講じる。例えば、スマホを使ってはいけない。LINEを利用してはいけない。利用時間は1時間までと言ったルールを決める。これは悪ではない。しかし、ルールを決めるとそのルールを守ろうとすると同時に、ルールを守れない行動を隠そうとする。見つからないようにしようとする。もしくはルールを守らないために問題が生じた状態を報告したり、相談することができにくくなる。その結果、問題が潜在化して、複雑になり、より深刻になる。

 

ハインリッヒの法則
重大な問題が発生した場合には、なぜ起きたのか?どうすれば良いのかと対策を練ってルールを決める。でも、ハインリッヒの法則によれば、重大な事故が起きる場合には、軽微な事故が29件発生している。さらには300件のヒヤリハットが起きている。問題は、重大な事故が発生したことではなく、軽微な事故や、ヒヤリハットに対して適切な対策を講じなかったこと。さらに言えば、そのようなことが発生していることに気づかなかったことが最大の問題だと言う。

 

見守る・相談しやすい環境を作る
問題が起きないように対策やルールを決めることは悪ではない。しかし、もっと大切なことは軽微な事故やヒヤリハットが起きていないかをよく見守ること。そして、そんなちょっとドキッとしたことを共有し、どうすれば良いのかを当事者と一緒に考えること。そして、それを関係者で共有すること。大騒ぎするのではなく、静かに見守り、教訓を共有し、同じ過ちを繰り返さないこと。これが大切なのではないか。

 

VRは普及期に向かうのだろうか

ガートナー社のハイプ曲線
ハイプ曲線とは、米コンサル会社のガートナーが商品を黎明期、流行期、幻滅期、回復期、安定期の5つのフェーズに分けて、イノベーションがどのフェーズに入るかを示すもの。例えば、2015年版ではVR技術が幻滅期後期だが、2016年版と2017年版では回復期に遷移している。

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VRとARの違い
VRは仮想現実。一般にはゴーグルなどのデバイスから見える世界を仮想現実と呼んでいる。ARは拡張現実でポケモンGOの世界だ。現実世界の上で仮想的なイメージを重ね合わせる。VRではヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着する方法が一般的だが、ARはHMDを必須としない。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
最近では、スマホダンボールで出来た簡単なHMDキットに差し込んで利用するものもできている。これなら千円程度でVRを楽しめる。スマホベースのHMDは現状では、片目で1K程度だが、HMDによるVRのニーズが高まれば、これが4Kや8Kに性能アップするのは時間の問題だろう。

 

16KのHMDも夢ではない
東京オリンピックの時には4K/8K放送を視聴できるように放送設備のインフラ投資が進められているが、これを16Kにするのは簡単ではない。しかし、スマホのディスプレイを16K対応にするのは端末デバイスの性能とコストのバランスの問題だけだ。HMDによるVRのニーズが高まればより臨場感のある16Kデバイスが意外と早期に実用化されるのではないだろうか。

キラーコンテンツはなんだろう
VRが普及するには、是非ともVRを楽しみたいという強い欲望を掻き立てるコンテンツが必要だ。過去のVTRやDVDなどのメディア戦略を振り返ると初期のブレイクはいずれもエロ系コンテンツだった。これが良いのかどうかは別にして、VRがブレイクするかどうかはやはりここにあるのだろう。すでにコンテンツは充実しつつあるようだ(笑)。

 

3Dの本格利用
HMDによるVRの視聴は3Dが前提だ。これまで家庭のテレビや映画で3Dの普及がチャレンジされ、なかなか本格普及しなかったが、VRは3Dをいとも簡単に実現したしまった。ただ、大勢で同じ映像を見て感動するというマスメディアの世界から一人ひとりが独自の映像を見て楽しむというパーソナルメディアの世界に突入するということなのだろう。

 

健康上の問題
テレビが普及した頃には、テレビから3m離れてみなさいと注意されたものだ。でも、HMDではスマホの画面が目の前にある。これって目に悪くないのだろうか?当然、長時間の視聴は目に良いわけがない。ただ、例えば、山頂からの景色のような映像を見ると視力回復に効果が出るのではないかという期待がある。どうだろう。

視力矯正ディスプレイ
ネットで調べてみると、少し古いニュースだが、視力矯正ディスプレイを開発したという報道があった(http://karapaia.com/archives/52174578.html)。視力の悪い人も裸眼で見えたり、視力を矯正したりできるようだ。まだまだ開発途上の技術だが、将来に期待したい。

 

カメラ内蔵のHMD
HMDが進化すると、HMDから現実世界の映像を見たいというニーズが出てくる。そのためにはカメラ内蔵のHMDが必要だ。ネットで調べてみると、戦闘機のパイロット用が開発されていた(http://japanese.engadget.com/2014/07/18/hmd-striker-ii/)。暗闇でも暗視カメラで撮影した映像を確認できるので夜間でも安全に飛行できるという。

 

街角でのHMD利用
iphoneが日本で最初に発売されたのが2008年なので、10年前にiphoneを街中で操作している人はほぼ皆無。平野ノラさんがギャグで使っているショルダーフォンが発売されたのが1985年なので30年前に街中で歩きながら通話していた人はほぼ皆無。同じように現在、街中でHMDをつけて歩くような危ない人はほぼ皆無。でも、10年後、30年後はどうだろう?

 

今後1年以内にHMDを15%が購入予定

昨年10月に実施されたインターネット調査会社による調査によると、約15%が今後1年以内にHMDを購入する(https://www.videoi.co.jp/release/20161013.html)という。

 

キャズムの理論
この15%という数字は実に興味深い。キャズムの理論によるとイノベーターと呼ばれる人は約2.5%であり、いわゆる新しいものに飛びつくセグメントだ。その次がアーリーアダプター(13.5%)と呼ばれるセグメントでここまでは欠点よりも利点を重視するので多少問題はあっても人より早く使うことに価値観を持つ人たちの間で使われる。しかし、その先のアーリーマジョリティやレイトマジョリティに普及するには先駆者が指摘した問題点を解決することが条件となる。つまり、利点は理解しても欠点があると購入しないというセグメントだ(http://naruhiko1111.com/1670.html)。

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2016年はVR元年
VRが普及する条件は揃いつつあるが、専用HMDスマホ活用型のHMDのどちらが主導権を握るのだろうか。いずれにせよ、一部マニア向けのコンテンツだけではなく、広く国民が楽しめるような健在なコンテンツの開発と利用が可能となることがポイントとなるだろう。

 

 

 

 

 

究極のコールドチェーンは見込み配達方式かも。

コールドチェーン
生鮮食品や医薬品などを生産者(地)から消費者(地)までの全過程で途切れることなく、低温を保つ物流方式をコールドチェーンと呼ぶ。例えば、マグロであれば、マグロ漁船がマグロを釣り上げたらすぐに冷凍し、冷凍したまま卸市場(一部常温エリアあり)で売買されて、スーパー等に卸されて家庭の食卓に届く。

 

消費者(地)とは
現在のコールドチェーンで消費者とはスーパーの店頭までが多いが、低温のまま家庭まで配達すれば家庭が消費者となる。でも、配達されてすぐに調理するわけではないので、各家庭の冷蔵庫の冷凍室に格納されるまで冷凍されていれば完璧だろう。

 

再配達率は20%
クール宅急便は便利だが、配達されるドライバーは大変だ。日時指定されていても再配達は一般には20%に達するという。再配達の依頼はすぐに来て欲しいというのが定番だが、それも難しく約束した時間に配達してもまた不在だと荷物を投げ出したくなる気持ちもわからんでもない。

 

宅配便受け取りボックス
宅配便の再配達を減らすには受け取りボックスが有効だ。パナソニックの実験では受け取りボックスを導入すると再配達率が49%から8%に減少したという。でも、通常の受け取りボックスは常温前提であり、冷凍品は考慮されていない。

 

家庭からのゴミの約半分は包装
体積比では約54%、重量比では約23%が包装によるという。包装をいかに減らすかは社会的な問題でもある。

 

配送ロボットは可能か
国内だけでなく、海外でも配送ロボットは検討されている。でも、現状では自動運転やリモート運行操作を前提にしているものだ。先の究極のコールドチェーンの配送先である冷蔵庫の冷凍スペースまで運ぶことはかなり技術的にハードルが高い。

 

初めてのお使い
子供なら3歳児ぐらいでも頑張れば一人でお使いができる。でも、現在のロボット技術を持ってしても、買い物リストを渡して、スーパーまで行って、買い物して、戻ってきて、冷蔵庫にしまうまでをさせることはかなり厳しいだろう。

 

実現方法
現在の人間を前提にしたシステムにおいて、お使いロボットを開発するのではなく、お使いロボットが機能するような社会インフラを並行して整備することが必要なのかもしれない。つまり送り手のロボットと受け手のロボットが共同して作業することでお使いロボットは完成する。

 

ドローンの活用
例えば、ドローンが送り手の場合に、どのような受け手があればいいのだろうか。ドローンからの荷物を受けて、冷凍スペースに運ぶ。もしくは棚に並べる。そんな機能を持つ仕組みを例えばベランダのスペースに用意することができれば、自動配達も現実味を帯びてくるのではないだろうか。ただし、現在の法律では市街地でドローンを飛ばすことには制限があるので、規制緩和とそれを実現する安全確認が必要だ。

 

通信機能は必須
その場合にも、やはり受け取れるものや運べるものの条件が送り手と受け手で合意できる必要がある。いわゆるハンドシェイクのような処理だ。送り手も受け手も可能と確認できたら、その前提条件に従って、配達して、受け取る。利用者や購入者に報告する。これをサポートするのはやはり通信技術だろう。

 

未来の受け取りボックス
例えば、使用環境として、マンションの標準的なベランダのスペースに設置し、常温での受け取りと、冷凍での受け取りが可能。大きさは、ピザボックスレベル。ドローン型の配達ロボットと通信して、荷物を受け取り、指定した棚に保存する。少なくとも、マンションのセキュリティを通過し、階段かエレベータで所定の階まで行って、ドアの鍵を開けて、ドアを開けて、冷蔵庫を見つけて、そこに格納するという気の遠くなるような処理に比べるとシンプルだ。

 

費用は?
仕組みによるがいくらでできるのだろう。冷凍保存でなければ構造も簡単だが、冷凍機能を有するとなると、冷蔵庫なので、やはり数万円は必要だろう。まずは常温前提で開発して、冷凍機能はその後というのが現実的かもしれないが、究極のコールドチェーンを実現するには、やはりこの機能は外せない。う〜ん。なかなか難しい問題だ。

  

豆腐売り
自分が幼少の頃は、豆腐屋さんが住宅地を回って、主婦から声がかかったら、ボールにハイと豆腐を移していた。自分も母親から頼まれて買いに行ったこともある。配送ロボットと受け取りロボットが高度化したら、こんなことが可能になるのかもしれない。

 

注文する前に配達
アマゾンは注文を予測して、注文が来る前に配送センターに荷物を運んでおいて、注文が来たらすぐに配達するという仕組みを検討しているという。でも、そんなことは実は、前述の豆腐売りもやっていたことだ。

 

個別生産と見込み生産
生産方式には、注文を受けてから製造する個別生産方式と、注文を予測して事前に生産して販売する見込み生産方式がある。現在の配達はいわば個別の注文を受けてから配達する個別受注配達方式だ。でも、前述の豆腐売りのように、あらかじめ需要を予測して、必要量を保持し、注文が来たらすぐに渡す見込み配達方式があっても良いのかもしれない。

 

再配達は構造的にゼロ
見込み配達方式の場合には、配達者と受取者のニーズが一致することが前提条件なので、必然的に再配達はありえない。リアルタイムにニーズが合致したらはいどうぞという仕組みだ。

 

今後の検討課題
規制緩和の問題:ドローンの飛行、配達
・技術的な問題:必要な処理を安全・確実に実施可能かどうか。
マーケティング的問題:費用、効用、市場、納期、などなど

 

最後に
当面は夢物語かもしれないが、10年後には個宅への配達が普通になっているのかも。それを実現する可能性が一番高いのはやはりアマゾンだろう。誰も着手しなければライフワークとして検討してみるか(笑)。 

安心安全は英語でなんというのだろう。

安心安全
日本語では、安心と安全をセットにして、安心安全という。しかし、安心と安全は意味することが違う。

 

安全
技術的には、まずこちらの安全が重要である。客観的な事実が具体的な基準に基づいて合格レベル(安全)なのかどうかで論理的に判断することができる。豊洲の問題でも、水質基準に合格しているとか、していないとかはこの安全の問題だ。

 

安心
一方、安心は気持ちの問題である。先の豊洲の問題で言えば、消費者が、都民が、安心できるかどうか。これは心理的、精神的な問題であり、より主観的ものだ。

 

安全を英語でどう言うか?
一般には、Safetyとか、Securityという。Safetyとはそもそもは大切なものを守ると言う意味がある。一方、SecurityはSe(離れていても)+Cure(心配いらない)という意味がある。安心安全をSafety and Securityと訳す場合も多いが、これは正しいのだろうか。

 

安心を英語でどう言うか?
これが難しい。安心するという動詞ならfeel easy.とか、feel a better.とか、feel secureと言った心理描写になる。easeとかrelaxとか言った名詞はちょっとニュアンスがずれる気がする。assuranceは保証するという意味だが、人は誰かに保証してもらうことで安心するのかもしれない。先の豊洲の問題であれば、誰か信頼できる人が大丈夫ですと宣言すれば都民は安心したのかもしれない。

 

安心安全を英語でなんというか?
多分、一般的にはSecurity and Safetyと言えばまあ無難なのだろう。easeとかrelaxとか、assuranceとかを使ってもなんとなく変な英語になる。そもそも論理的な欧米人は客観的な安全と精神的な安心を一つの言葉にはしないのかもしれない。

MoSCoW分析とは

要求と要件の摺り合わせ
ユーザの要求に基づいて、システムを開発する場合には、ユーザの要求(願望)と実際のシステム化で実現すべき要件(現実)を摺り合わせする必要がある。

 

要求とは
要求とはシステム化により実現したいこと。

 

要件とは
要件とはシステム化すべき処理項目

 

要求と要件
技術的検討を行う場合には、ユーザの要求に基づいてシステム要件をまとめ上げることになる。つまり、ユーザの声(=要求)をヒアリングした上で、優先順位を決め、前提条件や制約条件を考慮して、要件(=仕様)を決める。

 

MoSCoW分析
その中でも優先順位を決める部分が最も難しいが、それを明確にする手法にMoSCoW分析というものがある。つまり、次の4つのレベルに分けて考える。

 1)M=Must(必須)、優先度が最も高いもの。
 2)S=Should(推奨)、優先度が高いもの。
 3)C=Could(可能)、優先度が低いもの。
 4)W=Would(先送り)、将来に持ち越し。

 

まとめ
Must、Should、Could、Wouldのニュアンスの違いもこのように列挙すると良く理解できる。英会話の中でCouldとかWouldとか言われたら優先度が低く、可能性も低いということなんだ(涙)。

 

ベンダーから、It is possible!と言われ、Are you sure? Can you promise? Do you garantee it?とまくし立てると、大抵は肩をすくめられてNo!となる。

 

日本語でも英語でもコミュニケーションは簡単ではないが、そのニュアンスを正しく理解することは本当に難しい。